『寸胴鍋の秘密』
Top | RSS | Admin
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- * 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
毎日新聞の誤報
2005年12月29日 (木) 20:33 * 編集
紙面上は誤報という扱いであるが、社会的には誤報では済まなかったということか。

宮崎市で2月に発覚した殺人事件で、容疑者として誤って自分の写真を掲載され、精神的苦痛を受けたとして、宮崎市の30歳代の女性が28日、毎日新聞社に550万円の慰謝料を求める損害賠償請求訴訟を宮崎地裁に起こした。
原告側弁護士によると、毎日新聞西部本社は、2月13日付朝刊に容疑者の写真として女性が写った写真を誤って掲載。2日後の15日に「おわび」を掲載したが、女性は殺人事件の容疑者として社会的に認知されてしまい、勤務先を辞めざるを得なくなるなど精神的苦痛を受けた。
毎日新聞西部本社は「訴状が届いていないので、内容を検討した上で対応したい」としている。
原告側の山崎真一朗弁護士は「重大な誤報だ。賠償と女性への正式な謝罪、誤報原因の検証を同社に促すため、提訴に踏み切った」と話す。(共同)

そもそもの事件の概要は次の通りである。今年、2月に発覚した。

宮崎県警は11日、1999年に宮崎市の男性を殺害したとして、殺人の疑いで、被害者の実母の会社役員境嬌枝(58)=宮崎市丸山、元妻の店員池田由加(35)=愛知県大治町、無職鳥居典幸(39)=宮崎市糸原=の3容疑者を逮捕した。
殺されたのは職業不詳、境大介さん=当時(31)。30代の暴力団幹部の男も殺害に関与したとみて、殺人容疑で逮捕状を取り行方を追っている。
県警は同日、鳥居容疑者の自供に基づき、同市細江の山中にある養鶏場跡地を捜索、ビニールシートにくるまれて埋められていた、大介さんとみられる遺体を発見した。死体遺棄罪は3年の公訴時効が成立している。
調べでは、3人は共謀して99年8月ごろ、大介さんと嬌枝、池田両容疑者らが同居していた民家で、大介さんを殺害した疑い。(河北新報 2月11日)

誤報の顛末は、12月28日付の朝日新聞によると、次の通りだ。

毎日新聞西部本社発行の2月の朝刊社会面で、容疑者の1人が殺人の疑いで逮捕され、事件の背景を報じた記事とともに、被害者や容疑者の1人ら複数の人物が写った写真が掲載された。写真中央に写った原告の女性は被害者の親族だったが、別の容疑者と間違われて「容疑者」と表記され、顔がはっきり分かる形で掲載された。

上記記事から想像するに、使われた写真には、殺された夫とその母親が写り、写真中央には、殺された夫の親族である宮崎市の30歳代の女性が写っていたのだろう。
そして、キャプションで30歳代の女性を池田由加と表記してしまったのだろう。
毎日新聞西部本社は、2日後の15日に「おわび」を掲載したが、女性は、誤報により殺人事件の容疑者として社会的に認知されてしまったという。
毎日新聞のおわび文がどのようなものだったかが分からないが、女性が正式な謝罪や誤報原因の検証を求めていることからすると、それは形式的なものだったのだろう。

たった1葉の写真ではあるが、人生を変えてしまうこともある。
毎日新聞社には、彼女の人生を2月12日に戻す責任がある。
それが叶わないなら、少なくも誤報の原因だけでも明らかにすべきである。今後、同様のミスを犯さないために。



banner_02.gif
Comment

・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
Secret 管理者にだけ表示を許可する
 

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://bunn.blog9.fc2.com/tb.php/451-5a0d5916
・この記事へのトラックバック
* Top *