『寸胴鍋の秘密』
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海の中道大橋転落事故の続報
2006年08月27日 (日) 10:09 * 編集
昨日の当ブログで、次のように書いた。

こうも簡単にガードレールを壊し、橋から転落してしまうのか。
高さ15メートルを走る橋に設けられたガードレールだ、車が転落しないことが第一義になろう。 
設計の段階でも、それなりの条件設定の基に作られているはず。
設計条件以上の衝撃度だったのだろうか。
交通量が多く、転落等の危険度が高い場所に設けるガードレールの設置については、現状以上の特別な配慮が必要ではないか。

寸胴鍋の疑問に対して、本日、読売新聞が解明してくれた。


福岡市東区の海の中道大橋で25日夜、一家5人の乗った車が追突されて海に転落、子供3人が水死した事故で、車が突き破った欄干は、歩行者の転落防止を想定した歩行者用の防護柵だった。
このため、車両用として設計された反対車線側の防護柵とは、強度が大きく異なっていた。
国土交通省の防護柵の設置基準によると、歩道がある場合、橋の歩行者用は、歩行者の転落防止を目的に、幅1メートルに対し、250キロまでの力と、縦1メートルに100キロまでの力が加わっても耐えられる設計にするよう定められている。一方、車両用は、歩行者用と比べ、頑丈な構造になっている。
市港湾局は「20センチの段差と幅4メートルの歩道があれば、車両の衝撃を吸収するはず。今回は想定外の力が加わったとしか思えない」と分析した。(読売新聞)

歩道側に設置されていた防護柵は、なんと歩行者用だった。
素人目で、脆弱に見えたのは正しかった。
市当局の発言から判断すると、設計者は、歩道と車道の間の20センチの段差があれば車は乗り越えることはないだろうと見ていたことになる。
しかし、実際は違っていた。

同様に、昨日の読売新聞(抜粋)である。


調べによると、事故は25日午後10時50分ごろ発生。走行中の大上さんのRV車(レジャー用多目的車)右後部に、今林容疑者の車の左前部が衝突。車高が高い大上さんの車に、車高の低い今林容疑者の車が潜り込んだ形になり、大上さんの車は浮き上がって左前方に押し出された。車道左の歩道を乗りこえ、欄干を突き破り博多湾に転落した。現場検証の結果、現場には、今林容疑者の車がブレーキをかけたときにできるタイヤ痕は残されていなかった。今林容疑者は「当時、時速80キロは出ていたと思う」と供述している。

小型乗用車のタイヤであれば、通常15インチとか16インチの大きさであろう。事故にあったRV車のタイヤは、それ以上だと思う。タイヤが大きければ大きいほど、段差を乗り越える可能性は高くなる。
さらに、後方からの衝突で車の右後方から突き上げられるような形で、大きな力が加わり、車の制御ができなくなり、歩道に乗り上げてしまったようだ。

設計する際に、どこまで想像力を働かせるかがキーだ。
そもそも、人間は物事を安全な方向に考えるくせがあると聞いた。
経済的制約もあるのだろうが、「もしも、こんなことが起きたらどうなるか」と想像たくましく被害想定をして基本設計をすること、これも今回の事故の教訓としなくてはならない。




昨日のブログで容疑者の乗っていた車種をベンツと書きましたが、クラウンマジェスタの間違いでした。W140さん、ご指摘ありがとうございます。

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