『寸胴鍋の秘密』
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800M トラブル
2010年03月09日 (火) 21:43 * 編集

買ってから、2年半、800Mがペン軸のところから、ポッキリ折れてしまった。
写真を取れれば良かったのだが、慌てふためき、そんな配慮できず。

床に落とした、胸ポケットに入れ、満員電車で押し潰されたなんて、明確な理由があれば、納得もできるのだが、まったく理由が見当たらない。
職場でいつものようなぺんケースから出そうとした、キャップが空回りする変な感覚、外してみるとペン軸のところから二つに折れてしまっていた。

急ぎ、ネットで万年筆の修理を調べてみる。
ペリカン日本に電話で問い合わせてみる。
久しぶりにフルハルターの森山さんに電話を掛けてみる。

結局のところ、ペリカン日本に折れたペンを宅急便で送り、修理依頼をする。
「だいたい、8000円くらいでしょうか」とのこと。

翌日、ペリカン日本から、電話があった。
「保証期間中なので無償で修理させていただきますとのこと」
そう言えば、宅急便に同封したフルハルターさんの押印のある保証書に保証期間3年間と書いてあった。
2週間後、修理された800Mが届いた。

しかし、折れてしまった原因は何なんだろうか。
これが分からない限り、また、数年後、ポッキリなんてことがありうる。
今度は、確実に保障期間の外だ。

大事に使うことを心がけるしかないか。
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08年5月のペンとインク
2008年05月11日 (日) 19:14 * 編集
最近、持ち歩いているペンとインクの記録である。
古いスキャン機でコピーしてみた。

penink.jpg

実際の色より、かなりきつくコピーされているが雰囲気は出ている。
プライベート・リザーブのような濃い目の色もパンチがあってよいが、万年筆らしい表現は、やはりインクの濃淡が表現されるペリカンのターコイズの方だろう。
なお、原稿用紙は、満寿屋の103番。
クリーム色である。


■肉筆文字の訂正■

オウロラ ⇒ アウロラ




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823が来た
2008年05月07日 (水) 00:05 * 編集
数日前、フルハルターの森山さんから電話があり、大井町へ。
買い物のついでと、連れと同伴となった。連れは、最近、万年筆にのめり込んでいく『寸胴鍋の秘密』を知りたいようでもあった。

店内で寸胴鍋のために研いでもらった823を試し書きする。ニンマリ。
インクについてアドバイスをもらう。
「ブルーブラックを使いたいのですが、どのメーカーがいいですか」
「それゃ、パイロットが良いよ」
「最近出たパイロットのインクでも?」
「パイロットのインクを使って、不具合が出たら、大変だものね。このペンはインクを選ぶからね。パイロットが良いですよ」

「とりあえず、三ヶ月は使ってみてください。それでも、不具合があれば、相談ください」
店を去る前に掛けられた言葉は、前回のペリカンM800と同様であった。

帰宅途中、三越本店でパイロットのブルーブラック(70ミリリットル)を購入。
自宅に戻り、直ぐにインクを入れ、使い慣れたロディアに書いてみる。

823.jpg

これだこれ。
人それぞれ、万年筆の楽しみには色々あろうが、極太万年筆でのみ実感できるこの感覚はなんともいえない。けして細字では味わうことのできないものである。

この感覚をなんと表現すれば良いのだろう。
開放感か。
自由か。
自在か。
彷徨か。
或いは、咆哮か。

拙い、どのような表現を用意するにしても、一つ確かなことは、823コースニブは、書くことを大いに楽しませてくれる万年筆であることだ。




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万双のブッテーロダブル天ファスナー
2008年04月30日 (水) 21:00 * 編集
寸胴鍋は、2つの部署で仕事しているが、この4月から仕事が変わった。
正確に言うと、一つの仕事は以前の仕事に戻り、もう一つは、変わらず継続となった。
この異動により執務場所が二ヶ所になった。車で30分ほどの距離ではあるが、一日に数往復することもある。効率が悪いし、不便になったことも色々ある。

まず、それぞれの執務場所でPCが必要になった。
これは用意してもらったものの、辞書登録やらなにやら環境が違う。また、パソコンのメーカーは同じだが、OSやオフィスのバージョンが違い、微妙にややこしい。
また、筆記用具こそ、自分のものを持ち歩いているが、日付印やホチキスといった事務品諸々は、それぞれの執務場所で必要になる。

そして何より、難儀なのは持ち歩く書類が増えたことだ。
Aの執務場所ではAの仕事をし、BではBの仕事と言うわけにはいかない。
仕事には緩急がある。Aの仕事が忙しくなれば、Bの執務場所でもAの資料を持ち込み、Aの仕事に没頭することもある。
そんなかんなで、結局、AとBの仕事の資料を持ち歩くことになった。
一番困ったのは、バッグだ。今までのバッグでは資料が入りきらないのだ。
収納力のあるビジネスバックが必要になった。

今、ビジネスマンの9割近くは、ナイロンバッグを使用しているのではないか。寸胴鍋のバッグもそうだ。なにより軽いのが良い。
調べてみると、ナイロンバッグを多くラインナップした有名なメーカーがいろいろある。
TUMI、Apiana、Daniel&Bob、Felisiなどなど。
ナイロンバッグの定番は、TUMIだろう。値段は高いが、若者から中年まで多くの方が使用している。寸胴鍋も最初のうちは、26108や26114あたりに目星をつけ、店頭で手にもした。
しっかりした造りだし、丈夫そうだ。今のバッグよりは重いが、驚くほどでもない。
しかし、如何せん、使用している人が多すぎる。都心の駅などで、どんな鞄が使われているのかを気にしてみていると、大袈裟に言うと、乗降するサラリーマンの半分はTUMIを使っているのではないかと思われるくらいだ(これ見よがしに、TUMIのタグを着けている人がいるけど、あのタグは外して欲しいな)。
だから、新幹線で他人のTUMIを間違えて持っていったなんて話も聞く。

そんな折、連休前に伊勢丹のメンズ館に出かけたりするうちに、革製品のバッグが気になってきた。
寸胴鍋もナイロンバッグを使用する前は、革のバッグを使用していたが、ちょっと重くて手放した経過もあったが、やはり、ナイロンバッグにはない風合いや落ち着きがあってよい。

革製品のバッグを作っている会社もいろいろある。日本のメーカーだと、大峽製鞄、土屋鞄製造所、万双、HERZ、ル・ボナーなどなど。海外メーカーもあるのだろうが、そっちは、あまり興味がない。
今挙げたメーカーの製品達を実際に手にできれば良いが、それは不可能だ。それぞれの会社のホームページや鞄好きの方々のブログなどを頼りに自身の好みのメーカーとニーズに合った商品に絞り込んだ。

そして、今日、出かけたのはアメ横だ。
アメ横なんて何年ぶりだろうか。数十年は来ていない。
ここには、そんな遠く薄らいでいた記憶を取り戻してくれる活気がある。
潰れた声を荒げ、魚介類を売る若者、負けじと頑張るおやじさんたち、デパートで買うより9割も得だと息巻く、装飾品を売る男、中国語や韓国語で声をかける売り子達。
なんか、東南アジアにいるような気にさせる、元気がある町だ。

目指す万双は、駅から降りてそんな町を少し歩き、路地を入るとあった。
ホームページには、狭い店とあるが、実際、恐ろしく狭い。
先客が一人いたが、先客が店を出ないと次の客は入れない。

ところで、家を出る前に万双のホームページを確認すると、欲しい色のバッグは完売しており、予約をしなくてはならなかった。しかし、高い買い物をするのだから、色違いでも良いから、実際にブツを手にとって確認したかったので、予め、電話を入れたみた。
あにはからんや、欲しいバックは、全色揃っているという。在庫管理がホームページと店頭では違うという。
行って見ると、実際、店に並んでいた。

寸胴鍋が欲しいのは、ブッテーロ・ダブル天ファスナーという商品。
シモーネ・天ファスナーというシングルファスナーのモノもスマートで良いのだが、今持っているバックとほぼ同等の収納力のため諦めた。
また、ブライドル・二つマチダレスというダレスバックも大いに触手が伸びたが、資料を入れるバッグとしては、なんとも重すぎる。
それで、ブッテーロ・ダブル天ファスナーという選択。
これには、ブラックとダークブラウンとキャメルの3色があるが、黒のバックはいくつか持っているので、今回はキャメルが一押し。

手に持ってみると、思ったより軽い。
バッグの中は派手なオレンジ色であるが、店主に言わせると中のものが探しやすい色だという。そんなもんかいなと思いつつ、2つある収納スペースを見ると、一つにはパソコンが入るスペースもある。収納力はオーケーだ。
あとはどうだ。
形状、革の質感、色、佇まい、全てオーケー。文句はない。
清水の舞台なんてことはなく、悩まず、即購入。

帰り際、アメ横の町を歩いた。
アメ横というと、鮮魚や衣料品が主たる商いであるが、万年筆を廉価で売っている店も数店ある。
立花は休みだったが、シズヤ商会、ダイヤストア、マルイなどをウィンドウショッピングした。
マルイに置いてあったデルタのドルチェビータが買ってくれ、買ってくれとうるさかったが、現在、フルハルターにパイロット823を予約している身である、ここはじっと自制した。
アメ横に二時間くらいいただろうか。
カフェ・ラ・ミルという喫茶店で旨いホットコーヒーを飲んで、御徒町の駅に向かった。




さて、ブッテーロ・ダブル天ファスナーにより、今までのバッグより収納力は、1.5倍程度になったろう。

mansou1.jpg

資料の持ち運びには問題がなくなった。

mansou2.jpg

あとは、これらの資料を使っていかに成果を出すかだ。

mansou3.jpg

言い訳の一つは確実になくなった?



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カスタム823
2008年04月27日 (日) 14:13 * 編集
寸胴鍋の万年筆の熱は覚めやらず、現在、以下がメインラインナップとなっている。

ペリカンM800(3B)…ターコイズ・ブルー(ペリカン)
アオロラ・オプティマ(B)…レイクプラシッド・ブルー(プライベート・リザーブ)
パイロット・カスタム67(B)…極黒(セーラー)
ペリカンM205 スケルトン(F)…ロイヤルブルー(ペリカン)
ペリカンM400 ホワイトトートイス(EF)…レッド(デルタ)

M800とオプティマ、カスタム67の3本は、ペリカンのペンケースに入れ、M205とM400は、システム手帳に収めている。

システム手帳への記入は、もっぱらロイヤルブルーを入れたM205。忘れちゃいけない記載には、M400のレッドでマーキング。こいつはパソコンで打ち出した資料等の訂正にも使用している。
企画書等の立案にあたってのラフなスケッチ等は、オプティマ。正式文書への記入は、極黒を入れたカスタム67である。普段使いでは、M800の出番がやや少ない。
多少の浮気はあったものの、1月から4月まではこんな感じで使い分けてきた。

まあ、何が不満と言うのではないが、M800やオプティマなどを使い慣れてくると、カスタム67の軽さが気になる。
もう少し、どっしりした重量感が欲しくなった。
購入ターゲットはM800を購入したときから、気になっていたパイロットカスタム823(コース)しかない。

先日、8ヶ月ぶりにフルハルターを訪れた。
当日は生憎の小雨であった。しかし、そんな天気だからか、先客は誰もいない。
前回訪問したときに、823は試し書きしているので、粗方、分かっていたつもりだが、改めて用意されているメモ帳に書いてみる。
おーおー、これだ、これだ。
なんという字の太さだ。なんというペン先の滑らかさだ。
重量感もそこそこある。

コース以外のニブを選ぶ気はない。
悩んだのはボディ色だ。
カスタム823には、半透明な茶と黒があるが、フルハルターでは無色透明もラインナップされている。
茶色は渋くなかなか良い色だ。黒はあまり興味がわかない。無色透明は既にペリカンのスケルトンを持っているので印象がダブってしまうが、ブルーや赤のインクがペンの中で揺れて見えるのは、ペンに独特の表情をもたらしてくれる。インクの量は、ペリカンのスケルトンの比ではない。
茶は現在、在庫がなく、5月末まで待つことになるという。
悩んで末、結局、無色透明を選んだ。

調整に二週間掛かるという。
森山さんからの電話を待つことにしよう。



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ペン・クリニックで初診
2008年02月02日 (土) 21:23 * 編集
アオロラのオプティマを使用してから、一ヶ月ほど経つ。
書くときにペンが紙と擦れる際の感触と発生する音は、アオロラ独特のものだ。スラスラ書くというより、紙の感触を実感しながら、その書き味と音を楽しみながら書く感じである。

デザイン、ボディ色のボルドーは飽きることなく、素敵だ。
しかし、以前にも記したが、書き出しで掠れることがある。
また、書き続けるとインクフローが徐々に渋くなってくる。それにつれて、掠れる頻度も高まってくる。
万年筆を使う上で、これは気分が凹む。
一ヶ月集中して書き倒せば、状況は良くなるはずと書き続けてきたが、変わらない。

ネットでペンクリニックを探し、2月2日から3日、セーラーのペンクリニックがラゾーナ川崎の丸善で開催されるとのこと。ペンドクターは、川口明弘という方。

午前中、用事を済ました後、家を出た。
ラゾーナ川崎の丸善に着いたのは、午後1時少し過ぎ。
店内でペンクリニックの行われている場所を探すと、ペンクリニックの看板と共にペンクリニックの行われているテーブルを発見したが、誰もいない。
もう終わったのかと思ったが、テーブルの上に、「次の開催は2時からです」とのお知らせが置かれていた。昼食時間なのだろう。
受付表に寸胴鍋の名と万年筆の名称、不具合などを書き込み、店員に渡す。
店員は、あなたの前に2~3名の予約客がいますと言う。
丸善を出、こちらも昼食をとることとした。

ラゾーナ川崎には、ラーメン店が数店舗、出店している。
えるびす、ちばき屋、すみれなどである。
すみれは既に食したことがあるので、えるびすとした。
寸胴鍋は、トンコツラーメン、連れは、つけ麺を選択した。
店の名前は聞いたことがあったが、味は特筆すべきことはなく、平均的なものだ。立川にあるパワー軒のトンコツになれた者にとっては、まろやか過ぎるしパンチがない。スープはもっと熱い方がよい。つけ麺も試してみたが、味については同じ感想。

2時5分前にペンクリニックのところに戻る。
既に再開されていた。
テーブルを挟んで、川口ドクターと男性が座っていた。
男性の隣には椅子が一脚。
その後ろに順番待ちの人のために、2つの椅子が置かれていた。
それらにはまだ誰も座っていなかった。
セーラーの社員が居たので、寸胴鍋の名前を告げると、男性の横に座って順番を待つよう指示を受けた。
クリニックを受ける方々の横に座って、彼らの問診やら手術を見ることになった。

既にクリニックの始まっていた男性の方は、2本の万年筆を持参していた。
川口ドクターは、その男性と会話しながら、手術を施していく。
紙やすりのようなものでペン先を擦ったり、ペンチのような工具を使ったり、指先でペン先をいじくったりしている。
ドクターの前に置かれた紙に手術後のペンで書いたあと、男性の方におもむろにペンを差し出す。
男性は、ペンを受け取ると、サラサラと試し書きをする。
感激の声を上げたあと、嬉しそうにニコッと笑った。
手術時間は、10分くらいか。

次は若い男性。
デルタのドルチェのようだ。
彼の場合、クリニックはあっという間に終わり、試し書きしたあと、同じように笑顔で帰っていった。

次は、女性客。
差し出した万年筆のメーカーは分からなかったが、シャレたペンだった。
紙やすりとペンチを使用した診察が進む。
ドクターは、女性の使用しているインクを質問したあと、使用しているインクとペンとの相性の悪さを指摘したあと、ペリカンのインクの使用を勧めた。
診察時間は、5、6分か。
彼女も、安堵した顔付きで席を立った。

いよいよ、寸胴鍋の順番だ。
川口ドクターが、まず聞く。
「どうしました?」
オプティマを差し出したあと、「若干、掠れがある」「インクフローが渋い」「書くほど悪くなる」ことを告げた。
川口ドクターは、頷いたあと、あっという間に、ボディからオプティマのペン軸を外した。
次の瞬間、ペン軸からペン先を引っこ抜いた。
ペンチのようなものでペン先に力を加えた。
その後は、逆の順番で組み立て、ペンを元の形に戻す。
ペンを手に取ると、ペン先に紙やすりのようなもので、ふた擦り半。
「はい、どうぞ」と寸胴鍋にオプティマを渡してくれた。
その間、1分くらいだったろうか。

「魔術ですね」と寸胴鍋。
「そんなものじゃありません。」とドクター。
寸胴鍋のオプティマは、なんでも、毛細血管現象が上手く機能していなかったために、そのあたりを良くしたのだという。
川口ドクターの指はインクで汚れている。
一日、240本の万年筆を診断するのだという。

2月2日の診断時間は、午前10時から午後7時まで、途中、休憩が入り、実働は8時間くらいだろう。1本あたりの診察時間は、2分勘定だ。
寸胴鍋もニコニコして席を後にしたが、この日、200名近くの人が、小さな幸せを実感しただろう。
川口ドクターに感謝である。

帰宅して、じっくり、オプティマで書いてみた。
掠れはまったくなくなった。インクフローは、M800並みではないが、十分。
書き続けるとインクフローが渋くなることもなくなった。
凄いぜ。ペンクリ。



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バーガンディとホワイトトートイス
2008年01月05日 (土) 16:34 * 編集
はまり込むと止まることを知らない物欲の嵐。

正月、2本の万年筆を買ってしまった。
1本は、アウロラ社のオプティマ(Bニブ)。オプティマには、ブラック、ブルー、バーガンディの軸の用意があるが、寸胴鍋の選択したのは、バーガンディ。
もう一本は、ペリカン社のM400ホワイトトートイス。これは、システム手帳用なのでニブはEFを選択。
2本とも、青山の書斎館で購入した。本当のところ、細字のM400は金ペン堂で購入したかったのだが、正月休みなので断念。
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ペリカンM205デモンストレーター
2007年10月27日 (土) 22:21 * 編集
8月16日のブログにこう書いた。
これで、ブラックボディのカスタム67にブラックインク。
レッドのラミーサファリにレッドインク。
青縞ボディのM800にブルーインクのラインナップが揃う。

今、使用している万年筆達は、少し変わった。
レッドのラミーサファリは休憩時間に入り、代わりに使用しているのが、ペリカンのM205デモンストレーターである。
ほとんど品切れの状態であったが、通販のあるサイトで見つけ、購入した。
デモンストレーターは、透明のボディであり、スケルトンとも呼ばれる。
吸引式万年筆の構造やインクの状態が良く見える。
吸引式の万年筆にインクを吸わせるとき、ベン先だけインクにつけて吸わせても十分なインクを吸わないことが分かる。ペン軸まで、ざぶっと漬けて吸わせると十分な量を吸ってくれる。
たっぷりのインクは、万年筆に元気を注入したようだ。
そんなことが目で見て分かる。

さすがに鉄ペンなので、M800の書き味とは比べ物にはならないが、まずまずだ。
ニブはF。寸胴鍋にとって始めての細字である。
主に校正用に使おうと考え、選択したが、万年筆の面白みや味わいは薄くなる。
しかし、細かい字が書けるので、行間に字を書く、校正等には重宝している。
このペンに入れているインクは、ヌードラーズインクのカイエンというインクである。
真っ赤ではないが、渋い感じで良い。

さて、先にも書いたように、M800を購入してから毎日2時間くらい万年筆で字の練習をしていた。
正しい書き順を学び直すと共に、行書体にも挑戦し始めた。
なかなかそれっぽく書けないが、行書体の作法はだんだん分かってきた。

しかし、最近、仕事の方が爆発的に忙しくなり、自分の時間が少なくなってきた。今は、なかなか字の練習も出来ず、また、ブログの更新にもなかなか時間が割けない。
気付けば、もうすぐ、11月。今年もあと、2ヶ月だ。
まだ、2ヶ月もあると考え、もうひと踏ん張りするか。
インクをたっぷり吸わせた、M205デモンストレーターのように。


pen1.jpg

右側がM800。左側がM205。

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正しい書き順
2007年09月16日 (日) 16:34 * 編集
8月末にスーベレーンM800が自分の物となって以来、万年筆の素晴らしさを再確認している。
今まで主に使用してきたパイロットのカスタム67と比較すると、ペン軸は太く、重い。
カスタムの重さは分からないが、M800は29グラムである。
最初のうちこそ、やや重いかなと感じたが、今は、丁度良く感じる。カスタムの方が軽すぎると感じてしまう。
この重さと、フルハルターの森山さんの調整をうけたペン先のお陰で、筆圧をかけずに、ペン軸の重さで書くということを実感している。
ペン先は掠れもせずに、たっぷりのインクを紙に写していく。
ヌラヌラスラスラである。
なんとも心地良い。
字が上手くなったようにも思え、文字を書くのが楽しくなる。
勿論、会社にも持ち込み、議事録やら企画書などを書いている。仕事に対する姿勢も違ってくるから面白い(要は単純な男なのだ)。

ところが、このM800は3Bというニブだから、小さな文字で書くと、字が潰れてしまう。従って、ある程度、大きな文字を書くようになる。すると、書き方の曖昧な漢字が出てくる。小さな文字で書いていると誤魔化せるが、大きく書くとそうはいかない。
そんなかんなで、いくつかの漢字をインターネットで確認するはめになった。そんなとき、見つけたのが、「漢字の正しい書き順」というサイトであった。9月15日現在で、2310字の漢字が登録されていて、それぞれの書き順を動画で教えてくれる。

漢字一覧の中から気になる漢字を選んで、まず、自分なりに書いてみる。
次にこのサイトで紹介してくれる正しい書き順を見てみる。
悲しいことに、かなりの文字で違っている。
寸胴鍋は、まったく身勝手な書き順の持ち主なのだ。私だって学校で漢字を学んだのであるが、書き順なんてどうでもいいじゃないか、どんな書き方をしても、その漢字が書ければいいじゃないかというひねくれた児童だったので、書き順はまったくといっていいくらい自己流なのだ。

青、阿、田、女、有、内、馬、上、皮、無、酒、疑。

寸胴鍋の書き順が違っているものの、一例だ。
田や女、内などは、連れが呆れてしまった。

他にも、無、非、歯、試、舟、飛、耳、角、企、韓、料、離、恭、幾、成などが違っている。他にも多くありそうだ。

しかし、サイトで紹介してくれている正しい書き順で書くと、多くの漢字でバランスが良くなる。字が上手くなる。
どんな書き方をしても、その漢字が書ければいいじゃないかというのは、間違いだった。
ウン十年ぶりに大反省し、目下、小学生に戻って、漢字の再学習中である。



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表参道を歩く夏
2007年08月19日 (日) 20:44 * 編集
去年の反省もあって(?)、今年は、引きこもりの夏休みであった。
しかしながら、近場にちょこちょこ出かけた。

8月16日のブログに次のように書いた。
「その間、ブルーのインクを調べておくこととしよう。
いろいろなメーカーからいろいろなブルーが販売されているようだ」

フルハルターでのスーべレーンM800の調整に2週間は掛かるというが、手にしたら即使いたい。
そのためには、何はなくともインクだ。これがなくちゃ、書けない。
下調べをし、これと決めたインクを買い求めに、昨日、万年筆フリーク御用達の「書斎館」に出かけた。

原宿駅で下車して、表参道を歩いて目指す店に向かうことにした。
原宿なんて久しぶりだ。何年ぶりだろうか。
駅前の横断歩道を渡ると、人だかりがしている。見ると、スヌーピーばかりを集めた店である。

snoopy.jpg

早速、連れが捕まってしまった。
品物定めに忙しい連れをおいて、一人先に店を出て、看板を見ると「スヌーピータウン」とある。お客は、若い娘さんが多いが、寸胴鍋のようにお付き合いで連れ込まれたおっさんもチラホラ。
ところで、この店、今ネットで調べると、1999年4月の開店とある。
前回、私が原宿に来たときにはなかった。
つまり、今回の私の原宿訪問は、少なくも8年振りとなる。

スヌーピーの小物をいくつか買い求めた連れと表参道を歩く。
行き来する方々には、外国人が結構いる。
タンクトップ姿のスタイルの良い若い白人女性、犬を連れた白人の一家。
言葉から分かるが、韓国人や中国人の方。タイ語も聞こえてきた。
そんな人たちと一緒に歩く。

sandou.jpg

明治通りを横断して少し歩くと、表参道ヒルズがあった。

hills.jpg

冷やかしに入ってみる。
シャレた店が並ぶが、どれも私の購買意欲を刺激しない。
というか、向こうの販売対象者のレンジに入っていないのだろう。
早々に退散する。
表参道ヒルズも、ネットで調べると、2006年2月の開店とある。

1時近くになり、腹が減ってきた。
ヒルズの隣に、Cafe´ hors et dansというパスタ屋を見つけ、ランチを頼む。

cafe.jpg

ちょっと味にパンチが足りないが、まあまあ美味しい。
コーヒーはたっぷりの量で、旨かった。
今ネットで調べると、この店、ポッカの経営であり、2007年1月の開店とある。

さて、青山通りから骨董通り、そして、ちょっとした路地に入ると、目指す「書斎館」である。

shosai1.jpg


shosai2.jpg

ネットでは、休日はかなり混んでいると紹介されていたが、お盆休みのせいか、先客は誰もいなかった。
展示されている万年筆やインクやペンケースなどを連れと楽しむ。
昔の雑誌も展示してあった。蛍雪時代なんて懐かしい。
結局、購入したのは、プライベートリザーブのアメリカン・ブルーというインク。
ネット等で調べた寸胴鍋好みのブルーである。
ところで、この書斎館ができたのは、2001年4月。

さて、これでスーべレーンを待ち受ける準備はできた。
あとは、森山さんの調整を待つばかりである。

ところで、8年振りの原宿表参道。
この日、訪ねたお店は、全てこの8年間に出来た店であった。
「10年ひと昔」なんて、それこそ昔のことであって、今は、「5年ひと昔」なのかな。



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