『寸胴鍋の秘密』
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1トンの夢心地
2006年05月14日 (日) 11:05 * 編集
覚醒剤の相場は、1グラム、最低でも3万円といわれる。
ドリームズ・カム・トゥルーの元メンバー、西川隆宏被告は、0.2グラムで、6千円也
サザンオールスターズの元メンバー、大森隆志容疑者は、10グラムで30万円也。
そんな高額商品を1トンも取り扱っていたという。


覚醒剤を密輸入していたとして、警視庁や海上保安庁は12日、覚せい剤取締法違反の疑いで、韓国籍の禹時允(59)と指定暴力団極東会系組長、宮田克彦(58)両容疑者ら3人を逮捕した。禹容疑者は平成13年の不審船事件で北朝鮮工作船から回収された携帯電話の持ち主とされ、北朝鮮からの覚醒剤密輸入に中心的に関与していた可能性があるとみて追及する。
禹容疑者らはいずれも容疑を否認しているという。
警視庁は同日正午過ぎに鳥取県の境港に入港予定の北朝鮮籍の船を家宅捜索した。船内には大量の覚醒剤が積み込まれているとの情報がある。
調べでは、禹容疑者らは北朝鮮から覚醒剤を輸入しようと企画。14年10月、北朝鮮の清津港で貨物船に覚醒剤数100キロを積み込み、島根県沖で投棄し、小型船に回収させ、密輸した疑い。
北朝鮮からの覚醒剤の密輸は昭和60年代から急増。鳥取県や高知県沖で大量の覚醒剤密輸が摘発されている。
禹容疑者は14年8月、北朝鮮へ盗難車を輸出したなどとして、盗品等有償譲り受け罪などに問われ、福岡地裁で懲役2年6月、罰金50万円の判決を受けた。(sankei web 05/12 )

北朝鮮製の覚醒剤は、純度が高く、質が良く、価格は1グラム6万円と言う。
禹容疑者は、容疑となった02年10月の密輸以外に、同年4月と7月の2回にわたって密輸に成功していた疑いがある。
3回の密輸量は合わせて1トン近くに上るとみられる。約600億円である。
もっとも、これは末端価格であるから、禹時允容疑者の取り分は、1億円程度だったとも。

彼の手口は、瀬取りと呼ばれる。
北朝鮮から覚醒剤を積んだ船から、ポリ袋などに包んだ覚せい剤に浮輪を付けて投下し、これを日本側から出港した小型漁船で回収する。これは、軍事衛星などで船の接触を捕捉されるのを逃れるためという。
しかし、失敗することもある。
鳥取県の海岸で02年11~12月に、ポリ袋などに入った覚せい剤約240キログラムが見つかったが、これは、海流の読みをミスし、回収に失敗したものと見られている。

全体の構図は、次のようだ。
日本の盗難車を北朝鮮に持ち込んで覚せい剤に換えた上、日本に密輸して暴力団組織を通じ換金する。
北朝鮮、禹容疑者、暴力団の三者のウィンウィンの構図が闇の中で見事にでき上がっているわけだ。

2001年、海上保安庁の巡視船と銃撃戦の末に沈没した北朝鮮工作船。
その船から発見された携帯電話には、禹時允容疑者と何度も通話した記録があったという。
この北朝鮮工作船は、自暴する直前、覚せい剤と推定される物を海に投げ捨てている。
禹容疑者が実行したと思われる2002年の3回の密輸、そして、2001年に沈没した工作船。
これで全てなのだろうか。
到底そうは思われない。氷山の一角であろう。

さて、北朝鮮製の覚醒剤だとすると、
ドリームズ・カム・トゥルーの元メンバー、西川隆宏被告は、0.2グラムで、12千円也
サザンオールスターズの元メンバー、大森隆志容疑者は、10グラムで60万円也。

先ほど見たように、覚醒剤を作り販売する側では、ウィンウィンの闇の構図ができ上がっていたが、使用者は、この構図の中に入ることはできない。永遠に。
ウィンになれたように思うのは、覚醒剤を打っている刹那の夢心地でしかない。
その夢の中で、遠くから聞こえてくるのは、暗闇の中からの高笑いだ。

現実世界では、けして、ドリームズ・カム・トゥルーとはならない。



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