『寸胴鍋の秘密』
Top | RSS | Admin
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- * 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
着信音に見る日本人
2006年09月04日 (月) 22:02 * 編集
着信音の機能とは何か。
携帯電話を持つ人に着信を知らせることである。
それだけである。
他人に、「私はこんな着信音を使っているのだ」「かわいい?」などと知らせる意味はまったくない。


プロ野球の楽天は4日、球団公式携帯サイト「楽天イーグルスモバイル」の有料会員向けに、野村克也監督のコメントを着信音としてダウンロードできるサービスを開始したと発表した。「ナイスショット!」「ぼちぼちでんな」「野球ってのは分からんもんだなぁ」といった同監督の特徴的な声が携帯から流れる。
このサービスではまた、過去の記者会見などで出た野村監督の語録もテキスト形式で紹介。監督直筆の文言、スナップ写真も、待ち受け画面用として配信する予定だ。
同会員への加入は、月額税込み315円。
球団は「野村監督の魅力をより身近に感じてもらいたい」と説明。球界最年長監督の代名詞でもある「ぼやき」は、優良コンテンツへと育つか。(時事通信)

会議の最中、「笑点」のテーマ曲が流れたり、電車の中に昔の電話機のリーンリーンというような着信音が流れたりするのは、どういう神経か。
着信音は、コールがあったことを静かに持ち主にのみ教えてくれれば良いのだ。
わざわざ人の耳に聞かせることはないし、ひけらかすべきことでもない。

野村監督のぼやきが着信音になるだと!
こんなものはノイズでしかない。
会議や電車の中で聞きたくない。
会議でボコボコにされているとき、誰かの携帯から「ぼちぼちでんな」なんて音が聞こえてきたらどうだ。こらえていた悔し涙が溢れてしまうではないか。
電車の中で外を見ながらも、頭の中で明日の会議での資料説明を反芻しているとき、「ぼちぼちでんな」なんて聞こえてきたらどうだ。せっかく、頭に入りかけた文章達が「サヨナラ」しそうではないか。

今、日本人は騒音の中にいないと不安になってしまうかのようだ。
静かな時間の中で静かに考えることを忘れてしまった(沈思黙考、なんとも響きの良い言葉だ)。
また、良いことか、悪いことか、日本人は多勢に倣うことが一つの特性なので、結局は、皆同じような生活と志向になってしまった。
この問題には、日本人全体の精神年齢が低下していることと、一人ひとりが自分に誇りを持てていないことが、その底辺にあると思う。

おっと、私の携帯にも着信だ。

♪チャッチャッチャチャチャッチャッ、ニサンカマンガン!♪

お前の着信音は何かって?
聞かないでもらいたい。
悲しいことか、嬉しいことか、私だって日本人なのだ。



banner_02.gif
Comment

・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
Secret 管理者にだけ表示を許可する
 

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://bunn.blog9.fc2.com/tb.php/591-0bc5c597
・この記事へのトラックバック
* Top *