『寸胴鍋の秘密』
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高校生の志と今後の国勢
2006年03月02日 (木) 22:25 * 編集
なんとも、愕然とするアンケートである。

日米中韓の高校生に「大事に思うこと」を複数項目から選んでもらったところ「希望の大学に入る」ことを挙げた割合は日本は3割を切り、4カ国で最低だったことが1日、日本青少年研究所(千石保所長)の2005年度国際比較調査で分かった。日本は4年前よりさらに減っていた。「成績がよくなること」を挙げた割合も日本は約3割で、米中韓の半分以下にとどまり、学業や進学に対する意欲の低さが際立つ結果となった。
調査で「大事に思うこと」を16の選択肢から好きなだけ選んでもらった。「成績がよくなる」を挙げたのは日本は33%だったが、米中韓は73―75%。「希望の大学に入学する」は日本は29%にすぎないのに対し、中国は76%、韓国は78%と高く、米国も54%あった。同じ設問がある同研究所の01年度の調査(33%)より低下した。
「非常に関心があること」を19の選択肢から複数選んでもらうと、日本で最も多かったのは「漫画、雑誌、ドラマなどの大衆文化」で62%。中国と韓国のトップは「将来の進路」でそれぞれ64%、66%。 (nikkei net)

日本の高校生の一番の関心が、「漫画、雑誌、ドラマなどの大衆文化」というのはいかにも悲しい。
一番関心があることは、すなわち仲間との一番の話題だろうから、日本の高校生は、「漫画、雑誌、ドラマなどの大衆文化」について多く語り合うことになる。
その中心は、好きな漫画や好みのドラマの披露と感想だ。
そこには、自身の志を披露する断面などないはず。けらけら笑い、共感しあうだけだ。
一方、中国や韓国の高校生の関心事のトップは、「将来の進路」。
語り合うことによって、自然、それぞれの志を語り合うことになる。
お互い、かなりの刺激となるだろう。

日本の高校生で大事に思うこととして、「成績がよくなる」と答えた人は、33%。これに対して、米中韓は73~75%。
成績が良くなることとは、「つらいこと」や「いやなこと」への挑戦とも取れるだろう。

日本の高校生は、自身では、現前する、「つらいこと」や「いやなこと」を極力避け、仲間同士では、たわいない話題で時間を過ごす者が多い。
一方、米中韓の高校生は、自分を磨き上げることに夢中で、仲間同士では、自身のビジョンを語りあい、さらに自分をブラッシュアップする者が多い。

今後、彼らが大学を卒業して、定年退職を迎えるまで、40年ほど。
すると、今後40年間の、米中韓と日本の国勢の勝負は既についているではないか。
なんと絶望的なことだ。

ところで、私もこうした高校生の先輩日本人だ。
自分自身を振り返り、偉いことなど言えない。
こんな将来を見据えた、「つらいこと」や「いやなこと」は、極力避け、単なるアンケート結果とバイアスの掛かった分析だと無視を決め込み、漫画、雑誌、ドラマなどの大衆文化のたわいない話題で仲間と盛り上がろうかな。



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