『寸胴鍋の秘密』
Top | RSS | Admin
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- * 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
現金を落とした人と拾った人
2005年10月29日 (土) 11:04 * 編集
現金を落としても約7割は落とした人に戻って来るという。

昨年1年間に全国の警察に届けられた「落とし物」の現金は約132億円、同期間に持ち主の判明などで所有権が確定した現金は約131億円に上り、持ち主への返還は69.7%だったことが27日、警察庁のまとめで分かった。
同年中に「現金を落とした」として警察に届けられた申告額の合計は約409億円だった。
警察庁によると、昨年1年間に所有権が確定した落とし物の現金のうち、届け出から半年間たっても持ち主が現れず、拾った人(鉄道会社など含む)に渡ったのは21.2%、所有権が放棄されて都道府県に移ったのは9.1%だった。
落とし物として全国の警察に届けられた現金は、1990年の約195億円をピークにして、その後は減少傾向となっている。(共同 10/27)

全国の警察に届けられた「落とし物」の現金は、132億円という。結構な金額である。
そのうち、持ち主への返還は69・7%(92億円)、拾った人(鉄道会社など含む)に渡ったのは21・2%(28億円)、所有権が放棄されて都道府県に移ったのは9・1%(12億円)というデータである。

このデータから、現金を落としても約7割は落とした人に戻って来ると理解してしまうが、実は違う。
「現金を落とした」として警察に届けられた申告額の合計は、約409億円なのだ。これに対して、持ち主に返還された金額が92億円なのである。
つまり、現金を落とすと、戻ってくるのは、22%でしかない。確率からいうと、1000円落とすと、220円戻ってくるだけだ。

落としたという409億円という数字を信じれば、このうち、交番などに届けられる金額は132億円であり、3割強でしかない。7割はくすねられている。
1990年に届けられた金額は約195億円というから、この15年で、3割程度減少している。
現金の落し物の金額が年度、年度で大きく変化することは考えられないから、これは、悲しいかな、日本人のモラル低下そのものを表しているといえよう。

昔、子供が拾った1円だったか、10円だったかを交番に届けて、おまわりさんに褒められ、その拾った金をお駄賃に渡されたという話を聞いたことがある。こんな話は良き時代のことなのか。
ところで、忘れがちであるが、拾った金をすっ呆けて我が物とすると、拾得物横領という立派な犯罪になる。

最も、正直に交番に届け出たとしても、こんなことになることもある。


愛知県警刈谷署で交番勤務をしていた男性巡査(21)が、拾得物として届けられた現金数万円を着服していたことが21日、分かった。
同署の独身寮で同僚から現金を盗んだことも認めており、県警は同日中にも業務上横領と窃盗の疑いでこの巡査を書類送検するとともに、近く懲戒免職処分とする方針。着服した現金は飲食費に充てていたという。
同署の独身寮では、以前から署員が現金を盗まれる被害が相次いでいた。(共同通信 9/21)

日本人のモラル低下はまったくもって事実である。


banner_02.gif
Comment

・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
Secret 管理者にだけ表示を許可する
 

Trackback
この記事のトラックバックURL
http://bunn.blog9.fc2.com/tb.php/372-71dbff5b
・この記事へのトラックバック
昨年1年間に全国で「現金を落とした」として警察に届けられた申告額の合計は約409億円。そして、「落とし物」で警察に届けられた現金は約132億円、同期間に所有権が確定した現金は約131億円。昨年1年間に所有権が確定した落とし物の現金のうち、届け出から半年間
2005/10/29(土) 17:30:51 * COG.FIELD
* Top *