『寸胴鍋の秘密』
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technical innovation
2005年08月16日 (火) 22:38 * 編集
夢のテレビジョンの登場である。
15年後には凄いことになるかもしれない。楽しみでもあり、怖くもある。


総務省は五感を使って疑似的に臨場感を楽しめる立体映像テレビの開発支援に着手する。
情報技術関連の大手企業や専門家を集めた産学官の研究組織「ユニバーサルコミュニケーション産学官フォーラム」を年内に発足。2020年に実用化する目標を掲げ、国家プロジェクトとして日本発の技術革新を目指す。
総務省が目指す立体映像テレビは、
1)ハイビジョン並みの高画質の動画像を立体的に映し出し、360度自分の好きな視点から眺められる
2)映像にあわせて触感やにおいなども楽しめるなどが特徴。
例えばテレビショッピングでは商品をいろいろな角度から眺めたり、疑似的に触ったりできる。遠隔地の患者の診療など医療分野にも活用できるとみている。(nikkei net)

画期的な技術革新である。
ハイビジョン並の画質で3次元映像を再現できるという。
昨年、寸胴鍋もご多分に漏れず、ハイビジョンテレビを導入したが、相撲中継などでは桟敷席にいる観客の食べているおにぎりが、セブンイレブン製なのか、ローソン製なのかが分かるくらいの解像度がある(ちょっと大袈裟か)。こんな絵が立体で楽しめて、匂いも感触もありという。

もう、15年後に旅立つしかない。



「寸胴鍋の秘密」 2020年8月16日

昨週、ヨドバシカメラで買い求めた立体映像テレビが今日、我が6畳間に設置された。
50インチ程度でもかなりの金額となるが、どうせならと奮発し、140インチ相当のものを購入した。これならば、人間の大きさは全く同寸で三次元投影される。そこに人がいるように映し出せるのだ。
音響こそ、10年ほど前の9.1チャンネル・サラウンドであるが、十分だ。

まず、何を見ようか。
相撲にしよう。
BS1チャンだな。

こりゃ凄い。
俺の6畳間で朝青龍と千代大海が等身大で相撲を取っているぞ。二人ともでかいなあ。
二人の汗やマワシの臭いも漂ってくる。もう40歳になるというのに、朝青龍は意外とワキガが強い。
結局、勝負は朝青龍が土俵の外に千代大海を放り出し、勝ち名乗りを受けた。
千代大海が俺の前に転がってきたときのドスンという音が凄かった。思わず後ずさりしてしまった。朝青龍が強いのはワキガだけじゃなかった。
俺の6畳間は、大相撲夏場所になった。

だけど、心配だ。
国技館へ出かけて行く人は極端に減るだろうな。
まだ立体テレビの普及率が低いからいいようなもの、自宅に居ながらにして、桟敷も桟敷、土俵のすぐ前で観戦できるのだから。
わざわざ高い金を出してまで出かける人は少なくなるだろう。

まあいい、次は、何を見よう。
そうだ。サッカーにしよう。
イタリア・セリエAの「中村俊輔之助」の中継だ。中村俊輔之助とは、あの中村俊輔の子供である。天才プレイヤーは天才を育んだ。
えっと、WOWOWだな。

おっと、これも凄いぞ。
「中村俊輔之助」がなんと畳の上をドリブルしていく。彼の華麗なプレイが、俺の6畳間で続々展開される。
そういえば、今までの二次元のテレビ中継だと、サッカーのボールがどこにあるのかよく分からないときがあった。特に空に向かって蹴り上げたときなど、敵のゴールに向かっているのか、コートの外に向かっているのか分からない。
しかし、3次元になれば、まったく問題ない。テレビでも、試合会場で見ているように、ボールの方向を認識できる。

しかし、心配なことがある。
これも、観客が減ってしまうのではないか。
いや、大丈夫。実際、会場で見るときは、独特な雰囲気があるよという方がいるかもしれない。しかし、3次元映像で、臭い、9.1チャンネルのサラウンド付きである。
会場の独特の雰囲気だって、6畳間で十二分に再現できる。一見は百聞にしかず、まず、見て欲しいな。
一度でも見てしまえば、サッカー場に行く人は確実に減るだろう。

次は何を見よう。
料理番組にするか。
臭い付きといえば、料理番組だよな。
えーと、どこかのチャンネルでやっていないかな。

おおっ、まだ、やっていたのか。
「どっちの料理」。関口宏も三宅裕司も老けたな。
今日は、ビーフステーキと餃子の戦いか。
肉の焼き上がる臭い、餃子の匂い、そのほかすべての匂い、いや香りが、俺の6畳間に漂って来た。
こりゃ、たまらん。

しかし、問題発生。
食べられないのだ、俺は。著名な料理人が俺の6畳間で腕を振るって作ってくれるが、それをほおばれるのは、関口宏や三宅裕司である。
俺は見てるだけだ。匂いでは空腹感は満たされない。フラストレーションが高まるだけだ。
ええい、止めた。

次は何を見よう。

えっ?
アダルトは見ないのかって。
ああ、その類は、法律で見ちゃいけないことになっているんです。まあ、法律がなくても、私は見ませんがね。
紳士ぶるなって?
そうじゃないですよ。
だって、貴方の6畳間で始まっちゃうのですよ。あれが。それも、あなたの直ぐ前で。耐えられますか。
そうそう、法律で禁止されたのは、2018年に立体テレビの試作機ができた際に、技術者の一人がこの類の映像を見て発狂しちゃったのです。
彼は、立体映像テレビ用に開発された擬似感触手袋をして、三次元で映し出された女の子の肌の感触も楽しんでいたそうですがね。
そんなこんなで、アダルトの類は、禁止になりました。擬似感触手袋も、当面、販売中止となっています。
私だって、怖いもの見たさで一度は見たいと思いますが、一度でも見てしまうと、きっと技術者と同じように猿になってしまうはずです。

じゃ、いいですか。
双方向通信も突然入ってこられると困るよな。
えーと、次は何を見ようかな。



技術の進歩は私達に何をもたらし、私達をどのように変えていくのだろうか。
楽しみでもあり、怖くもある。


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