『寸胴鍋の秘密』
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モンスターの供述
2005年12月19日 (月) 23:37 * 編集
容疑者が刺殺の動機を語り始めた。
それは、悪魔の声であった。


大阪市浪速区のマンションで11月、姉妹が刺殺され室内が放火された事件で、隣接の食品会社への建造物侵入容疑で逮捕された容疑者が、大阪府警捜査1課の浪速署捜査本部の調べに、「2人を殺し、野宿していた浪速区内の神社に刃物を隠した」と犯行を全面自供したことが19日、わかった。
自供したのは、住所不定、無職山地悠紀夫容疑者(22)。供述した場所から凶器とみられる刃物も見つかり、府警は19日、強盗殺人容疑で再逮捕した。
山地容疑者は2000年7月、自分の母親を金属バットで殴って殺害した非行事実で、中等少年院送致の保護処分決定を受け、岡山少年院に入院した。動機について、「母親を殴殺した時の感覚が忘れられず、人の血が見てみたかった」などと話しており、府警は信ぴょう性について慎重に捜査を進める。
これまで山地容疑者は、食品会社への侵入容疑は認めていたが、殺害された飲食店従業員上原明日香さん(27)と、同居の妹、千妃路さん(19)の姉妹が住んでいたマンションへの侵入は否定。殺害事件に関連する質問に黙秘してきた。
しかし、逮捕時に所持していた小銭入れが、色や模様などから明日香さんのものである可能性が高いことが判明。姉妹の部屋から、明日香さんがためていた500円硬貨用の貯金箱がなくなっている一方で、山地容疑者が500円硬貨約40枚を持っていたこともわかった。府警が入手経緯を追及したところ、18日になって「部屋に押し入って姉妹を殺害した際に奪った。逮捕されるまでの間、マンションから数百メートル離れた神社で野宿をしていた。刃物は衣服などと一緒に、敷地内に隠した」と供述した。(略)(読売新聞)

捜査が難航しているのではないかとしたが、急転である。
やはり、自供の突破口は、彼のリュックサックに入っていた女性用の小銭入れだったようだ。
しかし、彼の「母親を殴殺した時の感覚が忘れられず、人の血が見てみたかった」と言う発言、こんな馬鹿げた動機で姉妹は殺されてしまったのか。

以前にも書いたが、彼は、2000年7月に自分の母親を金属バットで殴って殺害している。
山口地裁は、「長期間の矯正教育を受けさせるのが適当であり、年齢的に見ても矯正は十分可能」として、少年を検察庁に逆送致せず、中等少年院に送る「保護処分」とした。その後、彼は岡山少年院に入院し、03年10月、岡山少年院を仮退院した。
それから、2年後の狂気である。

母親殺しの動機については、彼は、新聞配達の収入9万円のうち一部を家計に入れていたが、母親が、数百万の借金に加え、少年の入れた金の使い道を教えてくれなかったことと、少年が交際しようと思っていた女性の携帯電話に、家から無言電話を入れ、追求したら、電話してないと、しらをきったため、怒りを抑えきれなくなり、殺害したと説明した。
山口家裁は、その処分理由の中で「少年に罪障感が乏しく、人間不信など人格・資質に問題がある」としつつも、「動機に酌量の余地があり、計画的な非行ではなく、家庭環境に大きく起因していることなどを考慮すべきだ」としていた。
また、決定後、記者会見した付添人の弁護士は、少年はこの日の審判で「客観的に見て許されないことをしてしまった。母が抱えていたものをもっと説明してくれていれば、違う展開になったかもしれない」などと話したという。

この時の彼の発言からは、静かに反省する気持ちが伝わってくる。これと今回伝わっている動機とのギャップをどう理解すれば良いのだろうか。
5年前に「客観的に見て許されないことをしてしまった」と弁護士に吐露したとき、すでに心の中ではもう一度「人の血が見たい」と思っていたのだろうか。

22歳のモンスター。人の心の闇は深く暗い。



当ブログで取り上げた本事件の記事を以下に掲げておく。
一読願えると幸いである。


11月20日 大阪姉妹殺人事件 
11月23日 大阪姉妹殺害事件の続報 
12月 5日 大阪姉妹殺害事件、容疑者逮捕か?
12月17日 大阪姉妹殺人事件のその後 


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