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『寸胴鍋の秘密』
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日本サッカーの悲劇
2006年08月17日 (木) 22:36 * 編集
日本サッカー協会の川淵三郎会長は、W杯で1次リーグ敗退した翌日、自らの責任を問われて、「世界中を見ても、監督が辞めるからといって、会長は辞める国はない。前例をつくりたくない。僕には、まだやるべきことがある」と言っていた。
彼のやるべきこととは、何か。


日本サッカー協会の川淵三郎会長が17日、ロイターとのインタビューに応じ、FIFAワールドカップ(W杯)ドイツ大会前にジーコ前監督を解任する考えがあったことを明らかにした。
日本は、W杯1次リーグF組で1分け2敗で敗退、ジーコ前監督は、契約満了となるW杯後に退任した。
川淵会長は、日本代表がアジア予選で苦戦する中、ジーコ前監督を交代させることを考えたが、W杯出場が決定したので解任する理由がなくなった、と話した。
また、ジーコ前監督が、鹿島アントラーズでテクニカル・ディレクターを務めていた際には細かい指導を行っていたが、日本代表の指導に関しては傍観的なアプローチをとり、チーム内には方向性が不明瞭になっていた選手もいたことを認めた。(ロイター)

この川淵という男、賢くない。
前回のオシム監督就任のお間抜けな失言といい、今回の発言といい、なんとお馬鹿さんなことだろう。
なぜ今頃、サッカー協会の会長がジーコ監督の解任の可能性があったことを発言する必要があるのか。
どういう意図があるのか。
そもそも誰に対して発言しているのか。
一次リーグ敗退の理由をすべてジーコに求めているような気がしてしょうがない。

彼が言うように「日本代表の指導に関しては傍観的なアプローチをとり、チーム内には方向性が不明瞭になっていた選手もいた」というなら、会長として何かアクションを取ったのか。
川淵という男、自分のポジションを分かっていない。
一次リーグ敗退の理由の一つに会長の綱とりの不味さはなかったのかと言いたい。
一体、サッカー協会の会長が為すべきこととは、終わったことをクヨクヨグズグス言うことではなく、それらの反省を踏まえて、今後どうすべきかの大きな方向性を示すことであろう。

川淵会長は、今回の発言で暗にオシム監督を選択した理由を披露したつもりだろうか。
オシム監督に対する声援のつもりだろうか。
とんでもない。
会長のこの発言を耳にして、オシム監督は失笑しながら大きく首をかしげるだろう。
「これから俺もくだらぬ些細なことで苦労させられるなあ」と思うはずだ。

川淵監督のやるべきこととは、監督と一緒に会長が辞める前例を作ることではなかったか。



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インタビュー:ジーコの解任、W杯前に考えた=川淵会長 2006年8月17日(木) 19時8分 ロイター [東京 17日 ロイター] 日本サッカー協会の川淵三郎会長が17日、ロイターとのインタビューに応じ、FIFAワールドカップ(W杯)ドイツ大会前にジーコ前監督を解任す
昨日書こうと思ってたんだけど、カイトのリバプール移籍ネタに舞い上がってしまい忘れてました。川淵氏は最近ロイターのインタビューに答え、その中で日本代表がアジア予選で苦戦する中、ジーコ前監督を交代させることを考えたが、W杯出場が決定したので解任する理由がなく
2006/08/19(土) 12:07:35 * 3?歳のつぶやき....
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