『寸胴鍋の秘密』
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「お助けナイト」の登場
2006年08月27日 (日) 13:24 * 編集
王子製紙の北越製紙に対するTOBは、結局、成立しないことになりそうだ。

製紙業界最大手の王子製紙は27日、9月4日が期限の北越製紙の株式公開買い付け(TOB)が成立しなかった場合、再び北越との経営統合に乗り出さず、単独路線を軸に経営戦略を練り直す方針を明らかにした。事実上、北越買収を断念することになる。
王子の幹部は同日、TOBの成立について「50%超の取得は厳しい情勢」との認識を示した。TOBで地元金融機関ら大株主の北越支持が覆ることはないとみて、取得目標の引き下げなどの条件変更は見送る考えで、株主らには今月末ごろに伝える見通し。
王子は北越の筆頭株主の三菱商事(24・4%)と協力関係を築き、北越の経営に一定の支配力を行使する道がないか模索してきた。しかし、三菱商事側が王子との交渉のテーブルにつく意向を示していないため、それも難しいとみている。(読売新聞)

北越製紙の買収防衛策は発動されないまま、終結しそうだ。
事前警告型の買収防衛策が、実際に機能するかどうかは、今後の事例を待つことになった。

今回、王子製紙は買収に失敗するだろうが、その理由としては、日本製紙が北越株の10%近くを買ったことが大きかった。
今までの教科書であれば、日本製紙はホワイトナイトとしての役割を演じるはずであったが、そこまでの買占めはしなかった。
ホワイトナイトっぽいところに助けられたと言えよう。

では、今回のTOBは、今後の企業買収防衛策にどんな影響を与えるのか。
現在、日本では業務提携等の表立った理由がないと企業間での株の持ち合いは難しく、安定株主対策には限度もある。
このような環境下、TOBを仕掛けられた際に、今回の日本製紙のようなホワイトナイトっぽい役割を果たすことを企業間で申し合わせておくといった新たな買収防衛策ができたのではないか。
「お助けナイト」とでも呼ぶべきか。
ホワイトナイトもTOBであるから、自主独立の路線を歩もうとする企業にとっては、相手が変わるだけで、脅威であることには違いない。
今回のTOBをきっかけに、日本の企業において、表向きは事前警告型の買収防衛策の導入がさらに進むと共に、裏側で、この「お助けナイト」、結構、流行ってくるかもしれない。



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