『寸胴鍋の秘密』
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docter with strong arms
2005年08月30日 (火) 23:44 * 編集
医はすでに廃れて、算術などといわれるが、これは、その域をはるかに超越し、武術に到達した。

国立病院機構「滋賀病院」(滋賀県東近江市)の30歳代の男性医師が、手術中に患者の頭部を殴り、5日間のけがを負わせていたことが30日、わかった。
同機構は同日付で医師を停職3か月の懲戒処分とした。
同機構本部の近畿ブロック事務所などによると、医師は今月1日、局所麻酔で手術中の患者が「痛い。手術をやめてくれ」と体を動かしたため、患者の頭部を拳で1回殴り、「じっとしておけ。黙っていろ」などと暴言を浴びせたという。
医師はその後、手術を中止し、副院長とともに患者と家族に謝罪。24日に、別の医師が改めて手術した。
処分された医師は「患者が体を動かすので、やめさせようと殴ってしまった。反省している」などと話しているという。(読売新聞)

患者は、90歳の女性だという。
彼女の恐怖を追体験するために、分かりやすいのは、歯医者を想定することだろう。

やっと自分の順番が来た。
私は、リクライニングを倒したイスに座り、天に向けて口を開けている。
マスクをした歯医者は、私の脇に座っている。
右手に例の歯を削る道具を持ち、口の中を窺っている。
「痛かったら、手を上げてくださいね」
「ハイ」
「じゃ、始めますよ」
医者は私の虫歯に道具を当てた。いやな音だ。いやな匂いもする。
歯医者は、やはり、いやだななんて、改めて思い始めたとき、医者の手が少々すべり、道具が歯茎に当たってしまった。
「痛い」
私は、思わず、口を開けたまま、叫んだ。
一瞬の間があったあと、医者は、マスクをずり下げ、
「痛かったら手を上げろと言ったろ」
「だまっとけ」と私を怒鳴りつけた。
こりゃいかん、怖い医者だなと思ったので、私は無言になった。
医者はおもむろに治療を再開した。
少しすると、また、道具が歯茎に当たってしまった。
私は、今度は「痛い」と叫ぶのではなく、無意識に医者から逃げるように体を動かした。
それを見た医者は、私の額の右側を拳で1回殴ってきた。
「痛かったら手を上げろと言ったろ」
「じっとしとけ」

この医師は以前から態度が横暴だと患者からクレームが寄せられていたという。
同事務所の太田憲宏・総務経理課長は「国立病院機構の理念として患者様の目線に立った懇切丁寧な診療を掲げており、今後このようなことが起きないよう、職員に周知徹底していきたい」と発言したという。
笑ってしまった。



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