『寸胴鍋の秘密』
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迷走鯨の原因
2005年10月22日 (土) 16:27 * 編集
最近よく耳にするニュースである。

21日午前9時ごろ、神奈川県二宮町山西の海岸で、体長約5メートルのクジラが打ち上げられているのが見つかった。住民らが海水をかけるなどしたが、約5時間後に横浜・八景島シーパラダイス(横浜市)の専門家が死んだのを確認した。県水産課によると、アカボウクジラ科のハッブスオウギハクジラとみられ、主に北太平洋に生息。国内で見つかるのは珍しいという。
発見時には頭部や背びれから出血して全身に傷があり、動けなくなっていた。22日にも解剖し死因などを調査する。
近くで釣りをしていた男性(57)によると、クジラは沖合約50メートルで背びれが見え、一度潜った後で浜に打ち上げられたという。(共同 10/21)

こうした海洋哺乳類の迷走の原因が記事になっていた。

米環境保護団体が19日、米海軍を相手取り、潜水艦探知に使うソナーの使用制限を求める訴訟をロサンゼルス連邦地裁に起こした。クジラなど海洋哺乳類が湾などに迷い込み、浜に乗り上げて死ぬことがしばしば起きており、訴状ではソナーの使用が原因と主張している。
天然資源保護協会(NRDC)は、ソナーは数1000平方キロの範囲で、海洋生物にとって危険な騒音公害を引き起こすと指摘。海洋哺乳類にとっては、ロケット発射音並みの235デシベル以上の音を出す中周波ソナーの使用中止を求めている。
動物保護団体は、ソナー使用により目や耳から出血を引き起こし、方向感覚をなくした海洋哺乳類が集団で浜に乗り上げると主張。訴状では、今年1月、ノースカロライナ州の浜にクジラが乗り上げ、少なくとも37頭が死んだのは、海軍が行った中周波ソナー演習が原因としている。
海軍は「海洋哺乳類への中周波ソナーの影響を評価する包括的な計画を、既に実行している」と声明を出した。(中日新聞 10/20)

天然資源保護協会の主張が正しいとすれば、海洋哺乳類にとって、海の中は劣悪な環境である。
中周波ソナーは、235デシベル以上の音を出すというが、ロックコンサートにおける音量が最大で125デシベルというデータがある。これは、カーレースの騒音レベルに近いという。
単純にロックコンサートの音量の2倍と計算していいかどうか分からないが、ソナーは、海洋哺乳類にとっては物凄い音量を出す機器というより、武器であろう。
ソナー音は、海水の中を伝わっていくことで、大きく減衰するだろうが、ソナーの近くにいたら鼓膜は破れてしまうだろうし、目や耳から出血を引き起こすことにもなるのだろう。
海洋哺乳類は自分で耳を覆うこともできない。ましてや、耳栓なぞできない。耐えるしかない。
浜に乗り上げた迷走鯨を沖に帰そうとしている映像も見たりするが、仮に沖に帰したとしても、方向感覚をつかさどる器官が傷ついた鯨は、迷走を続け、早晩死ぬしかない。

これも、人間の驕り。



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体長 7m内外 分布 北氷洋・南氷洋をのぞく世界各地の海洋 Cuvier's Beaked Whele ほ乳類 クジラ目 アカボウクジラ科 Ziphius cavirostris 画像元 イルカ&クジラ・アクションネットワーク
2005/11/04(金) 21:53:27 * 日々動物雑学
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