『寸胴鍋の秘密』
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山地悠紀夫という暗闇
2006年05月07日 (日) 21:12 * 編集
当ブログでは、大阪姉妹殺人事件について、事件発生から追いかけてきた。
下記の通りである。


■05年11月20日 大阪姉妹殺人事件 
■05年11月23日 大阪姉妹殺害事件の続報 
■05年12月 5日 大阪姉妹殺害事件、容疑者逮捕か?
■05年12月17日 大阪姉妹殺人事件のその後 
■05年12月19日 モンスターの供述 

そして、5月1日に初公判が開かれた。

大阪市浪速区のマンションで昨年11月、飲食店店員の姉妹が刺殺された事件で、強盗殺人や放火などの罪に問われた無職山地悠紀夫被告(22)は1日、大阪地裁(並木正男裁判長)の初公判で「読まれた事実は間違いありません」と起訴事実を認めた。続いて弁護側は強盗の犯意を否定するなど一部を争う姿勢を示した。
検察側は冒頭陳述で、山地被告が2000年7月、山口市の自宅で母親=当時(50)=を金属バットで殴り殺害したことに言及。「母親を殺したとき、そのもだえ苦しむ姿に興奮したことから、人を殺し快感を得て金品を奪い生活費を手に入れようと決意した」と犯行に至る経緯を詳述した。(共同通信)

検察側の陳述によれば、山地悠紀夫被告が事件を起こす背景は、次のようだ。
「ゴト師としての稼ぎが上がらず、仲間に『やめたい』と漏らして怒られ、離脱を決意した」
「仲間のマンションを出たが、その後の生活のめどが立たないことから自暴自棄になり、『守るものも失うものも、居場所もない。引き留める人もいないなら、やりたいことをやってやる』と考えた」
「母親を殴殺した時に、もがき苦しんで死んでいった姿にかつてない興奮と快感を得たことを思い出し、誰でもいいから人を殺して同じ興奮を得たいと考えた」

弁護側も、その陳述で殺人嗜好をうかがわせる内容を吐露している。
山地被告は、逮捕後の昨年12月に、弁護人との連絡用ノートに「彼女達を殺したことは私の欲求である。少年院出院後の約1年は生活への適合に忙しかったが、社会生活に慣れてくると、人を殺したい欲求が出始めた」と記していたという。
しかし、弁護人は、責任能力については、事件当時、被告は心神耗弱状態にあったと思われるとしている。

午後、引き続き開かれた初公判で、検察側は、山地悠紀夫被告と少年院時代に面談した精神科医の調書を紹介した。
これによると、山地被告はアスペルガー症候群の疑いがあるという。
山地被告は精神科医に母親を殺害した理由を聞かれ「憎くて憎くて、ではなく、邪魔だったので」と説明。精神科医は「この先も、邪魔だと思えばまた同じような事件を起こすかもしれないと考えた」と述べていた。
閉廷後、弁護人は記者会見で「被告自身がつかみきれない心の闇がある」と話し、精神鑑定の実施を訴えた。

これが、5月1日のおよそである。


ところで、アスペルガー症候群は、Wikipediaによれば、次の通りである。

アスペルガー症候群とは、発達障害の一種であり、一般的には「知的障害がない自閉症」とされている。対人関係の障害や、他者の心の推し量り能力、すなわち心の理論の障害が特徴とされる。特定の分野への強いこだわりや、運動機能の軽度な障害も見られる。しかし、カナータイプ(低機能)自閉症に見られるような言語障害、知的障害は比較的少ない。
日本ではあまり高機能自閉症への対応が進んでいないため、知的障害がある場合(カナータイプ)は障害者手帳が交付されるが、高機能自閉症の場合は交付されず、障害者枠での就職ができないなどの理由により対人関係での挫折などが生じやすい環境である。
いくつかの少年事件で、犯人の少年がアスペルガー症候群だと報道されたが、それが原因で犯罪を引き起こすことはまずない。その確率は健常者とおなじぐらいである。むしろアスペルガーの人は、その障害ゆえに法律などの規則を厳格に守ろうとする性格であることも多い。

さらに詳しくは、
(アスペルガー症候群を知っていますか?)
(「豊川事件」を読み解くために)

各紙によれば、今後は、弁護士側の請求している精神鑑定が実施されるかどうか、さらに、山地被告の動機や姉妹を狙った理由など犯行時の心理状態の解明が焦点となるという。

これらがどうであれ、「母親を殴殺した時に、もがき苦しんで死んでいった姿にかつてない興奮と快感を得たことを思い出し、誰でもいいから人を殺して同じ興奮を得たいと考え」、実行に移し、恐怖のみを感じて殺された姉妹がいた事実にはなにも変わりはない。
しかし、同様の犯罪を少しでも抑止していくためには、さらにこの裁判の推移を見ていかねばならない。



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82歳の火事場の馬鹿力
2006年05月07日 (日) 20:57 * 編集
いざというときに、信じられないパワーを発揮できることを火事場の馬鹿力という。
人間は、通常、筋力を全て使っていないという。緊急時にその秘めた力が瞬発的に発揮されるのだという。
これも、その類だろう。
一報は、5月5日付の共同電だった。


岩手県北上市口内町、無職小野寺京さん(82)方で、小野寺さんが庭にいたニホンカモシカに襲われ、足や腕を切るなどの軽傷を負ったと5日、病院を通じて北上署に届け出があった。
北上署によると、4日午後4時ごろ、小野寺さんが庭先につないでいた犬を家の中に入れようと玄関を出たところ、近くにいたニホンカモシカに突然襲われた。
小野寺さんは襲われた後もカモシカに追いかけられ、もみ合いになったという。雄の成獣とみられる。現場は北上市郊外の山間地。(共同通信)

「82歳のおばあさんがねぇ、カモシカと格闘か。怖かったろうな、大変だったろうなあ」というのが、正直な感想だった。
しかし、6日の夕方になって、次が真相だったことがわかる。朝日コムからの抜粋。


小野寺さんは4日午後4時ごろ、自宅の庭につないでいた愛犬を家の中に入れようとした際、ニホンカモシカの突進を受けて角をつかみ、約10時間後の5日午前2時すぎ、カモシカが弱ったすきに手を離して家の中に逃げ込んだという。庭から縁側に逃げ、縁側に半ば腰掛ける形で、角を握り続けていたらしい。
小野寺さんは6日午後、入院先の病院で取材に応じ「角を放したら犬が襲われるかと思った」と話した。

午後4時から翌日午前2時まで、なんと10時間もカモシカと奮闘していたというのだ。
奮闘といっても、カモシカの角を掴み、離さなかったということらしいが、それでも凄いではないか。10時間も角を握っていたら、手や指は痺れていただろうに。
持続する火事場の馬鹿力だ。

小野寺さんは、「離すと犬が襲われてしまうかと思った」と言っている。
よほど可愛がっているンだろうね。
その犬、ハスキー犬や土佐犬ではないことは確かだろう。



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