『寸胴鍋の秘密』
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板門店ツアー
2007年05月04日 (金) 14:55 * 編集
今回の韓国旅行の目的は、3つあった。
一番目は、韓国における寸胴鍋の研究。これは既に報告した。
二番目が、大長今。これは、連れの意向であり、人気ドラマ、チャングムの撮影現場である。
三番目が、板門店ツアーであった。テレビ報道等ではよく目にするが、自分の目で確かめたかった。

現地での3日目、5月2日午前10時、ロッテホテルをバス二台で出発した。ドイツ人と思われる6名ほどの白人と60名くらいの日本人のツアーとなった。
車中、流暢な日本語を話す韓国人女性のツアーガイドの説明に聞き入る。
第二次世界大戦から朝鮮戦争、板門店が設定された背景、ここで起きた過去の事件などである。
板門店ツアーには、数社が企画しているが、寸胴鍋が選択したのは、「脱北者と行く板門店ツアー」。文字通り、北朝鮮から脱北して来た40代の女性もガイドとして同乗していた。

最初に着いたのは、統一展望台。


展望台の入り口。
tenbou2.jpg

建物の中には、北朝鮮のトップの写真や教室などが再現されている。それらを材料に、脱北してきた女性ガイドが北朝鮮での暮らしを紹介してくれた。
建物の上階には展望台があり、北朝鮮の一角が見渡せる。
当日は曇りではっきりしなかったが、建物も確認できた。


窓の外に見える北朝鮮。曇っててよく分からんが・・・。
tenbou.jpg


バスに乗った当初から、ツアーガイドが今回のツアーの守りごとを何度も客に説いてきたが、改めて、説明したのは、統一展望台を出発してからだった。
板門店では、指を指してはいけない、酒を飲んではいけない、走ってはいけない、ジーンズは駄目だ、持ち込めるのはカメラと双眼鏡(パスポートさえ持ち込めない)、写真撮影は私の指示に従って欲しいなどなど。
皆さんの一人でもこれらを逸脱すれば、ツアーはその場で中止となる(ジーンズをはいた人のために、ツアー会社では替えのズボンを用意しているという)。
皆さんが私の言うことを守ってくれれば、今日は銃撃戦はないだろうなどと恐ろしい注意をする。
私の前の席のオバサンは、「緊張してきたわ」と仲間と話していたが、皆を代弁していた。

目指すJSAに着くまで、警備兵による2度の検閲が入る。
機関銃を肩にした兵士が一人、バスに乗り込んできて、パスポートチェックが行われる。
兵士に向かって挨拶をしてくださいとツアーガイドは言うが、「アンニョン…」も思わず、か細く震えてしまう。
検閲のあと、民間のバスから、国連軍のバスに乗り換えて、ボニファス・キャンプへ行く。ここでスライドによる説明が行われたが、寸胴鍋は不覚にも、居眠りをしてしまい覚えていない。
その後、宣誓書にサインをする。
ここで何があっても、責任は誰にも問わないというものだ。
黙ってサインをする。

再度、国連軍のバスに乗り、いよいよ、JSAへ。
JSAとは、join security areaの略で、国連軍と北朝鮮軍の共同警備区域の意味である。
二列になって、まず大きな建物(展望台)に入る。
そこを抜けると、よく目にした風景がある。
軍事停戦委員会の会議室である。
その向こうには、北朝鮮側の板門閣が見える。
北朝鮮兵士が双眼鏡でこちらを見ている。

会議室の中に入り、ガイドの説明を聞き入る。
建物の中ほどにテーブルがあり、その中間が国境になるという。
その時、寸胴鍋は北朝鮮側で説明を聞いていたことになる。

ここでは、撮影が許された。


テーブルの中央が国境。
20070504154609.jpg

会議室の窓から見える高さ10センチの境界線。土の方が北朝鮮側。
20070504151841.jpg

北朝鮮側に咲いていた花。
20070504151824.jpg


会議室を出て、改めて展望台から、軍事停戦委員会の会議室を見る。
ここでは撮影はできないのだが、白人の警備兵が「かまわない」というので、バチバチ撮った。


よく見る絵である。扉の開いているのが会議室。向こうに見えるのが、北朝鮮の板門閣。撮影したとき、北朝鮮兵は姿を消していた。
jsa2.jpg

建物から半身を出して監視する兵士。
jsa4.jpg

右側の建物は北朝鮮のもの。窓から兵士が監視している。
jsa3.jpg


その後、第五哺所という高台に移動し、北朝鮮の国旗掲揚台や帰らざる橋、ポプラ事件の碑などを見る。

北朝鮮の国旗塔。
flag.jpg

帰らざる橋。
bridge.jpg

ポプラ事件の碑。
popura.jpg


その後、ボニファス・キャンプに戻り、そこにある土産屋に寄る。
Tシャツやら絵葉書など、皆さん、結構買い物をしていた。

ナンタを楽しみ、焼肉に舌鼓を打ったソウルの街からたった60キロにある冷酷な現実であった。
韓国旅行に行かれるなら、ぜひ、お勧めする。



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