FC2ブログ
『寸胴鍋の秘密』
Top | RSS | Admin
震度5強で崩壊するマンション
2005年11月18日 (金) 21:43 * 編集
崩れたヨン様のような男が経営する姉歯建築設計事務所に構造計算を頼むと、建設費用が約一割減らせるという。
本当にかかる地震の力の半分程度の力で計算、設計していたため、鉄筋の量が少なくて済むからだという。
コスト的には優れるが、この事務所が携わった建物は、いかんせん強度が不足し、震度5強で崩壊するものがあるという。
今年の7月23日に千葉県北西部を震源とする地震があったが、これが震度5強だった。


国土交通省は17日、東京、千葉、神奈川の3都県のマンション20棟とホテル1棟の計21棟で、設計事務所が偽造した構造計算書が建築確認の際に使われていたと発表した。
ホテル1棟(東京都中央区)を含む14棟は既に完成し、耐震性が不足している恐れがある。うち、千葉県船橋市湊町の湊町中央ビルと川崎市のマンションの計2棟は、いずれも建築基準の3割から7割程度の強度しかなく、震度5強の地震で倒壊する可能性が確認された。
国交省は建築基準法違反の疑いで、書類を偽造したとされる千葉県市川市の姉歯建築設計事務所と、事務所を1人で経営する姉歯秀次一級建築士(48)の刑事告発を検討。同事務所は21棟以外にも、最近5年間に約90棟の建築確認にかかわっていたとされ、書類偽造がなかったかどうか調べる。(共同通信)

マンションの企画から建設、顧客への販売は次のようなステップを踏む。

マンションの完成までには多くの場合、開発会社と設計事務所、検査機関、建設会社の4者がかかわる。
建設を企画した開発会社から依頼を受けた設計事務所は、基本設計から実施設計へ進む間に、構造計算を基に建物の骨組みを決める。設計事務所の中には、今回の姉歯建築設計事務所のように、構造計算を請け負う事務所もある。
検査機関は、設計図や構造計算書を基に建築確認を審査し、確認済証が出れば建設会社が着工。開発会社は顧客への販売を進める。(asahi.com)

構造計算を行う方法は、次の要領だ。

構造計算は、建築士が地震などの外力、柱の大きさ、鉄筋の数、建物の形状などをコンピューターに入力。コンピューターがそのデータを処理したうえで、基準に適合しているか、しないのかを判断。別々に印刷される入力シートと出力シートを合わせて、建築士が確認申請書を提出する。両シートには、ページごとに同一記号の認定番号が振られており、入・出力が同じプログラムで行われたものであることが証明される。(毎日新聞)

姉歯建築士の手口は、稚拙だという。

姉歯秀次建築士の手口は、入力シートで正規の外力などを入力したものを使いながら、出力シートで半分程度の外力しか入力していないものを使っていたという。このため、入・出力の認定番号が異なっており、「通常ならすぐに気づく単純で稚拙な方法」(国交省幹部)という。(毎日新聞)

通常ならすぐに気づく単純で稚拙な方法だからか、本人の口からは罪の意識が薄い発言が出てくる。

「イーホームズ(民間の検査機関)は検算すれば簡単に見抜ける偽造も見逃していたので、チェックが甘いと思った。イーホームズ以外の会社はチェックが厳しく数字は変えていない」(読売新聞)
「指摘があれば続けなかったかもしれない。責任の一端はあるのではないか」(中日新聞)
「住民の方々には心配をおかけして大変申し訳ない。自分の法的責任はあると思っている」(読売新聞)
「地震の種類や規模によるが、最悪の場合、倒壊の恐れがある。倒壊しなくても柱が曲がったりつぶれたりする可能性はあり、人的被害はあると思う」(読売新聞)

構造計算書を偽造した理由については、「仕事を増やしたかった」と言っている。
まあ、呆れてしまう。
一方で、こんな程度の責任感でよくも今まで仕事をし続けられたものだと感心した。

「もう全部調べられた。21件がすべてだ」と今回指摘された事例以外には偽造はないと語っているが、責任感のない男の発言だ。ぞろぞろ出てくるかもしれない。最近5年間に約90棟の建築確認にかかわっていたとのことである。

耐震構造がどうなっているか、購入者には分からない。しかし、建設の段階で建設業者は、普段の工事より柱が細いとか、補強が少ないとか気付かないものなのか。
偽造の依頼はしないまでも、暗黙の内に結託していた可能性は強いと思う。

いずれにしても、震度5強の地震が発生する前に黒白付けないといけない。時間は有るようで無い。



banner_02.gif
スポンサーサイト

* Top *