『寸胴鍋の秘密』
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■未履修
2006年10月31日 (火) 22:44 * 編集
高校の必修科目の未履修問題は、私立を合わせ、500校、人数で8万人前後になるという。
有名な灘高校でも、3年生全員が履修漏れだった。
困った学校の中には、けったいな解決策を考えるところも出てきた。
しかし、ヨリによって、これはまずいだろう。


埼玉県狭山市の私立西武文理高校が2004年度から、2年生のオーストラリアへの修学旅行(6泊7日)を世界史Bの授業に換算していたことが31日、分かった。
同校によると、昨年度の豪州修学旅行には、2年生約100人が参加。同校は、旅行前後の学習やリポート作成などを合わせ、世界史Bを履修したと認定した。いずれも理系の生徒で、実際には数学、化学、英語の授業を行っていた。
同校は「現地では大学や史跡を訪れた。1日約8時間の集中講義と解釈した」と釈明したが、県学事課は「修学旅行は特別活動の一環。単位とは認められない」として、未履修と判断した。(共同)

海外への修学旅行が、世界史Bの履修なら、国内の修学旅行は、日本史の履修か。
オーストラリアではコアラを観察したので、生物の履修、もちろん、現地の方と英会話に努めたので、英語の履修…。
こりゃキリがないわな。


高校は大学の予備校になっていたわけだ。
日本の病巣の一つは、有名大学を出て、一流企業に就職するという生き方が一番良いことだと皆が信じていることだと思ってきたが、まだまだ、これは信奉されているのだねぇ。

未履修の生徒に不利のないように対応すべきだという意見もあるが、寸胴鍋は、未履修の生徒は、卒業までに決められた時間通りに授業を受けるべきだと思う。
履修してきた生徒達の不利益を補うにはこれしかない。

しかし、学校ぐるみでよくやるね。
いじめの問題でも学校ぐるみで隠しまくっている。
記者会見に臨む校長達は、何に怯え、何を隠そうとするのか。
何を優先すべき価値観としているのか。

狭く陰湿な教育現場。
ここにも確実に日本の病巣がある。
未履修の学科があるのかもしれない。



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■敗者の改革
2006年10月29日 (日) 12:35 * 編集
新庄一色になってしまったかのような日本シリーズ。
北海道はお祭り騒ぎのようだが、敗れたチームは、すでに来年に向け、動き始めた。

負けた日、その男は、次のように語った。


「日本シリーズという雰囲気を持ってなかったね。何でなのかは分からないけど。この1年、よく戦ったとは思う。ハムに負けたというより、52年という厚いカベにはね返されたという現状だな」

「オレの契約は10月31日まで。オーナーに3年間の報告をするとき、進退伺を出す。その先は球団がどう考えているか。4年目もやれと言われたときはやるし、お疲れさんと言われればやめる。これが契約社会。今月中にはハッキリさせる」

「このチームが本当の意味で強くなるには、あと2、3年はかかる。確かに強くはなった。でも、スポーツってのは強い者が必ず勝つわけじゃない。勝つチームをつくらなきゃ」

そして、早速、その勝つチーム作りが始まった。

27日、まず、佐藤道郎2軍監督、原伸次打撃コーチ、山崎章弘ブルペン担当コーチをクビにした。
そして、28日、川岸強投手、高橋光信内野手、桜井嘉実外野手と長嶋清幸作戦外野守備走塁コーチ、秦真司捕手コーチをクビにした。

これに対して、長嶋コーチが噛み付いた。


「球団が全部話してもいいと言ったから話すわ。クビだよ、クビ。監督がいらないと言ったからじゃないの。球団からは“政権が代わったら戻って来てほしい”と言われたけどね。球団も(監督に)不信を抱いているよ」

「オレからきのう監督に電話して“今後に生かしたいから何がダメだったか教えてほしい”と言ったら“口が裂けても言えない。墓場まで持って行く”と言われたよ」

「優勝したのに前代未聞だろうな。他の方々はチームに残るんだから。監督は就任した時に“仲良し”チームはつくらないと言ったのに、公私混同はなはだしい」

「オレと高代さんの仲が悪いのは選手もみんな知っている。年下なのにいろいろと意見したことが気にいらなかったんだろ。でも選手をマイナス方向へ動かしたことはない。コーチが意見を出して決定するのは監督。やっかみだよな」

これに対し、その男は、次のように反論した。

「仲良し集団というのは本人の思いこみだ」

「派閥争いに負けたわけでも、実力がなかったわけでもない」

「2007年体制をつくるため、06年の契約が満了しただけ。フロントと話し合いを進めた中で決まったこと。3年でひと区切り。それを理解してくれていない」

組織が、さらに強くなろうとするため諸々を改革するのは当然であるにしても、長島コーチの発言を信じれば、この男の下で働くコーチ達は、イエスマンであることが条件なのだろう。

セリーグを征したとき、その男は涙し、言葉を詰まらせつつ、こう語っていた。


「苦しい練習をさせてきた。優勝しなきゃいけない、させなきゃいけないと思っていた。阪神の追い込みはきつかった。絶対に泣くまいと思っていたが、わたしが一番早かった。素晴らしい選手に恵まれて本当にありがたい」

こんなときは、サポートくれたコーチ達も持ち上げるはずだと思うのは穿った見方か。

白井オーナーは、「来季もやってもらうよう、頼もうと思っている」と語っている。

強いチームから、勝つチームへの変身。
タラレバであるが、中日が日本シリーズで勝っていたら、景色はまったく違ったものになったのだろうか。



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■パワハラ校長
2006年10月29日 (日) 11:03 * 編集
パワハラは、セクハラと比べてその判定に難しい面があるが、今回の場合は、明らかに教諭側に強い精神的ダメージを与えているため、早晩、パワハラとして認定されることになろう。
しかし、この校長は、長としての、そして教師としての自分の役目をなんと理解していたのだろうか。


千葉市立中の教諭土岐文昭さん(50)が9月に自殺したのは、校長(58)=休職中=のパワーハラスメントが原因だったとして、土岐さんの遺族が28日、地方公務員災害補償基金千葉県支部に公務災害の認定を求める考えを明らかにした。妻聖子さん(47)と長男紀文さん(23)が弁護士とともに同日、市内で記者会見を開いた。
弁護士によると、学校内のパワハラを原因として公務災害の認定を申請するのは異例という。
聖子さんによると、校長は8月30日、文昭さんが教頭になるための管理職選考試験の受験断念を伝えたところ、「辞表を書け」「おれに恥をかかせるのか」などと約50分間立たせたまま怒鳴り続けた。
土岐さんは「校長からプライドをずたずたにされた」とショックを受けた様子で帰宅、翌日にはメンタルクリニックで診察を受けた。自殺する2日前の9月4日には「みんなに迷惑をかけている。現実に戻りたくない」と話したという。(共同)

他紙による、土岐文昭さんは、今年4月に着任してから、この校長から小間使い呼ばわりされ、「役立たず」などと怒鳴られ続け、6月に生徒がベランダから落ちる事故があった際には、ほかの教諭とともに「おまえらは殺人者だ」と暴言を吐かれたという。

教師とは、それぞれの教科を教えることはもちろん、人権を尊重することの大切さを教えていくのが使命であり、校長は教師達がこれらを実践できるように環境を整えていくのが役目であろう。

しかし、この男、「おれに恥をかかせるのか」と自分の立場を守ろうとするがため、自分の部下の人権を蹂躙している。
自分の役割をまったく理解できていない校長のことだ、パワハラは、今、始まったことではないだろう。

この校長、2カ月間の療養休暇で入院しており、今も接触できない状態だという。
職位を利用して弱い立場の人たちには、人権を無視して罵倒する。
しかし、自分が追及される立場に陥ると、一言もない。
パワハラを行う側にいる者は、いかに小さな人物であることか。



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■孫社長の戦略
2006年10月23日 (月) 22:36 * 編集
明日から導入される番号ポータビリティ制度。
このプランが口の端に上り始めた頃は、かなりのユーザーが他社に移行すると思われたが、実際に移行するのは、携帯電話の全ユーザーの3%程度ではないかとされていた。
しかし、ソフトバンクが仕掛けた。


ソフトバンクモバイルは23日、毎月の基本使用料を2880円とし、同社の加入者同士の通話料金やメール代を原則無料とすることなどを柱とした携帯電話の新料金体系を26日から導入すると発表した。
携帯電話会社を変更しても同じ電話番号を引き続き使用できる番号継続制が24日、始まるのに伴い、NTTドコモやKDDI(au)の顧客を自社に変えさせるのが狙い。ソフトバンクが同社の加入者同士という限定付きながら通話、メール無料を打ち出したことで、携帯各社間で料金体系を含めたサービス競争が激化しそうだ。
このほか、NTTドコモ、KDDI(au)のそれぞれの料金体系から基本使用料を210円安くした新料金体系も導入する。
東京都内で23日に記者会見した孫正義社長は「複雑な携帯の料金体系を分かりやすくしたかった」と述べた。(共同通信)

孫社長は、他社が対抗値下げした場合、24時間以内に再値下げするとしている。
がむしゃらである。
本気である。
まるで、近所の八百屋が繰り広げる値下げ合戦の様相でもある。
つい数週間前、値下げのことを聞かれた孫社長は、「大人のソフトバンクですから」と煙に巻いていたが、今日の会見では、「大人のソフトバンクになりきれなかった」との発言。
いやいや大した大人である。

制度が導入される前日の進軍ラッパ。
その布石として、9月末には、新機種のラインナップを大量に発表していた。
策士やのう。

しかし、策はこれでオシマイではない。
今日、発表された「新スーパーボーナス」というサービスの詳細は、26日の発表だという。

現在、携帯電話のシェアはNTTドコモが52%、auは、26%。
これに対して、ソフトバンクは15%。

今回の孫社長の戦略、他社は、かなり動揺しているはずである。
果たして、どう出てくるか。
刮目して待とう。



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■「無駄ではなかった」
2006年10月21日 (土) 22:58 * 編集
中国唐国務委員と金正日総書記の会談について、唐国務委員は、「幸いにも無駄ではなかった」とライス国務長官に語った。
その後、北京の外交筋の発言が伝わってきた。
つまり、会談で北朝鮮の金正日総書記が「追加の核実験をする計画はない」と述べたと言うのだ。
「あの男がここまで軟化したのか」と驚くと共に、かの国が核を保有している恐怖に変わりはないものの、大事が起こるまでの時間は少し延びたかなと思った。

しかし、その後、唐国務委員と会談したライス長官が、北朝鮮側の発言には、「特に驚くようなことはなかった」と述べたあたりから話がおかしくなってきた。
さらに、今日になってさらに分からなくなった。
モスクワへ向かう機中、ライス長官が「金正日総書記は、核実験について謝罪せず、今後核実験を行わないという話もしなかった」と述べたというのだ。

いったい「無駄ではなかった」とは何を指した発言だったのだろうか。
ライス長官の言うように「金正日総書記は、核実験について謝罪せず、今後核実験を行わないという話もしなかった」ということであれば、無駄ではなかったなんて言えないはず。

いずれにしても、金正日総書記の発言は、実に曖昧な表現だったようだ。
日本政府関係者は、「金総書記が『2回目の核実験はしない』と話したが、いつまでもやらない、とは言っていない」と中国側から説明があったと言い、韓国政府関係者は、「金総書記は、条件付きながら、2回目の実験はしないともとれる発言をした。しかし前後の文脈があり、額面通り受け取れないような表現だった」と発言しているからだ。
煙に巻くような話し振りだったのか。

発言の真意が取りざたされる中、北朝鮮の金桂寛冠外務次官は、2度目の核実験実施の可能性について「何が起きるか注視していればよい」と述べ、明確に否定しなかったという。

大事が起きる可能性は元に戻ってしまったのか。



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■頑張れ、私の大勝軒
2006年10月21日 (土) 19:53 * 編集
大勝軒のラーメンが好きで、ときどき行く。
そこの大勝軒は、二ヶ月前に店主が変わった。他の大勝軒で腕を振るっていた方だという。

先週の金曜日、昼時に行ってみた。
店主が変わってからは、二度目になる。
以前と比べると、客足が弱くなったようで、店の外に行列はなかった。
前回のときは、ちょっと味わいに深みがなくなったなという感想を持ち、今後に期待をした。

さて、今回はどうだったろうか。
正直がっかりした。

大勝軒のラーメンには違いはないが、いままでの店主のものとは大きく違っていた。
まず、麺が柔らかすぎる。明らかに茹ですぎである。
以前の店でも、混む時間帯は旦那が一定の品質で調理していたが、奥さんが厨房に立つと麺が茹ですぎだなということがよくあったが、それ以上に腰がない。

一方、湯切りが不十分なのか、スープの味が薄い。
大勝軒特有のパンチが足りない。

さらにスープが熱すぎる。
食べ初めて少し時間がたっても、まるで沸騰しているかのような熱さである。
実際、口の中をやけどしてしまった。

従来、スープは飲みきれないものの麺は残らず食べきっていたが、少し残した。

大勝軒のラーメンを食ったという満足感は得られなかった。
残念であった。
「もう来ないかもしれない」という思いで、店を出た。

しかし、今、書きながら思い直した。
まだ、二ヶ月しかたっていないではないか。
バラツキなのかもしれない。
今度行ったときは、大きく成長しているかもしれない。
もう一回だけ、行ってみよう。

大好きな大勝軒、惚れた弱みだ。
さらに頑張ってもらいたいな。



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■接着剤入りのジュース
2006年10月15日 (日) 19:44 * 編集
東方神起というグループは初めて知った。
言ってみれば韓国のスマップか。
しかし、とんでもないプレゼントをされた。


東方神起のユンホが番組録画中に瞬間接着剤入りのジュースを飲んで病院に緊急搬送される事故が起きた。
ユンホは14日午後遅く、KBS第2『女傑シックス』の録画途中、ファンを装った女性から渡された飲み物を飲み、このような事故にあった。
ある現場関係者によると、当時飲み物を飲む瞬間、ユンホは強い接着剤の臭いがしたので口を離そうとしたが、すでに口が瓶に付いており、それが落ちる時に唇が裂けた。ユンホは直ちに病院に送られた。
また他の関係者によると、事故後現場では問題の飲み物とともに「お前を殺してやる」という内容の怪文書もメッセージ形態で一緒に伝達されていたことが確認され、殺人目的の計画犯行と推定され、犯人の捜索に力を注いでいる。(朝鮮日報)

たぶん、入っていたのは瞬間接着剤なんだろう。
指先についたりすねと、なかなか取れなくて難儀し、最後は、擦り取ったりする。
それが、咽喉に入り、飲み込んだらどうなるのか。
想像したくない絵だ。

調べると、社団法人東京文具工業連盟のホームページに対処方法が載っていた。


瞬間接着剤は口の中に入ると、すぐに口の中や舌に付着し、咽喉や食道に入ることはありません。特別な処置をしなくても自然にとれます。

肩透かしである。
口や舌の水分によって、瞬間接着剤がそれらの表面部分にくっつくことを避けてくれるのか。

しかし、今回のユンホさんは、瓶の口に唇がついたために、裂傷した。
瞬間接着剤を入れたジュースをプレゼントし、貴方と私は絶対に離れないという意思を表明するための熱狂的なファンの仕業か。
或いは、人気を妬んだ殺人未遂なのか。

人気者はつらい。



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■滅入る気分
2006年10月14日 (土) 15:55 * 編集
せっかくの休日というのに、何もやる気が起きない。
気分が滅入っている。
やっとこさ、これを書いている。

ソフトバンクがあっけなく負けたからか。
阪神の頑張りが足りなかったからか。
中日のビール掛けに落合夫人や息子がいたからか。
これらも少々影響しているようだが、主たる原因ではないようだ。

腹が少々痛いからか。
やや睡眠不足だからか。
昼間食べたラーメンが不味かったからか。
これらも少々影響しているようだが、主たる原因ではないようだ。

部下の仕事ぶりが少々物足りないからか。
年度課題の達成度が少々遅れ気味だからか。
上司の判断がやや腰砕けだからか。
これらも少々影響しているようだが、主たる原因ではないようだ。

ここまで書いてきて分かってきた。
なぜ、気分が滅入っているのかが…。


DPRK(北朝鮮)の科学研究部門は、わが国の国民すべてが豊かで強力な社会主義国家の建設に向け大きく前進しているさなか、10月9日に安全な環境の下で地下核実験を成功裏に実施した。
今回の核実験は、科学的な配慮と細心の計算に基づいて実施されており、実験による放射能漏れなどの危険がないことが、確認されている。
実験は叡智と技術をもって行った。
強力な防衛力を持つことを望むKPA(北朝鮮軍)や国民を大いに力づけるもので、歴史的な出来事だ。
これは、朝鮮半島と周辺地域の平和と安定の防衛に寄与するだろう。

これだ。
規模はかなり小さいとか、失敗したとか伝わるが、かの国でそのときに向けた準備が進んでいることは確かだ。
核弾頭が日本に達するまで、8分だという。
朝のテレビでは、コンクリート製の建物に隠れた方が良いとか、地下鉄がもっとも安全だとか言っていた。

幼稚な技術に幼稚な管理力。
小心者のリーダーに世界と対峙している図式はどのように写っているのか。
濁った沼の深さは、外からは分からない。

当分の間、気が晴れることはなさそうだ。



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ニコニコとニヤニヤ
2006年10月05日 (木) 21:50 * 編集
聞き間違いは、良くあることだ。
しかし、TPOを間違えると、とんでもないことになる。


子供連れの母親に「誘拐するぞ」と声を掛け脅したとして脅迫罪に問われた近畿大助教授入川松博被告(56)=休職中=に対し、奈良地裁の松井修裁判官は5日、「被害者の供述は知覚・記憶の正確性などに疑問が残る」と述べ、無罪(求刑罰金20万円)判決を言い渡した。(時事通信)

「誘拐するぞ」という発言は、母親の聞き間違いの可能性があるらしい。

今回の事件には、いくつかの伏線があった。
まず、現場が、以前、誘拐され殺害された小1女児の自宅近くだったこと。
母親が、被告がニヤニヤして近づいてきたとして恐怖感を持ったことなどである。

しかし、この助教授は、実際には走ってきた長男に「止まってママを待つように」と言い、母親には「子供から目を離してはいけない」と注意したらしい。
これが真実だとすれば、まあ、通常であれば、助教授は親子に対して、ニコニコしながら言うはずだ。
しかし、母親にとっては、ニコニコではなく、ニヤニヤに見えたらしい。

ニコニコとニヤニヤの違いはどこにあるのだろうか。
笑う側の意識には大きく差があるが、見え方としては、それほど相違はない。
実際、試してみて欲しい。

まず、ニコニコして欲しい。ニコニコだ。
次に、ニヤニヤしてみて欲しい。ニヤニヤだ。
連れの方がいらっしゃるのであれば、その方にどっちがニコニコなのか当てて欲しいとお願いしてみて欲しい。
たぶん、それほどあたらないはずだ。

しかし、連れの方に「じゃ、次はニヤニヤだよ」と伝えてから、ニヤニヤ笑えば、100%正解するはずだ。
つまり、実は、ニコニコとニヤニヤの差は、見る側の意識にあるのだ。
だから、笑う側が親密さを込めてニコニコであっても、見る側にその人に対して良くない印象を持っていれば、ニヤニヤに感じられ、笑う側に厭らしい思いがあってニヤニヤでも、いい関係ができていれば、ニコニコになるのだ。

いろいろな笑い方があるが、ほぼ他人に誤解なく伝わる笑い方は、爆笑だろう。
これは、誤解されずらい。

しかし、これとて今回の事件のシチュエーションで行えば、奇人の扱いを受けただろう。
かといって、無表情で今回の対応をしていたら、変人だ。
ことほど、かように人のコミュニケーションというものは難しい。

しかし、人生を愉快にしてくれるのは、人には、以心伝心といった素晴らしい一面もあることだ。
人とは、かの人と以心伝心の世界を作りたくて、人生を生きているようだ。



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平塚5遺体事件、第2回公判
2006年10月02日 (月) 23:13 * 編集
8月の初公判で、「私は殺しておりません」と起訴事実を否認した岡本千鶴子被告は、娘の利加香さんを殺したのは利加香さんの異母兄で自殺した山内峰宏さんだったと主張した。

神奈川県平塚市で5月、乳幼児を含む5人の遺体が見つかった事件で、実の娘の岡本利加香さん(当時19)を殺害したとして殺人罪に問われている住所不定、無職岡本千鶴子被告(55)の第2回公判が2日、横浜地裁で開かれた。岡本被告は、自殺したとみられている利加香さんの異母兄(当時35)が利加香さんを殺したと主張した。
被告人質問で、岡本被告は「昨年10月12日の昼ごろ、買い物から帰ったら利加香が死んでいた」「(異母兄が)『自分が殺した。利加香を他の男に取られたくない』と話していた」と述べた。
異母兄の遺体は岡本被告らが暮らしていたアパートで発見された。「死にたい。一緒にさせて」という走り書きがあり、県警は、異母兄は今年3月以降、利加香さんの後を追ってアパートで首をつったとみている。(asahi.com)

寸胴鍋は、初公判後の8月21日の当ブログで次のように書いた。

ここに来て、「私は殺しておりません」という発言は、被告が今まで述べてきたことを全て否定するものなのか、さらには、真犯人の存在について言及するキッカケとなるのか。
或いは、単に刑の執行を猶予させるためのものか。

その答えは、真犯人の存在だった。

さらに、寸胴鍋は書いた。

冒頭陳述の中で披露された検察側による殺害動機の説明は、「昨年9月ごろから、娘が外出して予備校やサークル活動などに行くことを嫌うようになり、殺害を決意した」と、こちらもよく分からない。
娘の外出を嫌うようになるとは、どういう心理なのか、そして、それが殺人にどう結びついていくのか、説明がない。
このように脆弱な説得力しか持ち合わせていないのは、そもそも、検察側のシナリオが岡本被告が逮捕されたとき、「娘を殺して自分も死のうと思った」と容疑を認めていたことを起点に描かれてきたからだ。

一方、本日の弁護側の主張を毎日新聞から引用する。

利加香さんは昨年10月12日午前11時半ごろから約1時間の間に、山内さんに絞殺されたという。岡本被告が午後1時前後に帰宅すると、利加香さんは頭まで布団をかけられ、首に和服の腰ひもが巻かれた状態で死んでいた。
横で山内さんがぼうぜんと座っていて「他の男に取られたくなかった」「自分でやった」などと話したという。

殺害動機という点からすると、弁護士側のストーリーに分がある。

しかし、前回も書いたが、この事件で生き残っているのは、岡本千鶴子被告のみである。
彼女に残されているだろう、人としての最後の良心を信じるしかない。



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