『寸胴鍋の秘密』
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懲りない面々
2005年11月29日 (火) 23:58 * 編集
「ぶっ倒れるにしても、前向きに倒れたい」と小嶋社長。
「ぶっ倒れる」というのは、禁忌だろうにねぇ。
本日の国会質疑における発言からいくつか拾ってみる。


■ヒューザー 小嶋進社長
「偽造計算書が作られたのが原因の一つ。それをとりまく設計事務所、都道府県、イーホームズを含め許可を出した。誰もが疑ったことのない神聖な公文書に対して私どもは全く疑うことなく着工しただけ」
「国交省もいいかげんにしてほしい。京王プレッソイン茅場町なんて、私の物件ではない。」
「大変厳しいが、責任を全うしたいので、何とぞ皆様のお力添えを」
「ぶっ倒れるにしても、前向きに倒れたい」
「あんちくしょー、本当に」

■イーホームズ 藤田東吾社長
「必要なチェックポイントは適切に審査してきた」
「巧妙な偽造を当社が見抜いたことを評価して欲しい。民間開放の成果だと自負している」
「建築業会に携わるほとんどの者が善良な技術者で、このようなことが行われるのは心の犯罪と思う」

■木村建設 篠塚明・元東京支店長
「(鉄筋量を減らせと)言ったかも知れないが、当然、法令を守るという暗黙の了解があった」

■木村建設 木村盛好社長
「現場のことは全く関知していない」
「すべて東京支店に任せていた」

会見では、イーホームズの藤田社長の口から、同業の日本ERIなる会社名とその疑惑が披露された。この会社の上層部は急遽記者会見を開き、席上で疑惑を否定したが、どうだろうか。

ところで、この日、ヒューザーは、新たに東京都日野市「グランドステージ豊田」と川崎市の「グランドステージ溝の口」で耐震基準を満たさない可能性があることを明らかにした。いずれも姉歯建築設計事務所が構造計算を行っていた。
また、千葉県市川市は千葉県市川市鬼高の「グランドステージ下総中山」で構造計算書の偽造が見つかったと発表した。建築主はヒューザー(東京)。スペースワン建築研究所(同)が姉歯事務所に構造計算を委託したもの。なお、このマンションは、日本住宅建設産業協会の「優秀事業賞」を受賞している。どういうこっちゃ。

「グランドステージ」という名前は、ヒューザーのマンションによく使われている。
言ってみれば、ブランドなのだろう。ヒューザーのマンションの「広いけど安い」というコンセプトを上手く表現していると思うが、事件が露呈してしまった今は、悲しいくらい空虚な響きを感じさせる。

日が改まると、耐震基準に疑義のあるマンションがさらに公表される。
そして、新たな検査会社にも疑惑が…。
この沼、恐ろしく深く広いようだ。

「あんちくしょー、本当に」とは、本来、懲りない面々に対し消費者のみが使える文句である。



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気ンなるニュース
2005年11月27日 (日) 22:31 * 編集
毎日、多くの事件・事故のニュースが発信される。
そんな中で、どうも気ンなるニュースというのがある。
最近では昨日の次の事件だ。


26日午前3時35分ごろ、大阪市北区曽根崎2の国道176号梅新北交差点で、パトカーに追跡されていた乗用車が、横断歩道を歩いていた男性をはね、男性は頭を強く打って死亡した。乗用車はその前後、タクシー4台に衝突し、乗客の男性(55)が頭に軽傷を負った。乗用車を運転していた女は車を乗り捨てて逃走し、府警曽根崎署は道交法違反(ひき逃げ)容疑などで女の行方を追っている。
調べでは、ひき逃げ事件の直前、同区太融寺町の市道交差点で、この乗用車が信号無視したのを対向車線のパトカーが発見、追跡を始めた。乗用車は約400メートル南西の梅新北交差点で信号待ちのタクシーに衝突。直後に男性をはねて約30メートル引きずり、さらに約150メートル南の梅田新道交差点でタクシー3台に次々衝突して止まった。追跡時、乗用車とパトカーは約200メートル離れていた。
死亡した男性は40~50歳。身長約165センチで紺色スーツ姿。女が運転していた乗用車は灰色のニッサン「サニー」で、フロントガラスが破損し、女は頭部を負傷している模様。女は20~30歳で小柄、ロングヘアー。セーターに茶色のズボン姿だった。(毎日新聞 11/26)

サンケイ新聞によると、曽根崎署が女の乗っていたサニーの車体番号やナンバーを照会したが、該当車はなく、廃車となった車に登録抹消されたナンバーか、偽造ナンバープレートを取り付けた疑いがあるという。また、車内には携帯電話などが残っていたとのことである。

セーターに茶色のズボン姿だったというから、普段着と考えるのが相当で、大阪からそれほど遠くないところに住む女だろう。
しかし、このあわてぶりは何だ!?
まず、交差点で信号無視したのきっかけに、400メートル先の交差点で信号待ちのタクシーにぶつかった後、男性をはねて、30メートルも引きずっている。更に、150メートル先の交差点でタクシー3台に次々に衝突し、やっと停止。車を乗り捨て、逃走した。
単に、パトカーに追われ、人をはね、気が動転してしまったというのが理由ではないように思う。
いったい、この女は何から逃げようとしていたのか。あとから追いかけてきたパトカーだけではないはずだ。

そう、なにやら犯罪との接点を思い起こさずにはいられない。
盗難車だったのか。いや、そんな小さな犯罪じゃないだろう。
廃車となった車に偽造ナンバープレートを付けていたことからすると、車の窃盗団の一員か。
うむ。
あるいは、最近、大阪で起きた事件、まさか、浪速区で起きた姉妹刺殺事件の関係者!
…なんてことはないか。

サンケイの記事には「車内には携帯電話などが残っていた」と書いてあるので、携帯電話以外にも証拠となるものがあったと思うが、事故から2日近く経つのに、なぜか府警からなにも続報がない。これも気ンなる。
府警が何かしら背景にある大きなヤマを捕捉しつつあったりしてね。



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真の原因
2005年11月27日 (日) 19:00 * 編集
耐震データ偽造問題について、自民党の武部勤幹事長は、26日、「悪者捜しに終始するとマンション業界がつぶれる。不動産業界もまいってくる。景気がおかしくなるほどの大きな問題だ」と述べた。
今後の対応にこそ軸足を置くべきとの主旨だと思うが、一方、悪者捜しをしないと真の原因が分からず、効果的な対策が打てないのも事実である。

対策といえば、問題のマンションやそこに住まわれている方々の対応をどうするかと共に、設計から建築確認のステップそのものをどうしていくべきかの議論も活発になってきた。

以前にも書いたが、マンションの企画から建設、販売は次のステップを踏む。
開発会社の建設企画 ⇒ 設計事務所による構造計算も含む設計 ⇒ 検査機関による審査 ⇒ 建設着工・完工 ⇒ 開発会社による販売へ

今回の耐震データ偽造問題の原因は、大きく次の二つとされる。
構造計算の段階で耐震データを偽造したことと検査機関による審査が機能していなかったことだ。
設計段階における問題については、建築士免許の更新制導入が対策となっているようだ。


耐震強度偽造問題で浮き彫りになった建築士のモラル低下や自治体、民間検査機関の建築確認体制のずさんさを受け国土交通省は建築士免許の更新制導入も視野に入れ、建築士法の改正など抜本的な見直しに着手する方針を固めた。(略)必要であれば、次期通常国会に改正案を提出する。
建築士の更新制が導入されれば、更新に合わせ建築士の倫理や最新の知識を身に付けているかなどをチェックできるようになる。(略)
建築士の制度では、日本建築家協会が「建築士は適性がなくても続けられる。違反を起こしても行政処分もほとんどないのが倫理観を持たない建築士が生まれる原因だ」と指摘するなど見直しの機運が高まっている。(中日新聞)

一方、検査機関については、民間検査機関への立ち入り検査の強化が対応策として検討されている。

マンションなどの耐震強度に関する構造計算書の偽造を見過ごした民間検査機関イーホームズ(東京都新宿区)に、国土交通省がほぼ毎年、定期的に立ち入り検査をしながら、同社の審査態勢の不備を指摘してこなかったことが明らかになった。帳簿の保管状況や検査員数の点検が中心で、建築確認の審査方法の中身は詳しく調べていなかった。こうした事態を受け、国交省は、民間検査機関への検査のあり方を見直す。(略)
国交省によると、民間検査機関への立ち入り検査は建築基準法に基づき、年1回程度で、「建築基準適合判定資格者」の資格を持った1級建築士の数や確認書類の保存状況、利害関係のある業者への検査の有無など、事務上の不備に関する点検が中心。構造計算書を個別に再計算することはなかった。
イーホームズに対しては、ほぼ毎年度末に実施。10月24日には抜き打ちの検査もしたが、書類の保管の不備について改善を指導しただけで、構造計算書の審査状況は調べなかった。今回の偽造問題発覚後に立ち入り検査をするまで、審査手続きの違反には気づかなかったという。(略)
国交省は偽造見過ごしの再発防止策として、立ち入り検査の強化を検討。構造計算書など重要書類の一部を抽出して詳しく点検するなどの案が浮上している。(asahi.com)

しかし、民間検査機関だけが問題ではない。というのは、官による見逃しもあるからだ。

千葉県の姉歯建築設計事務所がマンションなどの構造計算書を偽造した問題で、民間の確認検査機関だけでなく自治体が偽造を見逃していたケースが相次いで判明している。行政側は「申し訳ない」と頭を下げる一方で、「限られた人数ですべてチェックするのは無理」との釈明も。建築確認のあり方について根本的な見直しを求める声が強まっている。
東京都台東区は25日、同区内にある未着工のマンション、「エクセリア浅草田原町」(仮称)で、姉歯事務所による構造計算書の偽造があったと発表した。7月6日に区が建築確認済証を交付したばかりだった。(nikkei net)

こんなことから、欠陥建築物の被害者に対する補償も対応策として検討されている。

国交省は審査ミスを完全になくすのは困難とみており、建築確認の審査をすり抜けた欠陥建築物の被害者に対する補償の実効性確保が今後の検討課題だとしている。
建物に欠陥があった場合に補償金が支払われる保険の売り主への加入義務などを軸に検討する。国交省幹部は「これまでの建築確認制度は性善説で運用してきた。今後は性悪説で制度全体を考える必要がある」と話している。(asahi.com)

まとめてみると、現在、検討されているのは、建築士免許の更新制導入、立ち入り検査の強化、欠陥建築物の被害者に対する補償といった方策である。

これらの施策を講じることで欠陥建設物はなくなるかというと、なくなりはしない。
なぜなら、建築士免許の更新制導入により建築士の資質の見極めやスキルの把握などはできようが、第二の姉歯を阻止する絶対的な手立てとはなりえない。違反を起こした場合、免許剥奪といった厳しい処分を並行して導入すべきであろう。
また、検査機関に対する立ち入り検査を強化しても、全数チェックはとうていできない。民間検査機関は全国に122もあり、建築確認の総数は年間約75万件というからだ。
今、検討されている方策の導入により、耐震対策が十分施されていない建物の数は少なくはなるだろうが、残念ながら今後も網をくぐるようにして建て続けられるだろう。
そのための救済として欠陥建築物の被害者に対する補償制度を導入しようというシナリオだ。
欠陥建設物そのものは、今後もなくならないのだ。なお、今回は焦点の外にあるが、従来、工事の手抜きによる欠陥建設物が問題視されてきた。この面での対策は十分なのであろうか。

さて、冒頭、今回の耐震データ偽造問題の原因は、大きく次の二つだろうとした。
構造計算の段階で耐震データを偽造したことと検査機関による審査が機能していなかったことだ。
しかし、そもそも論で考えると、今回の真の原因は、コストパフォーマンスが高い物件の販売を使命としてきた開発会社が鋼材をはじめとする材料値上げの中で、その本来の使命を見誤ってしまったことではないかと思う。
コストパフォーマンスはイコール、低コストの意味ではない。必要な機能、質を満たした上で低コストであることがコストパフォーマンスが高いということである。
ヒューザーは、そこをはき違えた。
小嶋進社長は、声明文で「良い物を安く供給するという事は正しい競争の方向性であり、どうやって良い物を安く造るかで民間企業はしのぎを削っているのであり、それができない企業は淘汰される」としている。百歩譲って社長の使命感はブレていなかったとしても、末端の営業所レベルでは単に安ければ良いということになってしまい、姉歯設計事務所を脅かすようにして、コストを下げていた。
小嶋社長は、「姉歯事務所を使うように指示したのは、現場レベルで決めていたようだ。私は知らなかった」とも言っているが、末端をコントロールできなかった意味合いで責任から逃れることはできない。
そして、使命を見誤った会社はいつか崩壊する。

いずれにしても、今後、建築士免許の更新制導入、立ち入り検査の強化、補償金が支払われる保険の売り主への加入義務などにより、マンションの販売価格は上昇に転じ、工期もかなり長くなるだろう。
これから購入を考えている人にとっては悪い話ばかりであるが、実は必要な機能や質を満たすためには、それが真っ当なことなのである。



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臀部のコピー
2005年11月26日 (土) 16:37 * 編集
元稿のタイトルは、「コピー機修理屋の告白」だ。

コピー機メーカーのキヤノンは、クリスマスシーズン中、事務用機器を丁寧に扱うよう訴えている。同社によると、祝い事が続くこの季節、修理依頼の電話が25%も増えるという。その理由は、おなじみの行為、「臀部のコピー」という悪ふざけをする人が増えることにある。
このような行為は、オフィスパーティでよく見られる。しかし、こうした悪ふざけの結果、コピー機のガラスを割ってしまう人が実に多いのだ。クリスマスシーズン中、キヤノン技術者の32%が、身体の一部をコピーしようとして割れたガラス板を修理するために呼び出されているという。

ロンドンにあるキヤノンに勤務するTim Andrewsによると、「毎年、正月明けは、コピー機のガラス交換で忙しくなる。多くの場合、『臀部のコピー』が原因だ」と述べる。
キヤノンは、顧客から寄せられる修理依頼の電話のうち46%が、業務とは無関係な行為による破損だという驚くべき数字を発表している。

イギリス北部に勤務するGeoff Bushは、自分が担当した修理について、面白い経験談を語る。ある若い女性がコピーの最中にガラスを破損してしまったそうだ。さらに、このコピー機は同時に紙詰まりを起こしてしまったという。機械が修理され、紙詰まりも解消された途端、酔いもすっかり覚めた同僚の目の前に排出されたのは、女性の臀部のコピーだった。
西洋人の体格が「スーパーサイズ化している」ことも恐らく、こうした故障に影響を与えている。これに対応するため、キヤノンでは現在、ガラスを1mm厚くしているという。

しかし、もっと驚くべき話を、北イギリスのサービスエンジニアSteven Mannionから得ることができた。「男性性器のコピーが詰まった機械を修理したことがある」(Mannion)
この話では、機械に詰まっていたのが、写真のコピーであったことを願うばかりだ。
Mannionは、「修理先のマネージャは、修理費を支払うべき犯人を見つけるため、このコピーを持って事務所内を歩き回ることを示唆していた」と付け加えた。(CNET Networks)

最近、日本のオフィスでも、おなじみとなってきた臀部のコピーだ。
ズボンを降ろし、コピー機にヨイコラショとまたがり、スタートボタンを押す。スキャナー部分が左から右に流れて尻を写し取っていく。ややすると、コピーが排出されてくる。皆、残業時や休出時に隠れるようにしてコピーを撮っているようだ。
寸胴鍋の勤める会社でも、昨年末の納会で、仲間数名が自分の臀部のコピーを持ち寄り、大騒ぎとなった。中には、カラーコピーで持ち込む男がいたが、これはちょっとリアル過ぎて、興ざめだった。
やはり、臀部コピーはモノクロコピーの方が味わいがあるし、受けがいい。

嘘だ。日本じゃ、こんなことはない。
イギリスからの情報であるが、まったく文化の違いを感じさせる。
臀部のコピーは、原文には、rear-end copyingとある。

ところで、こうした海外発信のニュースは、記事を引用したり、いじくっているブログを回ってみると面白い記事に出会うことがある。

たとえば、アリゾナ州ツーソンのJohn Walkenbachという方が運営するJ-Walk Blogというブログにもこの記事が引用されていた。
その記事のコメントに次のようなものがあった。拙い英語力で訳してみる。


「ある夜、仕事場で泥酔した上司が、自分の尻をコピーしようとして、コピー機のガラスを割ってしまった。彼は変圧器をコピーしようしたら、割れてしまったと言い訳をしたが、私達は騙されなかった。最後には、とうとう本当のことを喋った。変なヤツ」 Gee....さん。

実際にいるんでねぇ。そこかしこの仕事場に。

「今年は、誰もがそれらをファックスで送ってくれ」 tim oteroさん。

いいねぇ。洒落ているねぇ。しかし、街は大騒ぎになるだろうなあ。

「私は、コピー機の修理屋を知っているが、彼は、コピー機の中から出てくるのは食い物が多いといっていた。なんでも、食い物をコピー機の中にいれて暖めておくためらしい。」 cobra427さん。

cobra427さんのコメントには、次の文章が続いている。
健康的じゃない意味のようだが、寸胴鍋の英語力では訳しきれない。


He also told me of some bloke who'd burned his er.. tackle on the glass after 150 copies.

どなたか、訳していただけると幸いだが…。

(J-Walk Blog)


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カリスマ主婦の大変さ
2005年11月26日 (土) 11:29 * 編集
女性エッセイストが不正に婚姻届を提出したのは、「本が売れ、確定申告する時に本来の戸籍を知られたくなくて、別の戸籍が必要になった」ということだが、よく理解できなかった。

別人の戸籍を使い、不正に婚姻届を提出したとして、警視庁荻窪署は25日までに、エッセイストの山崎えり子(本名=内山江里子)容疑者(41)=静岡市葵区西千代田町=ら3人を公正証書原本不実記載と同行使の疑いで逮捕した。
ほかに逮捕されたのは、同居人の高校教師、外崎隆容疑者(43)と、飲食店アルバイト店員、古野省子容疑者(48)=東京都杉並区本天沼3。いずれも容疑を認めているという。
同署の調べによると、山崎容疑者は2001年11月、知人の古野容疑者の戸籍謄本を使い、身元を偽った婚姻届を静岡市役所に提出した疑い。
山崎容疑者は過去に別の男性と結婚したが、正式な離婚手続きをしないまま別居していた。山崎容疑者は「本が売れ、確定申告する時に本来の戸籍を知られたくなくて、別の戸籍が必要になった」などと話している。山崎容疑者は金を貸していた古野容疑者から戸籍を譲り受けて「外崎省子」に成り済ましていたという。(nikkei net 11/25)

この記事では動機が分からなかったが、今日のスポニチの記事で納得ができた。

「夫から暴力を受けたため逃げたが、住民登録をすると夫に居場所が分かってしまうと思ったなどと話している」

同時に、芳しくない話も載っていた。

著書では、「大学卒業後、公務員としてドイツをたびたび訪れた」などとして、ドイツでの生活ぶりなどを紹介していた。これについても、捜査関係者には「公務員として働いたことも、ドイツで暮らしたこともない」などと話しているという。
また、静岡県での暮らしについての記述では、外崎容疑者を夫と表現しているとみられる個所もあった。偽装結婚だけではなく、著書までうそで塗り固められていた可能性が高い。(同上)

1998年に出版した「節約生活のススメ」は80万部のベストセラーという。
アマゾンで調べると、この本は一冊1,470円(税込)だ。仮に、印税が10%とすると、収入は117百万円となる。他にも多くの著書があるようだ。

外崎容疑者とは約10年前から同居していたというから、1995年頃には2人の同居生活は始まっていた。
知人の戸籍謄本を使い、身元を偽った婚姻届を静岡市役所に提出したのが、2001年11月。
そして、1998年、「節約生活のススメ」の出版という経緯になる。

なんでも、彼女は夫が障害者となったことから節約生活をはじめ、35年の住宅ローンを5年半で完済したというエピソードが売りだったという。
始めこそ、前夫からのドメスチックバイオレンスから逃れ、同棲のつつましい生活を続ける上での経済的な知恵が、世間の注目を浴びることになったが、それでは物足りずに、逞しい想像力で大幅に補ってきたということだろうか。
世間のイメージに自分を合わせ続けることは結構大変なことではなかったのか。

ところで、このエッセイシストの本名は内山江里子、なりすました名前は外崎省子、作家名は、山崎えり子。それに、以前結婚していたときの○○江里子と4つの名前を持っていたことになる。
親戚や幼な馴染には、内山江里子、近所づきあいは、外崎省子、仕事上では、山崎えり子と使い分けてきたのだろう。
これも大変だったろうと思うが…。



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1級建築士の弁明
2005年11月24日 (木) 22:16 * 編集
姉歯秀次1級建築士が聴聞会で語った。数紙から拾ってみる。

大口取引先の支店長から、コストを抑えるよう求められ、構造計算をやり直した。
しかし、支店長から「更に鉄筋を減らせ」と要求され、適法ぎりぎりまで鉄筋を減らして再計算したが、さらに支店長は減らすよう求めてきた。
「これ以上減らすと安全性に問題がありできない。」と言ったが、「他の事務所に代えるぞ」などと迫られ、「大口の取引先で仕事がなくなると生活に困るので要求に従った」
「仕事確保が優先で考えが至らなかったが、今思えば、その時に拒否するべきだった」
「複数の検査機関を経験したが、厳しいところと甘いところがあった。その中でイーホームズ社は甘いと分かった。ある別件では期限ぎりぎりだったので、偽造計算書を提出し、後で(正規文書に)差し替えるつもりだった。ところが審査に通ったのでびっくりした」
「それ(21棟)以外は覚えていない」
「(偽造を始めたのは)ここ数年で、(その前は)しっかりやっていた」

彼は、この業者については支店長の個人名を挙げたという。他の2業者については会社名を述べただけだが、いずれの会社からもコストダウンを迫られたという。
国交省は「いずれも大口の建築主や施工業者だが、具体的な名前は明かせない」としている。これらの経緯について裏付ける資料がないからだという。
どう考えても、こんな経緯を記録した資料なんて残っているはずはないと思うがねぇ。

ところで、伝わる報道からは、この姉歯という男の発言には、一番の被害者である、マンションの住民に言及した部分がまったくない。見事にない。
聴聞会の中で、そのような質問がなかったとしても、どこかで、たとえ一言でもいいから、謝意を表すべきであった。
出てくるのは、やれ「これ以上減らすと安全性に問題がありできない」と抗したとか、やれ「生活に困る」とか、やれ「(その前は)しっかりやっていた」など、自分の保身のみに終始している。

さて、今回は披露されなかったが、気になることがある。
それは、二人が携わったマンションが完成した際、それを見上げて、姉歯一級建築士と支店長が交わした会話だ。
どのようなやり取りをしていたのだろうか。

さらには、どのような気持ちだったのだろうか。
姉歯一級建築士は、自分の生活が守れたと安堵していたのだろうか。
業者支店長は、成し遂げた達成感に満たされていたのだろうか。
そして、果たして、二人はいずれ今日のような日が来ることを想像していたのだろうか。

今、この二人に保身すべきものは、なにもない。



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フォルクスからのコメント
2005年11月23日 (水) 23:10 * 編集
11月9日の当ブログで、「私の馴染みのステーキ店は、フォルクスだ」と胸を張った。
しかし、ファンを裏切るかのように、フォルクスは、15日に公正取引委員会より景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を受けた。
同日の当ブログで、「フォルクスファンとして、愛するフォルクスよ。もー、がっかりさせないでくれ」と書いた。
そして、今回の事件を次のように想像した。
「フォルクスは、元はダイエー系であったが、今年2月に「どん」が買収し、親会社となった。
そして、成形肉をステーキと偽り、メニュー化したのは、3月からだ。
偶然であろうか。
私にはそうは思えない。更に言えば、発覚したのも、親会社の指示に反発したプロパー社員のリークではないか。」

今日、フォルクスからコメントが来た。以下、原文のまま。


株式会社フォルクス管理本部の者です。
ブログを拝見させていただきました。

このたび公正取引委員会より受けました排除命令で、日頃ご愛顧をいただいておりましたお客様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

ご説明申し上げますと、成型ステーキはこれまで30年以上にわたり、外食業界では一般に使われてきました。
しかしその多くは、決して一部報道のような「端肉の寄せ集め」などではなく、「いかにステーキの味を良くするか」という工夫から生まれたものです。

しかし、近年のトレーサビリティーの確立や、商品の情報公開が進む時代の流れに対する理解が足りず、加工表示の不備で指導を受けましたことは、誠に恥じ入るばかりです。
今後は、積極的な情報開示を進めてまいります。

今回の経緯と成型ステーキの歴史や背景、製造法などにつきまして、当社ホームページでご案内するコーナーを設けておりますので、ご参考いただけましたら幸いです。
http://www.volks-steak.co.jp/news/0511/Newsrelease051119.htm


案内のアドレスを辿ると、社長の謝罪文と共に、成型ステーキの経緯や作り方が載っている。
当然、寸胴鍋の想像に対する回答はない。

このフォルクスからのコメントは、本事件に言及した他のプログにも同様に発信されているようだが、この木目の細かい対応は、なんともうれしいではないか。心に染み入るではないか。

そんな気持ちになると、今回は、たかだか、本物のステーキと成形肉が混在してメニューに載っていただけではないか、成型加工したことをメニューに記載していなかっただけではないか、なんて鷹揚になり、態度もコロッと豹変してしまう。

やはり、今後もフォルクスファンで行こう。


(フォルクスの案内コーナー)


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大阪姉妹殺害事件の続報
2005年11月23日 (水) 22:32 * 編集
20日の当ブログで「素人探偵は早々に退場することとし、警察の事実解明を待とう」と書いたが、まだ捜査に劇的な進展はないようだ。

大阪市浪速区のマンションで飲食店店員上原明日香さん(27)、千妃路さん(19)姉妹が刺殺され、部屋が放火された事件は24日で発生から丸1週間。
浪速署捜査本部は面識のない者による犯行との見方を強めるが、未解明の部分が多く、犯行目的も絞り込めていない。家族思いの姉。看護師を夢見た妹。なぜ2人が狙われたのか。
交友関係で特にトラブルは浮かんでいない。
2人の財布に紙幣や小銭が一切なく、付近では若い女性への付きまといが多発していた。
今のところ、恨みではなく強盗などの目的で部屋に押し入ったとの見方が有力で、捜査幹部は「騒がれて刺したのでは」とみる。(共同通信)

ブログで犯人の動機が分からないと書いたが、共同電でも、浪速署捜査本部は「犯行目的も絞り込めていない」としている。
そんなこともあって、寸胴鍋は、人間関係に起因するなんらかの問題があったように考えるが、捜査が進展しても、「交友関係で特にトラブルは浮かんでいない」という。
ますます、謎が深まる事件であるが、22日付の共同電は、明日香さんが事件前日に廊下で目撃した眼鏡とリュック姿の不審な男について「20-30代だった」と周囲に話していたことを伝えている。
当日、目撃されている、カーキ色のジャンパーを着た眼鏡をかけた野球帽姿の男は中年だったとのことなので、明日香さんや目撃者の方々の観察力を信じれば、この二人は別人である可能性が出てきた。

寸胴鍋には、前日、目撃されている眼鏡とリュック姿の男は、どうしても嫌がらせ目的のように思われてしょうがない。
なぜ、他人の家の配電盤のスイッチを消したり点けたりするのか。仮に、浪速署捜査本部の読みの通り、「強盗などの目的で部屋に押し入ったが、騒がれて刺した」とすると、強盗するのになぜ電気を消す必要があるのか。在宅しているかどうかは、その部屋の照明がついているかどうかで確認ができるはずである。
この男は、やはり彼女達と何らかのトラブルを起こした男で、その嫌がらせと見たい。捜査本部では「交友関係で特にトラブルは浮かんでいない」というが、人間関係のトラブルなんて第三者には知りえないものも多くある。
但し、嫌がらせが嵩じて殺人を犯すこともあるのだろうから、なんともいえないが、この20-30代の男が犯人ではないとすると、ターゲットは、事件当日、目撃されているカーキ色のジャンパーを着た眼鏡をかけた野球帽姿の男となるが、この男の殺人者としての疑義については前回も触れた。

事件は、一週間経って、なおも闇のままだ。
捜査の進展に期待する。



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縊死した巡査長の謎
2005年11月22日 (火) 22:27 * 編集
余計なことなど考えなくても良い、単純な事件なのだろうか。

長崎県警捜査一課は21日、同県警運転免許管理課の巡査長(46)、が病院院長らから慰謝料名目で現金を脅し取ろうとしていたと発表した。同巡査長は先月30日に自宅で首つり自殺をしており、近く恐喝未遂容疑で書類送検する。また同容疑で共犯の諫早市の飲食店経営の男(61)ら4人を21日逮捕した。
逮捕されたのは、ほかに飲食店経営の男の妻(54)と長男(33)、巡査長の妻(47)。
調べでは、巡査長と飲食店経営の男らは、巡査長が病気で入院中の長崎市内の病院で他の入院患者から暴行を受けて顔にけがをしたことについて、病院院長や担当医師に病院の管理体制の不備を指摘。9月12日から15日までに計3回、「バックがついとっぞ」「まとまった補償額を提示しろ」と迫って現金を脅し取ろうとした疑い。
飲食店経営の男の家族と巡査長らは知り合い同士。巡査長の自殺の原因は、遺書などがないため不明という。
長崎県警監察課は「本人が死亡しており、どの程度事件に関与しているかは不明だが、今後このようなことが2度と起こらないよう職員の資質向上に努めたい」としている。(ZAKZAK)

時系列で今日までを整理してみると、

?月?日~?日 巡査長が入院中、長崎市内の病院で他の入院患者から暴行を受けて顔にけがをした。
9月12日~15日 病院院長や担当医師に病院の管理体制の不備を指摘し、「まとまった補償額を提示しろ」と知り合いと共に恐喝。
10月30日 巡査長、縊死。
11月21日 関係者逮捕。

また、事件に登場する人物は以下の通りだ。

巡査長(46)
その妻(47)

飲食店経営者(61)
その妻(54)
その長男(33)

この事件、巡査長が知り合いと結託して、病院長等を脅迫したという、単純なものなのだろうか。なんか腑に落ちないものがある。
疑問を列記してみよう。

謎その1
なぜ、巡査長は他の入院患者から暴行を受けたのだろうか。それも、病院においてである。
暴行したのは誰なのか。巡査長とはなんらかの関係があったのだろうか。
彼は、暴行を受けるままであったのだろうか。やり返したのであろうか。
そもそも、暴行の事実はあったのか。

謎その2
なぜ、巡査長は暴行の事実を警察に通報するのではなく、病院院長や担当医師に病院の管理体制の不備を指摘する行動に出たのか。
はじめから、病院側を脅迫しようとしていたと考えれば、当然の行為であるが、警察に通報しなかった理由が別にあるのではないか。

謎その3
なぜ、巡査長は、この行動に知り合いの家族を引き込んだのか。
これも分からない。知り合いの男だけではなく、さらに、その妻も息子も巻き込んでいる。彼らの役割は何だったのだろうか。

謎その4
そして、なぜ、巡査長は自殺したのか。

二つのシナリオが想定できる。
まずは、ストレートに解釈した場合だ。

「シナリオその1」
巡査長は、病院を脅迫する目的で、入院中、自分で自分の顔に傷をつけた。
退院後、知り合いの強面顔の飲食店経営者と家族を伴って「バックがついとっぞ」「まとまった補償額を提示しろ」と、病院を恐喝した。
病院側は県警に通報した。
調査の結果、脅迫した事実が県警に知られるところになり、巡査長は、将来を悲観し、縊死した。

次はひねくり回して想定したものだ。

「シナリオその2」
巡査長は、病院で入院患者から理由なく暴行を受け、顔に傷をつけられた。事実を内々にして欲しいという病院サイドの意向もあり、その場は丸く収めた。
しかし、退院後、しばらくしても病院からなんの謝意の表明もなかった。
知り合いの飲食店経営者とその家族にその話をすると、「慰謝料ぐらい出すべきだ。一緒に行くから、病院側にはっきり謝ってもらおう」と言われた。
とある日、巡査長と飲食店経営者と家族は、病院にでかけ、病院長らに病院の管理体制に対する不備について謝意を表明するよう要求した。
巡査長らには、脅迫という意識はなかった。非を認めて謝って欲しかっただけだ。
しかし、病院側があまりに誠意がない対応をするため、つい、「誠意を形で示して欲しい」と言ってしまった。それでも動じない病院側にいらつき、さらに、「バックがついとっぞ」と口が滑ってしまった。
病院側は、巡査長たちの行動を脅迫と受け止め、警察に通報した。
警察は、巡査長に彼らの行っている行為が脅迫であることを告げた。
これを苦にした巡査長は、将来を悲観し、縊死した。

これは、少し考えすぎかもしれない。無理もある。

この事件については、続報もなく「シナリオその1」に近い線で終結していくのだろうから、残念ながら、以上の謎は謎のままで取り残されてしまうだろう。

ところで、彼らが脅迫したという9月12日~15日から、巡査長が縊死した10月30日まで、一ヵ月半もある。
長崎県警監察課では「本人が死亡しており、どの程度事件に関与しているかは不明だ」と言っているが、この間、長崎県警では徹底した捜査をし、とっくに巡査長の関与を調べ上げているはずである。



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イチロー、ヤンキース入り?
2005年11月21日 (月) 23:33 * 編集
ホントかな。だとすると、夢の実現に一歩近づくが…。

最近のシアトル地元紙で、マリナーズのマイク・ハーグローブ監督との確執から、トレードを希望していると伝えられているイチロー外野手。
ニューヨーク地元紙『ニュース・デー』は20日(現地時間)、ヤンキースがマリナーズにイチローのトレードを打診し、マリナーズがこれを断ったと報じた。ヤンキースはイチロー獲得のためには、将来を期待されるロビンソン・カノ二塁手や王建民投手の放出も提案したという。
また同紙は、ハーグローブ監督とビル・ババシGMが経営陣にイチローのトレードを進言したのに対し、イチローもハーグローブ監督の解任を要求したと報道。来年の春季キャンプで両者が気まずい再会をすることになるのではないかとした。
松井秀喜外野手と再契約を結んだヤンキースの今オフの補強ポイントは中堅手であることから、イチローが候補に挙がった。ヤンキース退団が濃厚とされるバーニー・ウイリアムズ外野手の背番号51番が空けば、イチローの移籍もスムーズに進むことが予想され、イチローのヤンキース移籍話が再び浮上する可能性も否定できない。(sprots navi)

大きな夢がある。
一笑に付されるかもしれないが、それは、大リーグの一チームを日本人選手で構成させることだ。
無理なことであろうか。
今、大リーグで活躍している日本人で布陣を考えてみると、

投手…野茂英雄(ちょい古いか)、高津臣吾その他多く。
捕手…城島 健司
一塁手…中村紀洋
二塁手…井口資仁
遊撃手…松井稼頭央(今年は、「期待を裏切った人」第10位という)
右翼手…イチロー
中堅手…松井秀喜
左翼手…田口壮

残念ながら、三塁手がブランクになってしまうが、これは、数年後、ロッテのあの今江敏晃選手を大リーガーにさせればいい(なんて身勝手なこと!)。
こんな夢のチームが編成されて、大リーグの中で毎日、戦いを挑む。

BSの大リーグ中継は凄い視聴率になるだろう。
低迷する巨人戦なんて、目じゃない。毎日が紅白歌合戦のような数字になるはず。

こんなチームができたら、わくわくするだろうなあ。
だから、イチローのヤンキース入りには、諸手を上げて大賛成。



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大阪姉妹殺人事件
2005年11月20日 (日) 20:22 * 編集
まず、第一報は次のようなものだった。

17日午前3時40分ごろ、大阪市浪速区塩草2のマンション「UB21難波28」401号室から出火。室内から住人のホステス、上原明日香さん(27)と妹の千妃路さん(19)が胸などを刺され倒れているのが見つかり、2人とも死亡が確認された。現場の状況から府警捜査1課は殺人・放火事件と断定、浪速署に捜査本部を設置した。
調べによると、現場は洋室2間と台所の計約70平方メートル。明日香さんは洋室のベッド、千妃路さんは近くの床に倒れていた。ともに左胸の深い刺し傷が致命傷とみられ、顔や腕にも傷があった。玄関近くの廊下に刃渡り約16センチの文化包丁が落ちていた。
室内約10平方メートルが焼けたが、消防がすぐ消火。火元は2人が倒れていた隣室のソファ付近とみられる。玄関ドアと窓はすべて施錠されていた。玄関は室外からカード式の鍵で施錠する仕組みで、捜査本部は犯人が2人を殺害して火を付け、外から鍵を掛けて逃げたとみている。
明日香さんは現場近くにある勤務先の飲食店から午前一時ごろ帰宅したという。(nikkei net 11月17日12時)

現時点まで明らかになっていることをまとめておこう。

<被害者>

■上野明日香さんは、大阪・ミナミの飲食店で働き、上野千妃路さんは、その近くにある別の飲食店で働いていた。姉妹は奈良県平群町出身で、2人の上に兄が1人いる。部屋は明日香さん名義で00年5月入居。約1カ月前から千妃路さんが同居を始めたという。
明日香さんは約4年半前から飲食店に勤め、その店の女性経営者は「面倒見のいい子で客の評判も良かった」と話す。経営者は来春、明日香さんとブライダル関係の会社を設立する予定だった。
「明日香さんはおとなしく、やさしい感じ。大人っぽい雰囲気だった」と幼ななじみは語り、千妃路さんを知る人は「活発で明るい女性だった」と口をそろえる。

<犯行時間>
■明日香さんは、17日午前1時ごろ仕事が終わり、近くの別の飲食店に勤める千妃路さんと待ち合わせ午前1時40分ごろ、自転車二台で一緒に店を出た。
■姉妹とみられる「キャー」という悲鳴を聞いたマンション住民がとっさに携帯電話の時刻を確認、時刻が同2時10分ごろだったことが確認されている。
■司法解剖の結果は、2人は午前2時半ごろに出血死したとみられる。
■姉妹の部屋から煙が出ているのに気づいた住民が119番したのは、17日午前3時40分すぎ。午前3時半ごろ非常ベルが鳴ったが、誤作動と思った1階住民が止め、その後再びベルが鳴った。

<死因>
■出血死。明日香さんは左胸と左ほお、左腕に、千妃路さんは左胸と右ほお、右腕に傷があった。
致命傷は、二人とも左胸の傷、正面から心臓付近を一突きされた。いずれも深さ10数センチ、幅は3・5センチ。傷は背中にまで達していた。

<室内状況>
■部屋は約30平方メートルの2K。外出時にカードを差し込んで鍵をかける方式。
■明日香さんはベッドの上、千妃路さんはそばの床に倒れていた。明日香さんはヨットパーカとジーパン、千妃路さんはTシャツとジーパン姿、着衣に乱れはない。
■部屋の玄関付近の壁などに血痕があった。靴も散乱しており、犯人が部屋に押し入った直後、玄関で姉妹のいずれかを襲ったとみられる。
■消防が到着したとき、玄関ドアと窓はすべて施錠されていたため、エンジンカッターでドアを破った。したがって、犯人は二人を殺害後、玄関ドアを施錠して逃走していると思われる。
■廊下で見つかったタオル2枚には多量の血が付いていた。
■台所の包丁収納場所付近は、荒らされた様子がなく、包丁1本が収納されていた。一方、玄関に近い床の上には、文化包丁(刃渡り16.5センチ)がむき出しのまま転がっていた。この包丁からは、血液反応は出ていない。
■部屋に残された2人の財布から、現金がなくなっていた。2人の財布は、かばんなどから取り出された状態で見つかった。カード類しかなく、紙幣や小銭は入っていなかった。
■明日香さんのカードキーは室内に残されていたが、千妃路さんのものは見つかっていない。
■2人の携帯電話がいずれも室内に残されていた。交友関係の記録が残る携帯電話を現場に残したままにしていることから、姉妹とは面識がない犯人と思われる。
■マンション入り口の北側の路上で、西側に向かって点在する血痕が確認されている。犯人がけがをした際の血痕の可能性もある。
■なお、当日、マンション入り口のオートロックが故障、扉が自由に開閉できる状態になっていた。
■付近は、JR大阪環状線芦原橋駅の東約250メートルのマンションや会社事務所が密集する地域で、保育所や小学校などもある。

<凶器>
■玄関近くの廊下に落ちていた文化包丁からは、血液反応がなく、犯人があらかじめ刃物を用意した上で、室内に押し入った可能性が高い。
■刃渡りは少なくとも13~14センチ、幅は3.5センチ程度の細長い刃物。

<放火>
■犯人が火を付けたとみられるソファ周辺から、油成分が検出されていないことから、失火に見せ掛け証拠隠滅を図ろうと、場当たり的に放火したとみられる。

<不審人物>
■事件前日の16日未明、姉妹が住む部屋の電気が配電盤のトラブルで2回にわたって消えていた。各階にある配電盤のスイッチで特定の部屋の電気を消したりつけたりすることができ、点検した電力会社の係員が「姉妹の部屋のスイッチがいたずらされた」と証言。
トラブルのさなかに配電盤周辺で、明日香さんが眼鏡を掛けリュックを背負っていた男を目撃し、勤務先の同僚や客に打ち明けていた。
■事件当日の17日午前1時ごろ、マンション来訪者の少女が、近くの路上で自転車に乗ったままマンションの方を凝視する男に気付いた。男は自転車のハンドルに手をかけ、カーキ色のジャンパーを着て眼鏡をかけていた。しばらく少女を見て、走り去った。
また、同1時半ごろ、マンションから外出した男子専門学校生(19)も「マンション前の道で、くすんだカーキ色のジャンパーを着てこちらをじっと見る中年の男を見た」と証言。眼鏡をかけ、黒い野球帽姿だった。

<犯行の動機>
■姉妹には事件につながりそうな交友関係のトラブルは確認されていない。
■盗まれたものは、2人の財布に入っていた現金と千妃路さんのカードキー。

以上が新聞報道などで知りうることである。

で、素人探偵の登場である。

上記の情報を総合すると、犯人は、事件の前日に目撃されている「眼鏡を掛けてリュックを背負っていた男」か、事件当夜に目撃されている「カーキ色のジャンパーを着た眼鏡をかけた野球帽姿の中年男」の可能性が高い。カーキ色の男は、自転車に乗っていたというから、近所の者だろう。
これらの男二人は果たして、同一人物だろうか。或いは別人か。
まあ、このような犯罪が起きた現場の前日と事件当日に目撃されているのだから、同一人物と考えるのが自然であろう。
では、果たして、この男が犯人なのであろうか。

姉妹は、前夜に配電盤近くで目撃した不審な男が気になることもあって、事件当夜、待ち合わせて一緒に帰宅したという。
二人で玄関前に立ち、開錠し、ドアを開けてまさに部屋に入ろうとする瞬間、背後から追いかけてきた男に侵入されたのだろうか。男が彼女らを部屋に押し入れるような形になったのか。
気になるのは、千妃路さんのカードキーが無くなっていることだ。事件後、盗まれたのではなく、事件の前に犯人が入手していたとすると、あらかじめ部屋に侵入して、彼女らの帰宅を待っていたケースも考えられる。
いや、これは違う。カーキ色の男が犯人であれば、犯行の1時間前からマンションの前でうろうろ待っていなくてもいいはずだ。
結論としては、彼女らの帰宅を待ち、帰宅した彼女らの背後に密着し、彼女らを押し込む形で部屋入ったのだろう。

部屋に押し入った男は、自分で刃渡り13~14センチ、幅は3.5センチ程度の細長い刃物をあらかじめ用意している。長い果物ナイフのようなものか。
そして、部屋に入るなり、彼女らを殺害しているようだから、部屋に押し入ったときにすでにその刃物を手にしていたのだろう。

彼女らを殺害したあと、姉妹の財布から現金を抜き取り、血のついた手をタオルで拭い、部屋のソファに火をつけた。そして、ドアの鍵を閉め、逃走している。

いったい、殺害の動機はなんだろうか。

どのくらいの現金が彼女らの財布に入っていたのかは不明であるが、大金が入っているわけはない。ホステスとはいえ、若い二人の生活だ、余裕があるわけはない。それは、犯人だって承知だろう。したがって、盗みは動機としては弱い。
姉妹には事件につながりそうな交友関係のトラブルは確認されていないというが、この線はないのだろうか。
犯人と思われる中年男は、前日に配電盤のスイッチを操作し、彼女らの部屋の電気を消している。これは何のためか。前日に凶行に及ぶことを計画していたものの、電力会社の男の登場であきらめたと考えるべきか。そうともとれるし、単なる嫌がらせのような気もする。
最も殺人鬼のような犯人であれば、殺人そのものが動機たりえるわけであるが、そうでないとすると、人間関係に起因するなんらかの問題があったように考えるのが自然だ。

というわけで、カーキ色のジャンパーを着た眼鏡をかけた野球帽姿の中年男が犯人である可能性は否定できないままだが、今手元にある情報の中には、この男と特定する材料もないし、動機も不明だ。

ところで、ちょっと気になることがある。
というのは、この男、重大な犯行に及ぶにしては、目撃されすぎていないか。どう考えても、それっぽい姿で目立ちすぎるのだ。

さらに気になる点がある。上記には載せていない、次の記事だ。
『女性の悲鳴や物音は、午前2時すぎに約5分間でやんでいた。犯人が2人に抵抗する間を与えず、極めて短い時間で殺害したとみられる』
彼女らの死因は、左胸の刺し傷であり、正面から心臓付近を一突きされ、傷は背中にまで達していた。過去の事例を調べてみると、これはなかなか簡単に出来ることではないらしい。
すると、犯人は、殺人に関してまったくの素人ではないのかもしれない。
であれば、目立つカーキ色のジャンパーなどは身に着けないのではないか。

果たして、カーキ色のジャンパーを着た眼鏡をかけた野球帽姿の中年男が犯人か。
或いは、彼は姉妹に対する嫌がらせをしていただけで、真犯人である殺人のプロは別にいるのか。
はたまた、カーキ色のジャンパー男と真犯人は結託していたのか。

素人探偵は早々に退場することとし、警察の事実解明を待とう。



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自壊の恐れあり
2005年11月20日 (日) 15:21 * 編集
読売新聞が2つのマンションについて自壊の可能性があることを伝えている。以下、要約する。

国交省が強度を再計算した結果、船橋市の賃貸マンション「湊町中央ビル」(10階建て)と川崎市の分譲マンション「グランドステージ川崎大師」(9階建て)については、自壊の可能性が高いことが判明した。
この2棟は、耐震強度が建築基準法で定められた基準の3~7割だったことが判明しているが、建築物の骨格である柱や梁に、マンション自体の重みや家具や住民などの重量が常時、どれほどかかっているかを示す「長期応力度」を調べたところ、問題の2棟のマンションのそれは、建築基準法の許容範囲を逸脱していることが分かった。
国交省では「この長期応力度では、5年後とか10年後に、何も起きていなくても柱や梁が折れ曲がってくる恐れもある」とみている。
自壊の可能性も浮上したことで、今後、住民の退去が避けられない見通しとなった。

「湊町中央ビル」の方は賃貸であるが、「グランドステージ川崎大師」は分譲であり、生活権だけではなく、資産の問題もある。
「グランドステージ川崎大師」の竣工は、昨年の9月であるから、住み始めて1年とちょっとである。やっと生活が馴染んできたところだろう。戸数は23戸という。

結果的には建て替えとなるのか。
その費用は、原則的にはヒューザーをはじめとする、建設に関連した企業が負担することになるだろう。
建て替えの場合、当たり前のことに、姉歯建築設計事務所に強度計算を、イーホームズに検査を行わせることはできないので、建て替え建設費は当初建設費には収まらない。確実に一割は高くなる。
更に、今建っているマンションを壊す費用や廃材の処理費用などバカにならない金がかかる。
建て替えの期間、居住者の方々の仮住まいの費用負担もある。
関連した企業は、これらの費用を負担しきれるのだろうか。
出来ないとすると、どうなるのか。
今支払っているローンはどうなるのか。
こうしている時間にも、地震がきたらどうなるのか。
住民の方々の気持ちは不安で覆われ、頭は真っ白になっているだろう。

読売の記事は次の一文で終わっている。


「グランドステージ川崎大師」の居住者からも「不安が増すばかり」との声が上がっており、川崎市が20日、説明会を開く。

10年前に阪神大震災を経験した日本で、自壊する恐れがある脆弱な強度の高層マンションが建てられている。それもおそらく複数。
被害にあった方々だけの問題ではなく、地震国である日本に住む我々の問題として考えていきたい。



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犬の痛み
2005年11月19日 (土) 21:11 * 編集
家で飼っている柴犬は12歳になる。
最近、どうも鼻の調子がおかしいと思い、動物病院でレントゲンを撮ったら、鼻の辺りに何かが映っていた。更に詳しく調べるために、12月に入ったらMRI検査を受けることになった。
ここ一週間ほど、彼の体調は最悪で、鼻水は出るわ、いびきをかいてずっと寝ているわ、鼻から鮮血をたらすわ、くるくる回りだすわ、言うことを聞かなくなるわと大騒ぎであった。
大きく反り返っていた尻尾は元気なく股間に垂れ下がってしまっている。

昨日くらいからは落ち着いてきた。
しかし、これは一時的なものだろう。症状はさらに悪化していくと思う。
医者から貰った6種類の薬をせっせ飲ませることしかない。

ところで、くるくる回りだすのは柴犬固有のものだという。
何でも、柴犬は日本の種なので、一定の魚類を食するようにDNAへの刷り込みがあるらしい。しかし、最近のエサは、人間と同様、欧米の文化が入り、肉などが多い。
そういう環境にあると、老齢化した柴犬はいつかボケ症状が出て、同じ場所をくるくる回るようになってしまうという。そうなっても、魚類を多く与えると程度は軽くなるという。

犬は人間に最も近い動物であり、長い時間を過ごすことが出来るので、犬が病気になったり、怪我をすると、飼い主には家族がそうなったように、つらい。
最も、もっとつらく、痛いのは犬の方であろうが、これがさっぱり分からない。


「尾の振り方が弱い」=レベル1、「持続的になきわめく」=レベル4。
犬が感じる痛みの程度を動作から判断、レベル0から4までの5段階で評価する基準を、研究者らでつくる「動物のいたみ研究会」がまとめた。大阪市で19日開催の同研究会で発表する。
担当した宮崎大農学部の永延清和助教授によると、昨年実施したアンケートで26%の獣医師が手術時に鎮痛薬を使用しないと回答。基準は手術や骨折などの急性の痛みの判断に使い、痛みの程度を知ることで適切な鎮痛処置ができるようにしたいという。
永延助教授らは、犬の痛みに関連する動きを42項目リストアップし、痛みのないレベル0から最も強いレベル4に分類した。(共同通信)

詳しい内容は、19日の研究会で報告されるのだろうが、「尾の振り方が弱い」=レベル1、「持続的になきわめく」=レベル4って程度じゃ、何にも前進しない。こんな指標じゃ誰でもわかる。
「動物のいたみ研究会」という専門家の集まった集団だ、もっと踏み込んだ成果が欲しいものだ。
19日以降の報道に期待しよう。

もっとも、犬のつらさや痛みが分かれば分かるほど、飼い主にとっては、更につらいかもしれないが…。




追記(11/20)

動物研究者らでつくる「動物のいたみ研究会」が、犬が感じる痛みの程度を「レベル0」から「レベル4」までの5段階で評価する基準をまとめ19日、大阪市内で開いた研究会で発表した。
担当した宮崎大農学部の永延助教授らはまず、犬の痛みに関連する動きを42項目リストアップ。痛みのない「レベル0」から最も強い「レベル4」に分類した。
その結果、
「レベル1」は「ケージから出ようとしない、尾の振り方が弱い」、
「レベル2」は「食欲低下、痛いところをかばう」、
「レベル3」は「体が震えている、背中を丸めている」、
「レベル4」は「持続的に鳴く、眠れない」などの状態となった。
背中を丸めているケースはよくみられるが、犬にとってはかなりの痛みのよう。
いくつかの症状、行動が重なるケースもあり、それぞれの犬が感じているレベルは、各項目をチェックして総合的に判断することになる。
研究会委員長の西村亮平東京大助教授は、「獣医師らに利用してもらい改良していきたい」とする一方、「猫を対象にしたものや、慢性の痛みについても基準を作りたい」と話している。 (スポニチ大阪 11/20)


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どいつもこいつも、あいつもか?
2005年11月19日 (土) 16:44 * 編集
21棟のうち、14棟が2社の物件だったという。
前にも書いたが、マンションの完成までには多くの場合、開発会社と設計事務所、検査機関、建設会社の4者がかかわる。
今回の事件は、まず設計事務所で露呈し、次に検査機関へと繋がってきた。
そして、とうとう開発会社や建設会社にも繋がってしまうのか?


千葉県市川市の姉歯建築設計事務所による構造計算書偽造問題で、国土交通省が耐震不足の恐れを指摘した完成物件は、中堅建設会社の木村建設(熊本県八代市)と中堅マンション販売会社のヒューザー(東京・千代田)の関連物件に集中していたことが18日、設計や施工業者らに対する東京都の聴取で分かった。
国交省は同日、耐震不足が疑われる21棟のうち完成した14棟の所在地や建築主などを公表。都の聴取によると、このうち8棟は木村建設が設計者として姉歯事務所に構造計算を委託、4棟はヒューザーが設計事務所に姉歯事務所との契約を指示するなどしていたという。(nikkei net)

不勉強で、ヒューザーという会社は知らなかった。
早速、ヒューザー社のホームページを訪問する。
小嶋進社長の挨拶文に次の一文があった。
「100m2超マンションを、経済的にも無理のない価格で提供するという明確な指針とそれを具現化したマンションは、多くのお客さまから驚きと共感を持って迎えられ、ヒューザーは100m2超マンションのリーディングカンパニーとなることができました」とある。
広いスペースを割安な価格で実現することを指針とし、コストパフォーマンスの高さで勝負してきた会社というわけだ。
しかし、どのようにすれば、この明確な指針を達成できるのだろうか。

更に検索を続け、ヒューザーのマンションに関する掲示板を見つけた。
そこでは、ヒューザーがどのようにして、コストパフォーマンスの高さを築こうとしているかが概要分かる。
また、数日前の記事で、姉歯建築設計事務所に耐震調査依頼すると、建設費が1割も安くなるという情報もあったけ。

18日の当ブログで、「建設の段階で建設業者は、普段の工事より柱が細いとか、補強が少ないとか気付かないものなのか。偽造の依頼はしないまでも、暗黙の内に結託していた可能性は強いと思う。」と書いたが、いよいよ確信めいたものがフツフツと沸いてきた。
おっといけない、まだ関係する会社の後ろめたい事実が明らかになったわけではない、まったくのゲスの憶測である。
捜査の進展をじっと待つことにしよう。


(ヒューザーのマンションってどう?その2【居住者歓迎】)


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尾上力 研究
2005年11月19日 (土) 12:39 * 編集
モンスターの全貌が見えてきた。

警視庁捜査1課と向島署は18日、住所不定、無職、尾上力被告(37)=婦女暴行罪などで公判中=を現住建造物等放火容疑で再逮捕した。「東京都内で約20件の放火をやった。婦女暴行と放火は生活の一部」と供述しており、裏付けを進めている。
調べでは尾上容疑者は02年2月10日午前2時半ごろ、墨田区京島3の空き家の外壁に放火した疑い。隣接する無職、小西アイさん(当時80歳)方の2階建て店舗兼住宅などに延焼し、就寝中の小西さんが焼死した。(毎日新聞)

尾上力は03年6月、岡山市内で女児(当時9歳)に乱暴したなどとして、翌月、岡山県警に逮捕され、大阪、京都、兵庫、東京の各都府県で計約30件の女児への暴行などを供述した。このうち計13件が起訴され、大阪地裁で一括審理された。
2004年9月の公判で懲役20年を求刑されたが、判決直前に「拘置所でいじめられている。警察に身柄を移してほしい」と、大阪市内の婦女暴行を自供して追起訴された。
尾上容疑者はこの後、検事に手紙を書き、「うっ憤晴らしに放火もした。高槻で放火し、人が死んだと後で知った」などと認めた。同容疑者は「死刑になる覚悟はできている」と話しているという。 

彼の犯罪のおよそは次の通りだ。

1999年5月、大阪府高槻市の民家に放火 女性が死亡。
2001年9月、墨田区八広3の木造2階建てアパートに放火。男性が、飛び降り死亡。
2002年2月、東京都墨田区の空き家に放火、隣家の女性が焼死
2003年6月、岡山市の民家に侵入、女児に乱暴。
2003年7月、上記容疑で逮捕
2004年9月、懲役20年を求刑。その後、「もっとたくさん事件を起こしている。調べ直してほしい」と、大阪地裁と大阪地検に申し出、11月に予定されていた判決公判が延期された。
2005年11月 現住建造物等放火容疑で再逮捕

その他、00年11月~03年6月の間、東京、大阪など5都府県で、小中学生を狙った強姦、強姦未遂事件などを約30件繰り返す。
さらに、大阪府内などで数10件、都内で約20件の放火を自供している。放火は大阪府内を中心に100件以上との供述もある。

彼の発言を拾ってみる。
「やじ馬が集まったり、消防隊員が必死に火を消したりしている様子を見て、満足感を得た」
「いたずら目的で子どもを探しながら、ゲーム感覚で火を付けた」
「大騒ぎさせ、達成感と満足感を得るためだった。火を付けるのと女の子に乱暴するのは生活の一部。出所したら、また繰り返す」
「放火は、だまっているつもりだったが、収監中の大阪拘置所で他の被告にいじめられるのが耐えられなくなり、自供すれば拘置所を離れられる」
「出所したら再び放火する欲望を抑えられない。死刑にしてもらいたかった」

彼の希望通り、死刑判決になると思う。
しかし、放火と女児乱暴を生活の一部とする人物が、いたずら目的で子どもを探しながら、ゲーム感覚で火を付けた結果、死に到った、或いは人生を大きく狂わせられた人たちの悔しさや無念を思うと、何ともいたたまれない。
死刑以上の刑はないものかと思う。



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どいつもこいつも
2005年11月19日 (土) 11:20 * 編集
姉歯秀次建築士は「検査機関のチェックが甘かった」というし、検査機関は検査機関で、「検査は適正に行われていた」と言う。
では、なぜ強度不足の建物が21棟も建ってしまうのか。


千葉県の建築設計事務所が首都圏のマンションなど21棟の耐震強度を偽装していた問題で、このうち20棟の建築確認を行った民間の指定確認検査機関「イーホームズ」(東京都新宿区)の藤田東吾社長ら幹部が18日、東京・霞が関の国土交通省で記者会見し、構造計算書のずさんな偽造を見逃したことについて「(検査で)ミスはあったが、本質的な問題ではない。検査は適正に行われており、当社に過失はない」と責任を否定した。
問題の偽造書類には、耐震基準を満たしていれば、印字されるはずの「認定番号」がなく、大臣印付きの「認定書」なども添付されていなかった。
偽造発覚につながったかもしれない、こうした不備を見逃したことについて、同社の担当者は「計算方法によっては認定番号が印字されないこともある」と釈明。認定書などの不備についても「認定書の代わりに(コンピューターソフト会社が利用者に発行する)証明書が付いていたので実質的に事足りると判断した」と独自の解釈を展開した。
しかし、「正規の手続きではなく、まずいことはまずかった。さらに検査の適正化を図っていきたい」とミスがあったことを認めた。
この問題は、今年10月、同社が定期的に行っている社内監査で、抜き取りにより監査対象となった書類に「認定番号」が印字されていないことに監査担当者が疑問を抱き、詳しく調べたところ、偽造がわかったという。(読売新聞11月18日)

ちょっと調べてみた。
建築確認を代行する民間検査機関は、阪神大震災時に建物の倒壊が相次いだことを受け、98年の建築基準法改正で設立された。
建築確認業務の民間開放の一環で、民間検査機関は毎年増加し、今年9月現在で122機関にのぼる。
これに伴い、民間の検査機関が設計審査を行う確認件数は、5年前は全体の約1割だったが、昨年度は約75万件のうち56%に達した。
民間検査機関が増加した背景にはマンション建設ラッシュもある。
首都圏では、バブル経済崩壊後の92年に分譲マンション着工戸数は約4万5千戸まで落ち込んだが、その後、増加傾向に転じ、2000年から04年は11万5千戸前後の高い水準で推移している。
民間検査機関のメリットは、審査期間の短縮だ。自治体による審査は早くても1カ月かかるのに対し、民間の検査機関では1、2週間で確認が下りる場合もある。
 
イーホームズのホームページに企業理念が載っている。
だらだら長い文章の最後にこうある。
「迅速で質の高い提案型の確認や検査、性能評価や情報提供などのサービスを行い、安心に暮らせる21世紀の未来型住宅環境を実現する為に貢献します。」
お恥ずかしい。

サービスの迅速化、結構。大歓迎である。お役所仕事には付き合えない。
しかし、サービスの迅速化だけでは意味がない。一定の質を保証することがなければ、なんにもならない。
企業理念で謳う「質の高いサービス」なんていらなかった。最低限の質で良かった。
それもできなかった会社は世の中から駆逐されるだけだ。

「ミスはあったが、本質的な問題ではない。検査は適正に行われており、当社に過失はない」と言い切る社長ら幹部たち。
あ~あ、何にも分かっちゃないね。
イーホームズさん、さようなら。



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震度5強で崩壊するマンション
2005年11月18日 (金) 21:43 * 編集
崩れたヨン様のような男が経営する姉歯建築設計事務所に構造計算を頼むと、建設費用が約一割減らせるという。
本当にかかる地震の力の半分程度の力で計算、設計していたため、鉄筋の量が少なくて済むからだという。
コスト的には優れるが、この事務所が携わった建物は、いかんせん強度が不足し、震度5強で崩壊するものがあるという。
今年の7月23日に千葉県北西部を震源とする地震があったが、これが震度5強だった。


国土交通省は17日、東京、千葉、神奈川の3都県のマンション20棟とホテル1棟の計21棟で、設計事務所が偽造した構造計算書が建築確認の際に使われていたと発表した。
ホテル1棟(東京都中央区)を含む14棟は既に完成し、耐震性が不足している恐れがある。うち、千葉県船橋市湊町の湊町中央ビルと川崎市のマンションの計2棟は、いずれも建築基準の3割から7割程度の強度しかなく、震度5強の地震で倒壊する可能性が確認された。
国交省は建築基準法違反の疑いで、書類を偽造したとされる千葉県市川市の姉歯建築設計事務所と、事務所を1人で経営する姉歯秀次一級建築士(48)の刑事告発を検討。同事務所は21棟以外にも、最近5年間に約90棟の建築確認にかかわっていたとされ、書類偽造がなかったかどうか調べる。(共同通信)

マンションの企画から建設、顧客への販売は次のようなステップを踏む。

マンションの完成までには多くの場合、開発会社と設計事務所、検査機関、建設会社の4者がかかわる。
建設を企画した開発会社から依頼を受けた設計事務所は、基本設計から実施設計へ進む間に、構造計算を基に建物の骨組みを決める。設計事務所の中には、今回の姉歯建築設計事務所のように、構造計算を請け負う事務所もある。
検査機関は、設計図や構造計算書を基に建築確認を審査し、確認済証が出れば建設会社が着工。開発会社は顧客への販売を進める。(asahi.com)

構造計算を行う方法は、次の要領だ。

構造計算は、建築士が地震などの外力、柱の大きさ、鉄筋の数、建物の形状などをコンピューターに入力。コンピューターがそのデータを処理したうえで、基準に適合しているか、しないのかを判断。別々に印刷される入力シートと出力シートを合わせて、建築士が確認申請書を提出する。両シートには、ページごとに同一記号の認定番号が振られており、入・出力が同じプログラムで行われたものであることが証明される。(毎日新聞)

姉歯建築士の手口は、稚拙だという。

姉歯秀次建築士の手口は、入力シートで正規の外力などを入力したものを使いながら、出力シートで半分程度の外力しか入力していないものを使っていたという。このため、入・出力の認定番号が異なっており、「通常ならすぐに気づく単純で稚拙な方法」(国交省幹部)という。(毎日新聞)

通常ならすぐに気づく単純で稚拙な方法だからか、本人の口からは罪の意識が薄い発言が出てくる。

「イーホームズ(民間の検査機関)は検算すれば簡単に見抜ける偽造も見逃していたので、チェックが甘いと思った。イーホームズ以外の会社はチェックが厳しく数字は変えていない」(読売新聞)
「指摘があれば続けなかったかもしれない。責任の一端はあるのではないか」(中日新聞)
「住民の方々には心配をおかけして大変申し訳ない。自分の法的責任はあると思っている」(読売新聞)
「地震の種類や規模によるが、最悪の場合、倒壊の恐れがある。倒壊しなくても柱が曲がったりつぶれたりする可能性はあり、人的被害はあると思う」(読売新聞)

構造計算書を偽造した理由については、「仕事を増やしたかった」と言っている。
まあ、呆れてしまう。
一方で、こんな程度の責任感でよくも今まで仕事をし続けられたものだと感心した。

「もう全部調べられた。21件がすべてだ」と今回指摘された事例以外には偽造はないと語っているが、責任感のない男の発言だ。ぞろぞろ出てくるかもしれない。最近5年間に約90棟の建築確認にかかわっていたとのことである。

耐震構造がどうなっているか、購入者には分からない。しかし、建設の段階で建設業者は、普段の工事より柱が細いとか、補強が少ないとか気付かないものなのか。
偽造の依頼はしないまでも、暗黙の内に結託していた可能性は強いと思う。

いずれにしても、震度5強の地震が発生する前に黒白付けないといけない。時間は有るようで無い。



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トレビの泉
2005年11月17日 (木) 23:18 * 編集
まあ、そこへ行けば投げ入れない人はいない。

ローマの観光地「トレビの泉」に観光客らが投げ入れた硬貨を盗んだとして、イタリア警察が14日、泉の清掃員4人を逮捕した。警察は、4人の盗んだ硬貨が約11万ユーロ(約1530万円)に達すると見て、調べている。
「トレビの泉」には毎日、数千人の観光客が訪れ、ローマへの再訪を願って硬貨を肩越しに投げ入れる。泉に集まる硬貨は1日当たり数百ユーロ(数万円)に及んでいる。
泉に集まった硬貨は、清掃業者が回収し、半額をキリスト教カトリックの慈善団体カリタスに寄付されている。
しかし、最近になって寄付額が急激に落ち込んだことに気付いたカリタス側が、盗まれた疑いがあるとして警察に通報。4人の清掃員が、約1200ユーロ(約16万7000円)を持ち去ろうとしていたところを捕まえた。
「トレビの泉」の硬貨盗難事件は、今回が初めてではない。2002年には、約1万2000ユーロを盗もうとしたホームレスの男が逮捕されている。(CNN)

トレビの泉には一度行ったことがある。肩越しにコインを投げ入れれば、トレビの泉に再び訪れる願いがかなうというから、当地を訪れた旅行者は誰でもがそうする。自分もした。

皆が投げ入れた硬貨が泉の底でキラキラしていた記憶があるが、後で自分で作り上げたイメージのような気もする。
それより、はっきり記憶に残っているのは、泉近くの店で購入したアイスクリームだ。あれは美味かった。
さらに、強く印象に残っているのは、引ったくり少女だ。

ガイドに連れられて街を歩いているとき、ガイドが急に声を荒げ言った。
「あの子には気をつけて! 引ったくりだからね。」
ガイドの指差した方を見るし、少女が舌打ちしてプイと横を向いて、走り去っていった。
あんな少女がねぇと感じ入ったものだった。

イタリアは見るところは多いし、食事も口に合うので好きな国だ。
ポンペイにはもう一度行きたいし、バケツに入ったムール貝を腹いっぱい喰いたい。
しかし、積極的にもう一度トレビの泉に行きたいとは思わない。
その理由は自分自身でも良く分からないが、泉の底で硬貨がキラキラしているかどうかは確かめたい。自分の記憶力の確認のために。



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インドのホラー話
2005年11月16日 (水) 22:40 * 編集
嘘のようだが、ホントの話らしい。

インド東部の都市コルカタの病院に入院し、意識不明に陥っていた糖尿病の女性患者が赤アリの群れに左の眼球を食べられ、死亡する事件が起きた。
亡くなった女性は54歳で、今月7日、糖尿病による高血圧症と白内障手術後の経過悪化のため、コルカタの公立病院に担ぎ込まれた。しかし、入院直後から意識不明となり、危篤状態になっていた。
14日、女性の息子が面会に訪れたところ、赤アリの群れが彼女の顔にたかっているおぞましい光景を目撃。息子は直ちに、アリを追い払うよう女性看護師に頼んだが、彼女は「それは私の職務じゃない」とにべもなく断り、病室を出て行ったという。
病院の責任者は今回の事件に遺憾を表明しながらも、「甘いものの好きなアリが血糖値の高い糖尿病患者を襲うケースは起こらないわけではない」と説明した。(AFP)

アリが糖尿病患者を襲う例は珍しくないという。
昼寝をしていて、顔にいやな感じがあり、手で振り払ったら、一匹のアリだった経験があるが、アリの群れが顔を覆っているなんて、想像するだけで気持ち悪い。怖い絵だ。
しかし、このインドのお話をホラー仕立てにさせているのは、アリだけではない。
「それは私の職務じゃない」といって断る看護士の存在だ。
こいつの方がよっぽど怖い。

ところで、この記事を読んであのミステリーを思い出しませんか?
埼玉県の特養老人ホームで女性が、足の指を猫に食いちぎられたとされる事故のこと。
あれから、特に続報はないけれど、真犯人は見つかったのだろうか。
真犯人は、アリだった!
なんてことはないか。



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タリウムは友達
2005年11月15日 (火) 22:32 * 編集
彼女は、精神鑑定のため静岡県富士市内の留置場から東京都内の拘置施設へ移送された。留置期間は来年2月17日までという。

この背景には、彼女の不可思議な言動がある。最近報道されたものを列記すると、

取調官に向かって、突然、「おれを信頼していないのか」と声を荒げる。
名前を呼ばれて、「そんな人は知らない」
取調官を「おまえ」と呼ぶ。
取調官が「○○ちゃんに話を聞きたいのだけど」と、名前をあげて話しかけると、「○○はもういなくなった」と答える。
「タリウムは友だち」、「実験で猫にタリウムをのませた。もうどこかで死んでいるだろう」、「タリウムはお守りとして持っていた」という発言。

女子生徒の化学に関する知識は、その周辺知識を含め豊富であり、高校では、「将来は化学者に」と教諭たちが期待したほどだ。
例えば、彼女は、ブログとは別にパソコンで文章を綴っていた。
その文書には「碧の小枝」という言葉が出てくる。
これは、タリウムを指すとみられているが、そもそも、タリウムとは、燃やした時の炎の色が鮮やかな緑色であることから、ギリシャ語で「緑の小枝」を意味する言葉にちなんで命名されたという。
女子生徒は、命名の由来を知っていて文章に使っていたとみられている。

また、女子生徒の部屋は、薬品の瓶が並び、さながら小さな実験室だった。そこからは、プラスチック容器に入ったタリウムをはじめ、約30種類の劇薬が押収されている。さらにはウサギなどの死骸も発見されている。

11月4日付のサンケイ新聞に小学生の頃の彼女の印象が書かれていた。同級生や近所の人達へのインタビューである。
「小学生のころは飼育係をまじめにやっていて、昼休みに飼育小屋のそばで1人で弁当を食べていることもあった」
「夏休みには、よく虫捕り網を持って狩野川に行って、虫を探していた。木登りをするような子だった」
「よく虫捕り網を持って歩いていたので、ファーブルちゃんと呼んでいた」
「活発な女の子」

そんな子が、中学の頃、化学への強い関心を表すようになる。
普段は物静かな女子生徒が、生物や化学に関する話題では突然、多弁になったという。
「先生の説明に矛盾があると、強い調子で理路整然と反論していた」
そして、卒業文集では「将来の夢」に「切れた神経細胞をできるだけ速く継ぐことのできる薬をつくること」と書いた。中学の卒業文集だから、今年の3月の発刊だ。

傷を治す薬をつくりたいと宣言した女子生徒が、高校に進学してすぐ、今年8月中旬から10月にかけて、タリウムを母親に摂取させ、殺害しようとした。

小学生から高校一年までの変容とそのスピードに驚く。

しかし、これを一番分かっているのは、この女子生徒かもしれない。
彼女は、取調官が「○○ちゃんに話を聞きたいのだけど」と、名前をあげて話しかけると、「○○はもういなくなった」と答えた。
小学生から中学生にかけての「私」は、もう、ここにはいない。
ここにいるのは、その頃の「私」とは違う「私」なのだと言いたげだ。

小さい頃は、小動物が友達だったのだろう。しかし、今は「タリウムは友達」という彼女。
正確に表現するならば、「友達はタリウムだけ」なのだろう。

彼女が変容した理由は今は誰も分からない。
そのための分析が、今日から始まる。



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フォルクスの偽り
2005年11月15日 (火) 22:23 * 編集
11月9日の当ブログで、「私の馴染みのステーキ店は、フォルクスだ」と胸を張ったばかりだったのに。

内臓肉などをつなぎ合わせた「成型肉」を使っていることを表示せず「ステーキ」として販売したとして、公正取引委員会は15日、景品表示法違反(優良誤認)でステーキ店チェーン大手の「フォルクス」(本社東京)にこうした表示を改めるよう排除命令を出した。飲食業者への排除命令は初めて。
公取委によると、フォルクスは今年3月8日から9月6日までの間、全122店舗で販売した「ビーフステーキ焼肉ソースランチ」など5種類の商品に、内臓肉や脂身を加工して形を整えた成型肉を使っていたのにメニューやチラシで明示せず、一枚肉であるかのように表示していた。期間中に5商品計約44万食を販売し、約5億4000万円の売り上げがあったという。(共同通信)

今回、景品表示法違反(優良誤認)となったのは、1枚肉を使ったステーキと成型肉を使い「あらびきビーフ100%」と明示した商品も一緒にメニューに掲載していたため、一般消費者には見分けがつかず、5種類の商品を実際より良質のメニューと誤認させる表示になっていたからだという。
記事には、不始末がなぜ発覚したのかの記述はない。

フォルクスは、元はダイエー系であったが、今年2月に「どん」が買収し、親会社となった。
そして、成形肉をステーキと偽り、メニュー化したのは、3月からだ。
偶然であろうか。
私にはそうは思えない。更に言えば、発覚したのも、親会社の指示に反発したプロパー社員のリークではないか。

愛するフォルクスよ。もー、がっかりさせないでくれ。



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男子生徒の供述
2005年11月14日 (月) 23:09 * 編集
男子生徒の供述で一つ気付くことがある。

東京都町田市の都立高校1年生、古山優亜さん(15)が、同じ学校の1年生の男子生徒(16)に殺害された事件で、男子生徒は事件当日の下校途中、「(優亜さんは中学生の時は)声をかけてくれていたのに、高校に入ってから無視されていることを思い出してきた」などと供述していることが14日、警視庁町田署特捜本部の調べでわかった。
「腹が立って、憎たらしくなってきた」とも供述。特捜本部では、優亜さんに対する一方的な思い入れが高じ、衝動的な犯行につながった可能性があるとみて、さらに動機を調べている。
調べによると、男子生徒は高校受験を控えた中学3年生の今年1月ごろ、中学校内の廊下で会った優亜さんから初めて、「試験がんばれ」と声をかけられた。その後も、「合唱コンクールがんばろう」と声をかけられ、男子生徒にとって優亜さんは「少し気になる女の子」になっていったという。
事件当日の10日午後、1人で下校していた際、男子生徒は「高校入学後は優亜さんに無視されていることを思い出した」という。調べに対し、男子生徒は「何も悪いことをしていないのに。そう思うと腹が立って、(優亜さんが)憎たらしくなってきた」と動機につながる供述を始めているという。
また、男子生徒は「優亜さん宅に入って、室内で包丁を探し、優亜さんを切ったりして殺した」などと犯行当時の様子についても、詳細に話し始めるようになったという。(読売新聞)

中学のときは、彼女から「試験がんばれ」と声をかけられた。
また、「合唱コンクールがんばろう」と声をかけられた。中学生の時は、こんなふうに声をかけてくれていた。
しかし、高校に入ってからは何も悪いことをしていないのに無視されている。
そう思うと腹が立って、憎たらしくなってきた。
だから、優亜さんを切ったりして殺した。

まだ、全てを供述しているとは到底思えないが、男子生徒の供述で一つ気になることがある。
それは、彼女から声をかけられたとか、彼女から無視されたなどと、彼女との関係において彼は全て受身であることだ。
伝わってくる情報には、自分から彼女に働きかけているようなものはない。
これでは、何も変わらない。

最後の最後になって、彼は自発的に行動したわけだが、そのとき、すべては終わってしまった。



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謎の究明
2005年11月13日 (日) 21:52 * 編集

「謎 その1~3」を含め、事件の全容解明はまだまだ先だろう。
しかし、「謎 その1」については、少し見え始めてきた。


東京都町田市本町田の団地で、都立高校1年の古山優亜さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された同学年の少年(16)が、古山さんに相手にされなかったので腹が立っていたとの趣旨の供述をしていることが13日、警視庁町田署捜査本部の調べで分かった。2人が親しかった事実も見当たらず、捜査本部は、優亜さんに対する一方的な好意が憎しみに変化した可能性があるとみて調べている。(時事通信) 

今は、高校生であれば誰でも携帯電話を持っている。
少年が持っていた携帯には、優亜さんの携帯の番号登録はなく、発着信記録もなかった。また、優亜さんの携帯にも少年の携帯と発着信した形跡がなかったという。
どうやら、上記にもあるように少年の一方的な好意であったようだ。

また、読売新聞によると、少年は、深夜、団地の敷地や周囲で、目的もなく、赤いマウンテンバイクを必死にこいで走り回っているのを何度も見かけられている。さらに、「敷地内の下り坂を、1人で大声を上げながら自転車で走っているのをよく見た。団地内では有名だった」との近隣住民の話を伝えている。
少年が暮らす団地の棟は、優亜さんの棟から数百メートル程度の距離であった。
こうした少年の行動も優亜さんの気を引きたいとか、もしかすると彼女に合えるかもしれないといった気持ちのゆえのものか。

そして、「謎 その3」である刺殺の動機については進展があったか。
昨日までは、「小中学校の同級生だったのに高校になって急に冷たくなったのでやった」とされていたが、頭や顔や首などを約50カ所も刺していることからすると、動機としては弱い気がした。
しかし、少年の供述に「優亜さんにばかにされた」という発言があったと伝わってきた。これは、動機の説明としては一歩前進だろう。

「謎 その2」、つまり少年の母親が事件を知っていたかどうかについては、まったく続報がない。

ところで、次の東京新聞の記事は、「謎 その4」としよう。

12日未明に逮捕された少年は同日朝には「十分眠れたけど、少し眠たい」と話し、朝食前には「飯はまだですか」と尋ねて、時間をかけてパンを食べたほか、自分で体操するなど落ち着いているという。


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謎 その1~3
2005年11月12日 (土) 22:22 * 編集
小学校から高校までずっと同じ学校に通っていた二人。幼なじみの間柄が、なぜ凶悪事件に結び付いたのか。(東京新聞)

<衝動>
■古山優亜さんには頭部を中心に約50カ所の切り傷や刺し傷がある。(時事通信)
■居間のふすまには刃物で切った傷が多数あった。捜査本部は少年が執拗(しつよう)に追いかけて切りつけたとみている。(共同通信)
■殺害の方法は、約30分にわたり包丁で約50カ所も切りつける残忍なものだった。(毎日新聞)
■凶器は事前に用意しておらず、制服のブレザー姿のまま優亜さんの自宅を訪ねていたことなどから、衝動的な犯行だった可能性もある。(読売新聞)

<冷静>
■取り調べには淡々と応じており、動揺している様子はないという。11日早朝に優亜さんの母親が帰宅した際には玄関の鍵がかかっていたことが分かっており、男子生徒が犯行後にかけたとみられる。(読売新聞)

<普段の生活ぶり>
■高校ではワンダーフォーゲル部に所属して山登りを楽しみ、人が嫌がる掃除もサボらずにする責任感の強い生徒だという。普段から口数は少なかったが成績は悪くなく、問題行動もなかった。無遅刻無欠席で、学校側にとっては「ノーマークの生徒」だったという。(東京新聞)
■「先生とも一緒に汗を流すことを楽しむ生徒だった」という。(毎日新聞)
■少年はまじめでやさしく、おとなしい感じで、時には冗談で周囲を笑わせるなど明るい一面も。以前は地元の野球チームにも所属していたという。(中日新聞)



<謎 その1>
■交際していた事実は確認されておらず、一方的に好意を寄せていた可能性もある。(読売新聞)
■「彼女と交際していたのか」と問う捜査員に、少年はうつむくだけで答えなかったという。(毎日新聞)
■近所の男性は「二人が団地内で一緒にいるところをよく見かけた。仲良さそうにしていた」と話した。(東京新聞)
■同市内の高校三年の男子生徒は「少年は優亜さんと一時期、交際していた。しかしその後、別れたと聞いている」と証言。(東京新聞)
■「彼が一方的に好きだっただけで、つきあっていたわけではない」と話す生徒もいる。(毎日新聞)
■優亜さんの担任教諭は「優亜さんとの会話の中で、加害少年の名前が出てきたことはないし、校内で一緒にいるのも見たことがない」(毎日新聞)
■優亜さんと今年4月から2カ月間、交際していたというある高校二年の男子生徒(17)は少年については「優亜さんからは、名前も聞いたことがなかった。」(東京新聞)

<謎 その2>
■制服のブレザーにも血が付いたが、母親には「自転車で転んだ」とうそを言って、クリーニングに出してもらった。(毎日新聞)
■事件翌日の11日、少年は右手に包帯をまき、制服ではなく紺色のジャンパーを着て、母親に伴われて登校した。

<謎 その3>
■「小中学時代からの同級生なのに、高校に入ってから冷たくなったのでやりました」(読売新聞)


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タミフルの功罪
2005年11月12日 (土) 12:13 * 編集
抗ウイルス薬「タミフル」。鳥インフルエンザに有効とされ、その大流行に備え、国家としてタミフルを備蓄する動きが活発だ。

先行している日本では、厚生労働省が、抗ウイルス薬タミフルの備蓄目標を、1億5000万カプセル(標準使用で1500万人分)から2億5000万カプセル(同2500万人分)へと、約1・7倍に増やす方針を固めた。

また、アメリカでは、1日、ブッシュ米大統領が「タミフル」など抗ウイルス剤の備蓄にも10億ドルを充てるなどの鳥インフルエンザへの包括戦略を発表した。

フランスでも、10日、鳥インフルエンザの予防に有効とされるインフルエンザ治療薬「タミフル」を1000万投与分追加発注したことを当局が明らかにした。

タミフルは、ウイルスの増殖を妨げ、熱がある期間を1日程度縮める効果がある。96年に、ギリアド・サイエンシズ社(カリフォルニア州)が開発し、製造権をスイスのロシュ社に供与したものである。ギリアド・サイエンシズ社はロシュ社からのロイヤリティ収入がある。
アメリカでは、1日の包括戦略の発表により、ギリアド・サイエンシズ社の株価が3日までの2日間で約8%も上昇した。ギリアド・サイエンシズ社の元会長であり、株主でもあるラムズフェルド国防長官が数億円規模で大儲けしたとのこと。

このタミフル、鳥インフルエンザの切り札のような人気であるが、薬である以上、副作用がある。
以下、毎日新聞から抜粋引用する。


インフルエンザ治療薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を飲んだ患者2人が、飲んで間もなく行動に異常をきたし、1人は車道に走り出て大型トラックにはねられ死亡、もう1人はマンションの9階から転落死していたことが11日、分かった。
薬の添付文書には副作用として「異常行動」(自分の意思とは思えない行動)や「幻覚」などが起きる場合があると書かれているが、死亡につながったケースの判明は初めて。厚生労働省安全対策課も死亡例の一つを副作用として把握しており、「異常行動の結果、事故死する可能性もある」としている。

岐阜県の男子高校生(当時17歳)は昨年2月にインフルエンザと診断され、正午過ぎにタミフルの通常量、1カプセルを自宅で飲んだ。その後、家族が不在の間にパジャマ姿で素足のまま外出し、雪の中を自宅のフェンスを乗り越えて走るなどした。午後3時45分ごろ自宅近くでガードレールを乗り越え大型トラックに飛び込み死亡した。

愛知県の男子中学生(当時14歳)は今年2月5日にインフルエンザと診断された。午後4時ごろに1カプセルを飲み、午後5時半ごろ自室に戻った。午後6時ごろ、自宅マンションの前で全身を打って倒れているのが見つかり、そのまま死亡した。警察によると9階の手すりに指紋が残り、手すりにぶら下がった後に落ちたとみられる。
2人とも、薬を飲む前に精神的な異常は全くなかったという。

同省関連の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」には、00~04年度に、服用後の幻覚や異常行動などが延べ64件報告されている。

奥西秀樹・島根大医学部教授(薬理学)は「脳内には興奮を抑える仕組みがあるが、タミフルはこの仕組みをさらに抑え異常な興奮などを起こすのではないか」と推定する。未成年者や乳幼児は化学物質から脳を守る機構が弱く、特にこうした副作用を受けやすい。他に幼児6人が服用後に突然死しており、同様の副作用と疑われるという。

国立感染症研究所の医師によると日本での年間販売量は1500万人分で、世界の8割以上を占める。

鳥インフルエンザも怖いが、薬の副作用も怖い。
タミフル服用の際は、「副作用を頭に入れ、周囲の人が目を離さない方がよい」とのこと。
ご留意を。



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引ったくりを指示する親
2005年11月11日 (金) 23:40 * 編集
人は子供を持つだけで、親と呼ばれるのか。

中学1年の二男(13)ら少年5人にひったくりを指示したとして、神奈川県警少年捜査課などは11日、横浜市鶴見区の無職の女(33)を窃盗教唆容疑で逮捕した。同課は同市立中学3年の2人を窃盗容疑などで逮捕、二男ら同1年の3人を近く、同市中央児童相談所に通告する。女は容疑を否認している。
調べでは、女は10月7日朝、自宅で二男と友人4人に「引っ越し費用がない。ひったくりしてきて」などと指示した疑い。二男は同日午前11時50分ごろ、同区駒岡4の路上で、自転車に乗った川崎市高津区の女性会社員(66)に自転車で近づき、現金約22万円などが入ったショルダーバッグを盗んだ疑い。
5人は10月以降、鶴見区内で11件のひったくりをしたと供述しており、被害は計約50万円相当に上るとみられる。盗んだ金は、半分ほどを女に渡し、残りを飲食などに使っていた。女は金をパチンコなどのギャンブルに使っていたという。
友人4人は、今春ごろから女の家にたむろするようになり、学校にもほとんど行っていなかった。少年らは「寝泊まりしていたので(指示を)断りにくかった」と供述しているという。(毎日新聞)

読売新聞によると、この事件が発覚したのは、「県警が10月21日、主婦の中学2年の長男(14)をオートバイを盗んだ容疑で逮捕。家宅捜索で盗品とみられるバッグを発見し、調べていた」という。

寸胴鍋は旅行先で連れと歩いているとき、ひったくりにあったことがある。
幸い怪我はしなかったものの、翌日の飛行機のチケットや銀行カードなどをやられた。
猛スピードで走り去る軽自動車を追いかけたが、所詮無理だった。
悔しくって眠れなかった。

母親が息子にひったくりを指示したという。
人は子供を持つだけで、親と呼ばれるのか。
納得がいかん。
また、眠れないではないか。



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郡上八幡 吉田川
2005年11月10日 (木) 21:27 * 編集
脚本、撮影、監督、主演。
金のない自主映画では、一人で何役もこなさなくてはならない。
彼女はどのような映画を撮ろうとしていたのだろうか。


10日午後2時10分ごろ、岐阜県郡上市八幡町の吉田川に架かる橋から、東京都世田谷区深沢、多摩美術大2年吉田弥生さん(20)が、16ミリカメラを片手に持ったまま約12メートル下へ飛び込み、おぼれた。約1時間後に駆け付けた消防署員が約15メートル下流の水底に沈んでいる吉田さんを発見、病院に運んだが死亡した。水死とみられる。
郡上署の調べでは、吉田さんは自主映画の撮影で、川に飛び込む瞬間を撮るため、同級生の女性(20)と川に来ていた。
この川は毎年夏に観光客や地元住民が変装して飛び込むコンテストが開かれる観光名所。2003年7月には、飛び込んだ高校3年生の男子生徒が死亡、一時コンテストが中止になった。(共同通信)

2003年に中止となったコンテストは、翌年再開された。

岐阜県郡上市の郡上八幡観光協会は6日、高校生の死亡事故で中止した「清流吉田川変装ジャンプコンテスト」を、今年は25日に開催することを決めた。
コンテストは、長良川の支流の吉田川に高さ約12メートルの新橋から思い思いの格好で飛び込む。協会理事会では、事故を理由に中止との意見も出たが、住民から再開を望む声が強く、安全性に配慮することで開催を決めた。
安全対策として、
(1)新橋の飛び込み板を50センチ伸ばし飛び込みやすくする
(2)年齢上限を60歳から50歳に下げる
(3)参加者も約20人減らし30人とする。
従来通り、コンテスト前に新橋から飛び込んだ経験者に限定する。25日は午後1時から。希望者は同日午前11時~正午に郡上八幡旧庁舎記念館前で受け付ける。
事故は昨年7月31日、愛知県江南市の高校3年生が、友人らと新橋から飛び込んで重体となり、10日後に死亡。直後に予定されていた昨年のコンテストは中止になった。(毎日新聞 04年7月7日)

郡上八幡では新橋から飛び込むことが男の勲章とされているという。
再開されたコンテストの模様を納めた映像があった。橋から川面まで、かなりの高さである。

亡くなった彼女も一度は実際のジャンプを見たのだろう。
そして、カメラを抱いて飛び込んだ。
彼女の撮りたかった映像はどのようなものだったのだろうか。

合掌。


(郡上八幡変装ジャンプコンテスト)


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親方日の丸のご報告
2005年11月10日 (木) 20:41 * 編集
なんとねぇ。
1969年から35年間も。単純計算だと、1190億円もJRや私鉄に儲けさせていたんだ。
でもねぇ、それって血税なんですよね。


東京都が2004年度から、職員への通勤定期券代の支給基準を1か月分から割安な6か月分に変更したところ、1年間に約34億円を節約できたことがわかった。
都は03年度まで35年間、「1か月」支給を続けていたが、今回の結果は長年の無駄遣いが裏付けられた形となった。
鉄道の定期券は、期間が長いほど割引率が高くなる。6か月定期は1か月定期に比べると、JRは約2割、私鉄や都営地下鉄でも1割安い。例えば、JR柏駅(千葉県柏市)から都庁(新宿区)への通勤では、6か月定期の方が約2万円も安くなる。
都では1969年、教員や警察、消防を含む全職員を対象に、各機関の経理部局で定期代を1か月単位の支給に統一。当時の国家公務員の支給方法にならったほか、「長期の定期では人事異動時の精算に手間を取られるため」としていた。
都によると、現在、都の職員定数は約18万人で、この75%が通勤定期代の支給対象。03年度の総支給額は305億6000万円だったが、04年度から6か月定期に基準を改めたところ、総支給額は前年度比約37億円減の268億1000万円で済んだ。04年度は職員数が03年度より約1600人減っており、都が“節約効果”を試算したところ、34億4000万円と算出された。
都が基準見直しに踏み切ったのは、税収減に伴う財政難が深刻化した上、都人事委員会が「民間企業の常識」に合わせるよう勧告したため。都幹部からは「好景気が続いていたら、見直しはなかったかもしれない」と反省の声も出ている。
一方、国も04年度から支給基準を1か月から6か月に変更。人事院によると、国家公務員は一般行政職だけで全国に約30万人おり、このうち通勤定期の支給対象は16万人。削減額は「集計していないため不明」としているが、都の削減額を上回っている可能性が強い。(読売新聞)

親方日の丸は怖い。
自助努力をしようとする意欲を全く見事に削ぎ落としてしまうのだから。
「好景気が続いていたら、見直しはなかったかもしれない」という都幹部の発言をどう理解しようか?
「長期の定期では人事異動時の精算に手間を取られるため」に一ヶ月定期に固執していたという言い分をどう受け止めようか。
合理化努力なんてないんだねぇ。

今回のは、氷山の一角、まだまだ、無駄は沢山ありそうだ。
増税するのは簡単だが、その前にやるべきことが山ほどある。

ところで、今回の件はいったい何なの?
単なる報告なの?
それとも、懺悔なの?
あるいは、お笑い話なの?
誰も責任は取らないの?

単なる報告では、何も解決しない。
懺悔じゃ、懺悔した者がスッキリするだけだ。何も変わらない。
お笑い話じゃ、あまりに悲しい。馬鹿にしている。
「支給基準があったからね。なんともしょうがない」なんて釈明では済ませない。
重大な職務怠慢として取り扱い、然るべき者を処罰するなどをして、けじめを付けてこそ、今後、このような馬鹿げたミスを撲滅することに繋がると思う。
何かを仕掛けていかなくては、親方日の丸は変わらない。

とは言ったものの、心配なことがある。
そもそも親方日の丸に信賞必罰って考え方はあったっけ?



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恐ろしく美味しいディナー
2005年11月09日 (水) 21:29 * 編集
今迄で、一回の食事で最も高かったのは、1万円超だ。道場六三郎の店だった。
10万円を越す食事など想定外だ。


1人分約10万円の高級ステーキを無理やり同僚におごらせたとして、栃木県警石橋署は9日、恐喝の疑いで県立国分寺養護学校(同県国分寺町)の職員浜野善行容疑者(34)を再逮捕、同容疑で同秋山務容疑者(34)を逮捕した。
調べでは、2人は9月30日夜、同僚の男性職員(32)を脅して同県大田原市の高級ステーキ店に同伴。「大田原牛」のステーキディナーを3人で食べ、代金計31万6500円を支払わせた疑い。
2人は「おごってもらっただけ」と容疑を否認している。
3人は校内の清掃などを担当。勤務歴が長い浜野容疑者が、おとなしい性格の男性職員にたびたび暴力を振るっていたという。(共同通信)

よくもまあ、10万円分ものステーキを食えたものだ。
私の馴染みのステーキ店は、フォルクスだ。誰でも一度は行ったことがあるはず。
ここは良い。
ヤングステーキは、200gで1,260円。安い。
奮発して、サーロインステーキでも、230gで2,730円である。リーズナブルである。
このフォルクスのサーロインステーキを10万円分食べるとすると、一回で8.4キロ食わなくてはならない。
いくら大食漢であっても、これは食えない。

そこで、大田原牛なるものをネットで調べてみた。
この「大田原牛」、何でも、「松坂牛」や「神戸牛」、「近江牛」といった銘柄牛と同じ血統の黒毛和牛である「とちぎ牛」の中から、年間30頭だけを厳選し、独自の肥育法で育てられた牛だという。
一年間でたった30頭! こりゃ高そうだ。

調べると、楽天で売っていた。椅子から転げ落ちた。
コピーに、「究極の和牛、まぼろしの大田原牛の輝くばかりの霜降り肉はしつこさがなく、口に入れた瞬間にとろけるように柔らかで豊かな風味が味わえます」とある。


■究極の和牛・・・大田原牛超BMS12ステーキ(ロース)
1枚(180~200g) 65,000円 (税込)

■究極の和牛・・・大田原牛超BMS12ステーキ(ロース)
1枚(180~200g) 44,000円 (税込)

■究極の和牛・・・大田原牛吟撰ステーキ(ヒレ)
1枚(160~180g) 33,500円 (税込)

■究極の和牛・・・大田原牛ステーキ(超吟撰完熟貴腐)
1枚(180~200g) 23,000円 (税込)

これらは生の肉であり、なにも加工していないが、一番高いものでフォルクスの20倍~50倍くらいする。恐ろしく高い。馬鹿高い。あきれてしまう。
肉というよりは、美術品だ。食べずに部屋に飾っておきたい。

ところで、清水の舞台から誤って落ち、仮に1枚 65,000円の肉を購入したとしても、これを焼くのは大変な気苦労だろうと思う。
気が小さい寸胴鍋などでは、無理だ。
「焦げ付かせたらどうしよう」、「味加減を間違えたらどうしよう」などと考え、1枚 65,000円の肉を手にして、うろたえ、台所を意味なく歩きまわるだろう。
そして、結局、決断できずに、肉を手にしたまま一週間経ち、高価な肉を腐らせてしまうのではないかと思う。

今回、事件を起こした連中は、自費ではとうてい食すことはできなかったのだろう。
そこで、おとなしい性格の男性職員を脅して食べた。
彼らの気の小ささは私と変わらない。

締めて、31万6500円也。
脅かされて泣く泣く金を支払った職員の心情を推し量ると、何とも言えない気持ちになる。
しかし、不謹慎であることは重々承知の上で、「どんな味だったの?」と聞いてみたい。



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ヘアスタイル
2005年11月08日 (火) 22:12 * 編集
若い頃には、「今日は決まっている!」と胸を張ったり、手櫛を入れながら「今いちだなあ」なんてことを気にしたものだが、最近は、髪型には頓着しない。

ソウル・道峰警察署は8日、自分が希望したヘアスタイルと違うとし、美容師を暴行したキム某(48)容疑者を暴力などの容疑で書類送検した。
キム容疑者は5日午後6時50分頃、上渓洞の某美容室で「俳優のチェ・スジョンの髪型と同じにして欲しい」と美容師チェ某(30歳・男)に注文したが、要求通りのヘアスタイルにならなかったという理由でチェさんの顔を数回に渡って殴った疑いだ。
キム容疑者は保険会社の営業社員で、顧客の中にチェ・スジョンが好きな女性顧客がいるため同じ髪型にしようとしたと話した。(朝鮮日報)

日本の美容室では「あの女優と同じにして頂戴」なんてことを言って、ヘアスタイルを指示する女性がいると聞くが、韓国では男でもこの手がいるのだな(日本でもこうした男子が一杯いるのかもしれんが)。

この男、保険の仕事をしており、女性顧客の1人にチェ・スジョンが好きな人がいたから、この俳優と同じ髪型にして欲しかったという。
その真意は保険を継続してもらいたかったのか。
あるいは、もっと口数を増やして欲しかったのか。
はたまた、実は、顧客以上の男女関係に移行したかったためか(下司な寸胴鍋はこの動機を支持する)。

ところで、彼はチェ・スジョンの写真を美容室に持参したのだろうか。
俳優は出演作品により髪型は変わるし、ましてや、一つの作品の中でも変わることがある。
この俳優もそうだろう。パターン的には、戦争映画に出ていれば短髪だし、現代劇であれば茶色の長髪である。
俳優の写真を美容室に持参しなかったとすれば、彼が美容師に「チェ・スジョンの髪型と同じにしてくれ」と依頼した段階で、客と美容師のイメージが大きく違っていたことも想像される。片方は短髪をイメージし、もう一方は茶色の長髪の出来上がりを想像していたのかもしれない。
掛け違えたボタンは戻らない。

また仮に、彼がチェ・スジョンの写真を持参して美容室に行ったすれば、その写真と美容室を出たばかりのキム容疑者の写真を見比べてみたいものだ。
キム容疑者は、要求通りの髪形にならなかったというが、たぶん、要求した俳優の髪型に近いスタイルになっていると思う。
しかし、いくら髪型が同じであったも、人の印象は同一にはならない。

舘ひろしのイメージに近ずきたい、たこ八郎が舘ひろしの髪型をまねても、舘ひろしにはなれない。舘ひろしの髪型をした、たこ八郎なのである。

髪型の似た両者の写真を見て、人の印象は髪型だけではなく、髪型の下に位置する顔の造形により大きく異なることを確認してみたいのだ。
自戒を込めて・・・。

ウム、だから、寸胴鍋は髪型に気を使わないのかな。



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