『寸胴鍋の秘密』
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秘湯での事故
2005年12月29日 (木) 21:28 * 編集
あのにおいを嗅ぐと温泉地に来たなという気にさせるし、温泉卵を食べたくなる。
しかし、紛れもなく極めて有毒なガスである。


29日午後5時ごろ、秋田県湯沢市高松泥湯沢の泥湯温泉「奥山旅館」から「近くの駐車場付近で人が倒れている」と119番通報があった。消防隊員らが現場に駆けつけたところ、男女2人と男の子2人の計4人が倒れており、病院に運ばれた。4人は意識不明の重体。秋田県警湯沢署などは、温泉付近から発生する硫化水素ガスの中毒ではないかとみて調べている。
調べでは、4人は関東方面からの宿泊客で家族とみられる。駐車場内には硫化水素ガスが自然発生する場所が数カ所あり、雪のために滞留したガスを吸ったらしい。
奥山旅館は硫黄泉で、湯治場の風情を残す古くからの温泉街にある。同旅館では00年2月にも、硫化水素ガスを吸った従業員と宿泊客計21人が病院で手当てを受けていた。
専門家によると、同ガスは火山性のガスで、毒性が高い。低濃度ではにおいを感じるが、危険な高濃度になるとにおいを感じなくなるという。(毎日新聞)

泥湯温泉「奥山旅館」は、秘湯の一つらしい。
しかし、秘湯というのにホームページもあり、一年中営業しているという。
ところで、硫化水素ガスとは、温泉地に行くと、卵の腐ったような臭いがするが、あれだ。
ネットで調べると、次のようなページがあった。
硫化水素ガスの濃度(ppm) と生理作用の関係が書かれている。

1~2ppm・・・かすかに臭気を感じる。
3ppm・・・臭気(卵が腐ったような臭い)が著しい。
5~8ppm・・・ 非常に不快な臭気を感じる。
10ppm・・・許容濃度
50ppm・・・ 気道が刺激され,障害が起こる。
100ppm・・・ 臭気はあまり感じなくなる。5~8分ほどすると目・鼻・咽粘膜に強い痛みを感じ,暴露が長引けば激しい中毒になる。
800ppm・・・ 直ちに急性中毒を起こして失神、呼吸麻痺により即死する。

あのにおいを嗅いで温泉地に来たなという気にさせるのは、1~3ppm程度の濃度である。
今回の事故では、どの程度の濃度であったかは、今後明らかにされるだろうが、上記の分類からすれば、100ppm以上であったのだろう。

この家族は27日からここに泊まっていた。
そして、今日、母親と子ども2人が午後3時ごろから遊びに出掛け、午後5時になっても帰ってこないため父親と従業員らが捜していたが、助けに行った父親も倒れてしまった。

年の瀬、家族揃っての秘湯巡りが一転して、地獄になってしまった。



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