『寸胴鍋の秘密』
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the real facts of the case 
2005年08月25日 (木) 22:46 * 編集
事件の真相。
私達は、ニュースの多くを新聞やテレビで知る。
事実と私達の間には、記者が介在し、それをマネジメントする組織がある。
事実を誠実に紹介すべき、こうした機能に変なバイアスが掛かると、事実の一部が隠され、真実を見えにくくすることがある。

例えば、この事件は毎日新聞によると、次のようだ。


大阪府堺市の飲食店駐車場でトラック運転手の男性(29)を乗用車ではねて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた滋賀県甲賀市の信楽焼陶芸家、大谷司朗被告(68)の判決公判が25日、大阪地裁堺支部であった。細井正弘裁判長は「立ちふさがる被害者に向け車を進行させた行為は危険極まりない」と述べ、懲役3年(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。
判決によると、大谷被告は04年11月14日昼ごろ、駐車場で女性を待っている際、男性が運転席の窓ガラスをたたいたのに驚き、車を発進させて男性をはね、腹腔内出血で死亡させた。大谷被告は公判で無罪を主張していた。

一方、あのZAKZAKだとこうなる。

駐車場でトラック運転手(29)をひき死なせたとして、傷害致死罪に問われた陶芸家の男の被告(68)に対し、大阪地裁堺支部は25日、懲役3年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。
細井正弘裁判長は判決理由で「前方に立ちふさがる被害者に向け車を進行させた行為は、短絡的で危険極まりない」と述べた。
判決によると、被告は昨年11月14日午後1時35分ごろ、出会い系サイトで知り合った女性と会うため、大阪府堺市のレストラン駐車場に乗用車を停車。
サイト上で女性になりすましていたトラック運転手が突然、運転席側の窓を拳でたたいたのに驚き、車を急発進させ運転手を右前輪でひき死亡させた。

毎日新聞の報道だと、被告と被害者の関係がまったく見えないが、ZAKZAKだと明確に理解できる。
毎日新聞の報道だと、女性と男性の関係がまったく見えないが、ZAKZAKだとはっきり分かる。
毎日新聞の報道だと、被告がなぜ被害者をはねたのかが分からないが、ZAKZAKだと良く分かる。
毎日新聞の報道だと、被告の驚きようが分からないが、ZAKZAKだと手に取るように分かる。

この事件に関しては、毎日新聞だけを読んだのでは、事件の50%程度しか理解できない。
「たかだか三面記事で大仰に」と笑う方もいらっしゃるかもしれないが、どんな事件、事故でも、報道とはこういう面が多かれ少なかれあることをあらためて認識すべきだ。
そして、記事を読んでも、何かすっきりしてないものを感じるとき、多くは、書き落としている事実や背景があるのだと思う。

ところで、この信楽焼の陶芸家は、けっこう著名な方のようで、ネットで検索すると作者名と共に作品の紹介も多くある。
毎日新聞は、なぜ、奇麗事で済ましたのだろう。



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