『寸胴鍋の秘密』
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致死量ドーリス似の19℃のロリータ
2005年10月05日 (水) 23:23 * 編集
篠原一という作家も知らなければ、「19℃のロリータ」という小説も知らなかった。楠本まきという漫画家も知らなければ、「致死量ドーリス」という漫画も知らなかった。
こんな輩には、事前チェックなどできない。


集英社は5日、同社発行の文芸誌「すばる」8月号(7月6日発売)に掲載された作家篠原一さんの小説「19℃のロリータ」が、漫画家楠本まきさんの漫画「致死量ドーリス」(1998年、祥伝社刊)と類似し著作権上の問題があるとして、6日発売の同誌11月号に楠本さんと読者へのおわびを掲載することを明らかにした。
おわびは「読者の皆様へ」と題し、読者から「19℃」が「致死量」に類似していると指摘を受け、検討した結果、「看過できる程度でなく類似しており」「事前のチェックが至らなかったことを深く反省」する、としている。
2つの作品はともに、主人公の「僕」と若い女性「君」の物語。自傷癖があるといった女性の造形や、「この部屋のエアコンディションは快適だ」「中途半端に破滅型」といった言い回しなど、複数の類似点が読者から指摘されていた。(asahi.com)

ウィキペディアによると、これは以前から盗作疑惑として話題になっていたらしい。なんと、本人は現在逃亡中とのこと。
ネットで調べると、ずばり、『篠原一「19℃のロリータ」盗作疑惑検証』なんていうサイトがあって、粗筋や言い回しなどについて比較している。
これを読む限り、盗作である。
確信犯であり、ごまかすために小手先で再構成したという感じである。

しかし、集英社の発表には盗作の二文字はない。いわく、「類似し、著作権上の問題がある」、いわく、「看過できる程度でなく類似している」。
この発表はなんとも看過できない。

ところで、「事前のチェックが至らなかったことを深く反省」するとあるが、年間、日本で発刊される漫画や小説の量はどのくらいなのだろう。すごい量だろう。
事前チェックをコンピューターを駆使して行うのではないとすれば、人の記憶に頼るしかない。
編集者は、結構な量の漫画や小説を毎日見たり読んだりしなくてはならないことになる。
仕事とは言え、好みではないジャンルにも気を配らなければならないだろう。
これは大変だあ。

先ほどは、「この発表はなんとも看過できない」なんて過ぎたことを言いました。
編集者の皆さん、ご苦労様です。
そして、作家の皆さん、自分の想像力を発揮して、作品を書きましょう。編集者の手を煩わせないように、盗作はやめましょう。
盗作しなくては作品が書けなくなったとき、そこで、あなたの作家生命は終わりです。チーン。



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石ノ森章太郎全集
2005年09月24日 (土) 23:25 * 編集
全部で500冊、「漫画世界遺産」だという。

「仮面ライダー」「サイボーグ009」などで知られる漫画家、故石ノ森章太郎さんの作品が初めて全集として発売されることが23日、分かった。全集は500冊に上り、漫画家としては史上最大。「漫画世界遺産」としてギネスブックへの申請も検討されている。
発売元の角川書店によると、54年のデビュー翌年に発表された「二級天使」から98年に亡くなるまでの作品が集められた。うち210タイトルは、初の単行本化。
来年2月から3カ月単位で12回、08年11月まで続く。1冊は256ページ。500冊分は23・296キロになり、JR中央線の東京~三鷹間に相当する。どの期を買ってもSF、ヒーローものから「HOTEL」など社会派作品まで網羅され、角川書店は「親子2世代でも楽しめる内容。あきさせないラインアップ」と説明する。
1期分は42冊入りで5万1450円、12期分で61万7400円。1期分ずつ買うのも可能(42冊の中から分売は不可)。店頭発売はせず、予約だけの限定販売となる。受注が始まる26日からhttp//www.ishinomori.comで詳細が確認できる。(nikkan sprots)

寸胴鍋は、熱狂的なファンではなかったが、「サイボーグ009」や「佐武と市捕物控」、マニアックなところでは「家畜人ヤプー」などを読んでおりました。
特に「サイボーグ009」は近所の漫画仲間の愛読書だった。皆、石ノ森のタッチを真似をした漫画をノートに書きあい、見せ合いしたっけ。

62万円と聞くと、凄く高額に思えるが、500冊である、1冊に換算すると1240円である。けして高くはないだろう。
06年の2月から08年11月までのほぼ3年間、毎月の発刊が楽しみだ。
毎月、1240円の出費を覚悟しよう。

ところで、記事にある、「500冊分は23.296キロになり、JR中央線の東京~三鷹間に相当する」とはどういうことかしらん?
いずれにしても、本棚の確保も必要になりそうだ。



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このミス
2005年09月20日 (火) 21:51 * 編集
凄いというか、怖いというか。
中一女子生徒が受賞した。


第4回「このミステリーがすごい!」大賞(宝島社などが主催)が20日、海堂尊さん(43)の「チーム・バチスタの崩壊」に決まった。賞金は1200万円。海堂さんは千葉市出身で東京都在住。
また、大阪市出身、在住の中学1年生水田美意子さん(13)の「殺人ピエロの孤島同窓会」が「執筆当時に12歳だったとは思えない構成力や筆力」を評価され、特別奨励賞(賞金50万円)を受賞した。海堂さん、水田さんはいずれもペンネームで、本名は非公表。(共同)

10年来、寸胴鍋は、「このミス」を購入している。年末の発刊なので、やや旧聞にはなるが、その年に出版されたミステリーの有効的な情報本として利用している。

ところで、水田美意子さん、12歳だったとは思えない構成力や筆力だという。
凄いというか、怖いというか。
さすが、ミステリーである。
さらに言えば、驚くべき「このミス(miss)」である。



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novelist
2005年07月15日 (金) 23:29 * 編集
時には該当者なしだったりするが、一度に二人の方が受賞することもある。だから、133回ということは、芥川賞作家と直木賞作家、少なくも、それぞれ133人以上は居ることになる。

第133回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考委員会が14日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は中村文則さん(27)の「土の中の子供」(新潮4月号)に、直木賞は朱川湊人さん(42)の短編集「花まんま」(文芸春秋)に決まった。

中村さんは愛知県生まれ、福島大学卒業。2002年に「銃」で新潮新人賞を受けデビューし「遮光」で野間文芸新人賞。3回目の芥川賞候補で射止めた。愛知県東海市在住。受賞作は親に捨てられ虐待を受けて育った青年を通して、暴力の根源を見つめる作品。

朱川さんは大阪市生まれ。慶応大卒。出版社勤務を経て文筆活動に入り、作家デビューから3年。2回目の直木賞候補で受賞した。東京都在住。受賞作は、大阪の路地裏に起きた不思議な出来事を子供時代の記憶として描いた。(共同)

芥川賞は純文学の中から、直木賞は大衆文学の中から選択されるということは知っていたが、先日、ラジオを聴いていたら、芥川賞は作品に与えられ、直木賞は作者に与えられるとのことであった。
従って、直木賞の場合、今後、その作家が今後も同程度の質の作品を書き続けられるかどうかの見極めが評価のポイントになるという。

冒頭にも見たとおり、芥川賞作家と直木賞作家、少なくも、それぞれ133人以上は居る。
勿論、既に亡くなった方も多くいるのだろうが、今現在も、現役でがんばっている作家はそれぞれでどのくらいいるのだろうか。
直木賞作家の方が多ければ、今まで選者の選択眼は正しかったことになろう。単純すぎるか・・・。



一日一読。一日一鼓舞。
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