『寸胴鍋の秘密』
Top | RSS | Admin
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- * 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
王子のTOB、どぶ板戦術へ
2006年08月07日 (月) 22:37 * 編集
今日、北越製紙株式の三菱商事への第三者割当増資が行われた。
日本製紙グループの北越株の購入もあって、王子製紙は土俵際に追い詰められた。
そこで、王子の採った戦術は、どぶ板作戦だ。


王子製紙は7日、北越製紙の第三者割当増資の実施で、北越に対する株式公開買い付け(TOB)の成立が微妙な情勢になったことを受け、北越の個人株主に対しても文書でTOBへの賛同を個別に求める方針を明らかにした。これに対し北越は週内に三輪正明社長が、主力工場のある新潟市を訪れ、株主の地元金融機関などを回り、TOBに応じないよう要請する予定で、王子と北越の攻防は一段と激しさを増してきた。
王子は、TOB表明後、鈴木正一郎会長と篠田和久社長の両トップが北越の大株主を訪問し、北越との経営統合の効果やTOBに応じるメリットの説明を続けている。さらに個人株主にも文書でTOBへの賛同を求めるため、株主名簿の閲覧を北越に要請。北越が拒否したため仮処分など法的措置も検討している。(共同通信)

王子のどぶ板戦術であるが、すでに北越側では同様の趣旨の取組みは展開済みだと思う。
したがって、あまり効果はないだろう。
また、303億円の第三者割当増資が完了し、北越株を24%強保有することになった三菱商事も、改めてTOBには乗らないことを表明した。

そんなあんなで、今回のTOBについては、ほぼ先が見えた。

今後、王子は、どう出るのか。
800円に設定したTOB価格を860円、さらには900円とつり上げる手はあるが、どうだろう。
ここまで混乱させて、王子の株主に対して説明がつくだろうか。
では、王子はあきらめるのか。
これはないだろう。ここまで周到に準備してきたのに、50%超支配は難しくなったので、TOBはしませんとは言えない。
策として考えられるのは、保有比率を下げたTOBの展開ではないか。
王子は、経営統合を目指して、取得後の保有比率を50%超としてきたが、これは難しそうだ。
しかし、株主を説得するために、北越との相乗効果で描いた未来像も持ち出したこともある。
従って、ここでの一気の経営統合は放棄するにしても、三菱商事や日本製紙グループを牽制しつつ、今後も、北越に対する影響力を保持するために、20%弱程度の保有を目指すのではないか。

いずれにしても、今回のTOBは、日本に本格的なM&A劇の開幕を告げたなぁなんて思っていたら、次のニュースが入電してきた。


紳士服販売2位のAOKIホールディングスは7日、紳士服チェーンのフタタに対し経営統合を提案したと発表した。8月下旬から約1カ月間、TOB(株式公開買い付け)を実施し完全子会社化する方針。フタタは業界4位のコナカが株式の約20%を握って資本・業務提携しており、大手2社の争奪戦に発展する可能性もある。(毎日新聞)

すでに開幕されていたようだ。


banner_02.gif
Comment

・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
Secret 管理者にだけ表示を許可する
 

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://bunn.blog9.fc2.com/tb.php/565-006a3d33
・この記事へのトラックバック
* Top *