『寸胴鍋の秘密』
Top | RSS | Admin
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- * 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
アガリクスで消えたもの
2005年12月08日 (木) 22:50 * 編集
家で飼っている犬の体調が優れず、獣医大学でМRI検査した結果、鼻の部分に腫瘍らしきものがあることが分かった。医者は生体検査を待つとして断言はしなかったが、腫瘍であろう。
それは肥大を続けており、既に脳を圧迫していて、今後は、他の部位にも影響が出てくるだろうとのことだった。あと、3ヶ月から6ヶ月の命だと言われた。
全快は期待できず、延命策として次の3つを提示された。

1.手術を行う
2.薬の投与
3.放射線治療

但し、薬を投与しても鼻の腫瘍にはあまり効かないし、一番効果があると思われる手術をしても、余命は半年か1年に延びる程度とのことだった。
たかがペットであるが、延命できるならば、どんな方法でもいいから、講じてやりたいと思う。「溺れる者は藁をも掴む」の気持ちである。
ましてや、家族や友人が病魔に犯されたとしたら、この気持ちはもっと強いものになるだろう。


「がんが消えた」などとキノコの一種メシマコブの健康食品を宣伝、販売したとして、東京地検は7日、薬事法違反(承認前の医薬品広告など)の罪で、「史輝出版」(東京)役員で「ライブ出版」(同)社長木村真木容疑者(49)、健康食品販売会社「プレーン」社長村上良則容疑者(40)と両社を起訴した。
また、別のキノコのアガリクスの健康食品を宣伝、販売したとして同法違反罪で健康食品販売会社「オアシス」(山梨県笛吹市)の社長堀内信吾容疑者(32)と会社員沼沢浩明容疑者(43)、オアシスと発行元のノア出版(東京)を起訴した。
起訴状によると、木村被告らは2003年5~11月に出版した本で承認前医薬品「水溶性メシマコブV」を宣伝。堀内被告らは03年11月ごろ出版した本で同様に「生・発酵アガリクス」を宣伝した。いずれも無許可販売もしていた。ほかに逮捕された3人は処分保留で釈放した。(共同通信)

メシマコブをグーグルで検索すると、828,000件ヒットし、アガリクスに至っては1,890,000件もヒットする。
いくつかのホームページでアガリクスなるものを調べてみた。

アガリクスは、最近、新聞紙上及び雑誌等で「ガンをはじめ糖尿病、高血圧などの生活習慣病や難病を防ぐ食品」として大変な反響を呼んでいる。
アガリクス茸とは、キノコの一種である。キノコには人間の病気に対する免疫効果(自分の体が自然に治そうとする力)を高める「β-グルカン」と言う物質を含んでいる。アガリクスは、β-グルカンをより多く含んでいる。
β-グルカンは、外部から浸入してくるウイルスや異物を退治する体内の生態防御・免疫システムを活性化させる。直接的にガン細胞を攻撃するものではなく、リンパ球はじめとする免疫関連細胞を賦活させ、病原菌やガン細胞を消し去ってしまおうというものである。

「ふーん」てな感じで、実際に効用があるのかどうかは、よく分からない。
現時点では、アガリクスの効用について、人間を対象とした、信頼できる科学的データはまだないというのが正しい認識だろう。
しかし、先の「溺れる者は藁をも掴む」の気持ちになれば、少しでも効くという話があれば、興味を持つのが当然だ。
そこに付け込み、暴利をむさぼろうとする奴ら。まったく感心しない。

さらに感心しないのは、こいつらと間接的にタッグを組んで儲けている奴らだ。


がん患者の体験談と称した「バイブル本」で、アガリクスやメシマコブの加工商品を広告していた薬事法違反事件で、警視庁は7日、この書籍の新聞広告を掲載していた朝日新聞など全国の新聞社40社と日本新聞協会、新聞広告審査協会に、広告の厳正審査を求める要請書を郵送した。
東京地検は同日、本を出版していた「史輝出版」の役員ら4人を同法違反の罪で起訴した。一連の事件で起訴されたのは計6人になった。
警視庁の調べに、役員らは「新聞に広告を載せると反響が大きく、商品の売り上げが伸びた」などと供述。史輝出版などは、書籍4冊の宣伝のため、01年以降の約3年で約6億円を新聞広告費にあてて、約40億円を売り上げていたという。(asahi.com)

「間接的にタッグを組んでいるなんてひどい、俺達こそ騙されたのだ」とか、「適切な審査はしていた」とか、「あっちの新聞も、こっちの新聞を載せている」なんて言うのかな、姉歯やヒューザーのように。
新聞社には、新聞に広告を載せるという意味をもう一度考えてもらいたい。
史輝出版の役員は「新聞に広告を載せると反響が大きく、商品の売り上げが伸びた」と言っている。これはどういう意味か、改めて考えて欲しい。

読者は、新聞に載った広告を見て、「○○新聞に載っているから、大丈夫」という見方をするはずである。
こんなまがい物の広告を載せ続けた新聞各紙のモラルは強く問われるべきあり、特に全国紙には、猛省を促し、お詫びの記事の掲載を求めたい。
なお、お詫び記事のタイトルは、すでに考えてあるのでご利用されたい。
「アガリクスで消えたのは、がんではなく新聞社の信用だった」



banner_02.gif
Comment

・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
Secret 管理者にだけ表示を許可する
 

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://bunn.blog9.fc2.com/tb.php/427-c374479d
・この記事へのトラックバック
* Top *