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『寸胴鍋の秘密』
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■敗者の改革
2006年10月29日 (日) 12:35 * 編集
新庄一色になってしまったかのような日本シリーズ。
北海道はお祭り騒ぎのようだが、敗れたチームは、すでに来年に向け、動き始めた。

負けた日、その男は、次のように語った。


「日本シリーズという雰囲気を持ってなかったね。何でなのかは分からないけど。この1年、よく戦ったとは思う。ハムに負けたというより、52年という厚いカベにはね返されたという現状だな」

「オレの契約は10月31日まで。オーナーに3年間の報告をするとき、進退伺を出す。その先は球団がどう考えているか。4年目もやれと言われたときはやるし、お疲れさんと言われればやめる。これが契約社会。今月中にはハッキリさせる」

「このチームが本当の意味で強くなるには、あと2、3年はかかる。確かに強くはなった。でも、スポーツってのは強い者が必ず勝つわけじゃない。勝つチームをつくらなきゃ」

そして、早速、その勝つチーム作りが始まった。

27日、まず、佐藤道郎2軍監督、原伸次打撃コーチ、山崎章弘ブルペン担当コーチをクビにした。
そして、28日、川岸強投手、高橋光信内野手、桜井嘉実外野手と長嶋清幸作戦外野守備走塁コーチ、秦真司捕手コーチをクビにした。

これに対して、長嶋コーチが噛み付いた。


「球団が全部話してもいいと言ったから話すわ。クビだよ、クビ。監督がいらないと言ったからじゃないの。球団からは“政権が代わったら戻って来てほしい”と言われたけどね。球団も(監督に)不信を抱いているよ」

「オレからきのう監督に電話して“今後に生かしたいから何がダメだったか教えてほしい”と言ったら“口が裂けても言えない。墓場まで持って行く”と言われたよ」

「優勝したのに前代未聞だろうな。他の方々はチームに残るんだから。監督は就任した時に“仲良し”チームはつくらないと言ったのに、公私混同はなはだしい」

「オレと高代さんの仲が悪いのは選手もみんな知っている。年下なのにいろいろと意見したことが気にいらなかったんだろ。でも選手をマイナス方向へ動かしたことはない。コーチが意見を出して決定するのは監督。やっかみだよな」

これに対し、その男は、次のように反論した。

「仲良し集団というのは本人の思いこみだ」

「派閥争いに負けたわけでも、実力がなかったわけでもない」

「2007年体制をつくるため、06年の契約が満了しただけ。フロントと話し合いを進めた中で決まったこと。3年でひと区切り。それを理解してくれていない」

組織が、さらに強くなろうとするため諸々を改革するのは当然であるにしても、長島コーチの発言を信じれば、この男の下で働くコーチ達は、イエスマンであることが条件なのだろう。

セリーグを征したとき、その男は涙し、言葉を詰まらせつつ、こう語っていた。


「苦しい練習をさせてきた。優勝しなきゃいけない、させなきゃいけないと思っていた。阪神の追い込みはきつかった。絶対に泣くまいと思っていたが、わたしが一番早かった。素晴らしい選手に恵まれて本当にありがたい」

こんなときは、サポートくれたコーチ達も持ち上げるはずだと思うのは穿った見方か。

白井オーナーは、「来季もやってもらうよう、頼もうと思っている」と語っている。

強いチームから、勝つチームへの変身。
タラレバであるが、中日が日本シリーズで勝っていたら、景色はまったく違ったものになったのだろうか。



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■パワハラ校長
2006年10月29日 (日) 11:03 * 編集
パワハラは、セクハラと比べてその判定に難しい面があるが、今回の場合は、明らかに教諭側に強い精神的ダメージを与えているため、早晩、パワハラとして認定されることになろう。
しかし、この校長は、長としての、そして教師としての自分の役目をなんと理解していたのだろうか。


千葉市立中の教諭土岐文昭さん(50)が9月に自殺したのは、校長(58)=休職中=のパワーハラスメントが原因だったとして、土岐さんの遺族が28日、地方公務員災害補償基金千葉県支部に公務災害の認定を求める考えを明らかにした。妻聖子さん(47)と長男紀文さん(23)が弁護士とともに同日、市内で記者会見を開いた。
弁護士によると、学校内のパワハラを原因として公務災害の認定を申請するのは異例という。
聖子さんによると、校長は8月30日、文昭さんが教頭になるための管理職選考試験の受験断念を伝えたところ、「辞表を書け」「おれに恥をかかせるのか」などと約50分間立たせたまま怒鳴り続けた。
土岐さんは「校長からプライドをずたずたにされた」とショックを受けた様子で帰宅、翌日にはメンタルクリニックで診察を受けた。自殺する2日前の9月4日には「みんなに迷惑をかけている。現実に戻りたくない」と話したという。(共同)

他紙による、土岐文昭さんは、今年4月に着任してから、この校長から小間使い呼ばわりされ、「役立たず」などと怒鳴られ続け、6月に生徒がベランダから落ちる事故があった際には、ほかの教諭とともに「おまえらは殺人者だ」と暴言を吐かれたという。

教師とは、それぞれの教科を教えることはもちろん、人権を尊重することの大切さを教えていくのが使命であり、校長は教師達がこれらを実践できるように環境を整えていくのが役目であろう。

しかし、この男、「おれに恥をかかせるのか」と自分の立場を守ろうとするがため、自分の部下の人権を蹂躙している。
自分の役割をまったく理解できていない校長のことだ、パワハラは、今、始まったことではないだろう。

この校長、2カ月間の療養休暇で入院しており、今も接触できない状態だという。
職位を利用して弱い立場の人たちには、人権を無視して罵倒する。
しかし、自分が追及される立場に陥ると、一言もない。
パワハラを行う側にいる者は、いかに小さな人物であることか。



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